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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「マンハッタン殺人ミステリー」

2013-07-30 07:27:34 | 映画
79年「マンハッタン」から14年後。

ウディ・アレン、いろいろあったけど、
本筋はぶれず、どんどん洗練されていっている感じが伝わる。

こんなしょうもない話で、
とんでもなくドタバタなんだけど
奥行が深い感じや
都会的でしゃれた感じを出せるのは
さすがだ!と思う。

ダイアン・キートンがあのかわいらしさを出せるのは
やっぱり年齢を重ねたからで
ウディ・アレンとの私生活での関係も
良い意味で作品に反映されている。


常識あるいい大人が
突然なにかにハマってしまう。
なんだか生活が一変、
生き生きしていくのが自分でもわかる。
夫以外の男に告白されちゃったり、
刺激が刺激を呼ぶ感じだ。

でも、それもずっとではない。
したり顔の、一枚上手な女があらわれ
主役の座を奪っていきそうになる。

そこが面白い。

この映画は様々に見どころがあると思うけど
シウとしてはやはり女性目線から、
アンジェリカ・ヒューストン演じるマーシャが男たちにちやほやされて
“自分の事件”を持っていってしまいそうになるシーンが面白かった。

それと
ミスター・ハリスが
最初は切手蒐集が趣味の気のいいおじいさん、っていう体だったのが、
なんだかどんどんマフィアのようになっていくのも楽しい。

ウディ演じるラリーと
アラン・アルダ演じるテッドの関係。
仲が良いけど
お互いに心の中ではダメ出しをし合っているような、
まったく違うタイプなのにライバルな感じ。
そういうの、よくあるよね。

災い転じて、福となす。

まさに夫婦関係はそういうことがある。
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