★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「パリ、恋人たちの2日間」

2013-02-07 18:29:29 | 映画
家にいて、なかなか映画を見よう・・・ってならないんだけど
(映画館には気楽に出かけていくのに、家ではなかなか2時間テレビを見る勇気がわかない)
あまりにもたまってしまったので
ちょっとずつ消化していくことに。

ジュリー・デルピー監督主演、アダム・ゴールドバーグ共演。

午前中からお昼にかけてみたんだけど、
その後Dlifeで「フレンズ」やってて、
ちょうどアダム・ゴールドバーグがゲストだった!
偶然。
「愛病」でジョーイがお金を手にしたのでチャンドラーとシェアしていたアパートを出てしまい
チャンドラーが迎えた新しい同居人がアダム。
すっごく不気味な変人。
ま、それは関係ないけど。

ちょっと偏屈な、というか、若干変態っぽい雰囲気のアダム。
今作では“パリのアメリカ人”を演じる。
いかにも・・・って感じのニューヨーカーで
除菌が大好きだったり、
古いアパートのカビが許せなかったり、
おそらく、アメリカでは尖っているインテリアデザイナーだけど
フランス人の“自由さ”の前には降参、って感じだった。

フランス人、万歳。

どこもかしこも美しく、そして“汚れ”ている。
人々が一筋縄ではいかない。
“良い人”と思われることを完全に放棄している感じだ。
一番大切なのは絶対に愛なのだ。

2年間も仲良く付き合い、
イタリア旅行をしてきたジャックとマリオン。
まさかフランスにきて、こんな別れの危機が訪れようとは思わなかっただろう。
人の関係なんてあっという間に崩れるものだ。
色々言い訳はつけるけど
一番の理由は“はずみ”なのかもしれない。

はずみで別れてしまっても、その後なんとか生きていけるし、
はずみでヨリが戻っても、その後長いこと仲良く続けていける。
その違いってなんなんだ。

男女の関係に原因もへったくれもないのかも。

嫌いな面をあげつらい始めれば、それはどんどん出てくるし、
逆に好きな面を考え始めても、けっこう出てくるだろう。

朝、クシャミで起こされてムカついても、
それでも他の誰かのキスより彼のクシャミが好き。

そんな些細なことが大事なのだ。

ということで
フランス人が何より自由を大事にしていて
結婚なんていう制度にとらわれないことは知っているけど
結婚に縛り付けられるのも良いのかも。
男女関係って良い時と悪い時があるから
最悪な時を乗り越えて、けっこう良い時期も来るかもしれない。
悪かったら気楽に別れちゃうと、
その先の成熟は無いものね。

上の写真のジュリー・デルピーさん、
レオナールっぽいカフタン(ワンピース?)がとっても素敵。
35歳、っていう微妙な年齢を、上手く大人にしていました。

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