
イラスト&テキスト Images and text by ©the Saber Panther (All rights reserved)
これは、私のオリジナル鉛筆画・古生物イラスト、『「ホモテリウム族のシミター型剣歯猫」 と 「パンダ亜科・アグリオテリウム族のクマ」の、激烈なる競合❗』の背景全体を除去し、アメベロドン・フリッキ Amebelodon fricki(シャベル牙ゾウ)の復元画部分をデジタルで画質強化したもの。
ただし、ここでは巨大種のコノベロドン・ブリッティ Konobelodon britti の復元画として、アップロードします。というのも、以下に解説するように、この種はもともとアメベロドン属に分類されていたため、サイズが大きく上回ることを除けば、形態的にはアメベロドン・フリッキと非常に相似していたからです。(あくまで試験的なアップロードです)
北米のアメベロドン属にはアメベロドン・フリッキ(肩高2.5m、体重5トン)とアメベロドン・フロリダヌス(現生アジアゾウよりも小型)の二種の他に、ブリッティ種という巨大種も分類されていました。ブリッティ種は近年、他のアメベロドン属種よりも進化型の歯形態を持つことなどを根拠に、コノベロドン(コノベロドン・ブリッティ)という新属に分類され、のちには、中国産のアッティクス種と北アフリカのシレナイクス種もコノベロドン属に加えられています。
北米南東部産のコノベロドン・ブリッティは既知の大腿骨と脛骨の寸法がコロンビアマンモスと同等であり、よりロバストな骨格でもあることから、推定体重はおよそ10トンと見積もられています(アメリカ大陸史上最大級の陸獣の一つ)。
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