とよぞうのblog2

「くう・ねる・遊ぶ」が好きな貧乏無閑な主婦→気ままな独身貴族のとよぞうが徒然なるままにオススメや雑感を綴っておりまする。

東海道のほぼ輪行の旅1日目:日本橋~湯河原

2007年08月28日 | 遊ぶ:歴史散策・旅

ども。。久々の更新です。。
旅行からは無事に帰還後、お盆明けは休出までついてきたのもしんどかったのですが、
プライベートで“おばちゃま達による、おばちゃま達のための、おばちゃま達のイベント”準備に幸か不幸かヒヨッコ扱いされつつ友人らと共に巻き込まれた怒涛の1週間でした。。
ぼちぼち記録のために更新しまする。

さて、行ってきましたよ、東海道@歴史的酷暑の8/12~16。
愛車で。
わざわざ青春18切符を購入後、中央線で八王子から東京駅に電車で出てから、
自転車で日本橋から出発するおバカぶり。

 
これにヒップバッグ程度の荷物で済むのは着替えが少ない夏ならでは。
そのため、暑いのはあまり得意ではないながら、夏や南国の旅の方が乗り気な私。


で、出発早々、逆走し気づけば両国橋に到着するも、
暑さで写真を撮るゆとりもなく、再びUターンして、銀座~新橋~田町と抜け、
第一の宿・品川へ
 
  

現在の京急北品川から青物横丁まで、掲示板を作ろうとしたり、マスコット“おしなちゃん”が登場したり、商店街のポールに品川宿と入ったり、シャッターに浮世絵を描いたりと努力が見受けられました。

で、早くも暑さの中無理をしないようにしよう、鈴ヶ森を経由せず、大井町からで川崎に移動。
今年は前厄ということで、川崎大師に行こうかと思っていたのです。

仲見世も立派な門前町の風情がつづく、
川崎大師(正式名:真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺)到着し、散策。
   

と、書くとかっちょいーのですが、
とか、
中身と袋がバラ売りのお守りとかも発見。
さらに、行ってみて“年令早見表”なる表を見たら、前厄はどうやら来年みたいと分かり、
びみょうな気分になったこともあり、お守りを買わずに退散し、駅にUターン。

当初の予定では、再び藤沢などで降りて、時宗の本山なるお寺に行こうかとも思っていましたが、
暑さの中、日も傾いてきたので、そこそこ藤沢はアクセスが良いと言い訳し、温泉と海の幸を目指し、
本日の宿泊地・湯河原へ

お盆時でも8500円とコストで選んだら、パフォーマンスがイマイチ。。
温泉があったのと、朝ごはんが部屋食かつボリュームたっぷりだったたので
おにぎりを作って昼食までまかなえたのが救い。

なんせ、
賀来千賀子??のシールがついたままのポットはカワイイもので、
布団や浴衣の帯がジメっとしていたり(・・・寝巻きを持参し、よかった・・)、
お子ちゃまが上の階でバタバタするとホコリが落ちてくるのは、私でもちょと_| ̄|○。
そのため、翌日は早朝出発と相成りました。

<おまけ>
東海道というより、輪行初日の感想としては、意外と自転車に乗っている間は風があり涼しいのが救い。
ただ、輪行初心者ゆえ、輪行袋を開いたり、締めたり、自転車の収納に時間がかかるし、
たためるとはいえ、ロッカーに収まらない旅行荷物も含め20kg弱にも達する大型荷物を持っているので、
ラッシュ時を避けるなど身一つとはいかない点が難点かと。


行ってきまーす

2007年08月12日 | 遊ぶ:歴史散策・旅

メーカー勤務の数少ない特権、お盆のロングバケーション
かつ、今年は九連休

とはいえ、
・円安の中での繁忙期
・学生時代の奨学金の一括返済
により、海外を断念_| ̄|○。

学生時代並みの滅多にない休暇を棒に振るのも惜しいので、
電車などを使いつつ、東海道五十三次の旅なぞに出かけてきまする。


諸々の本

2007年08月08日 | おススメ

連日暑い日続きで、眠りが浅いため、本をガンガン読めてしまう日々。
ということで、読んだ本の中からいくつかご紹介。
あと2日がんばれば、夏休み。楽しみ、楽しみ。

宮部みゆき『火車』新潮文庫
ちょろと読んだことのある、『ブレイブストーリー』の印象が強すぎ、ファンタジー小説のイメージが強く、あまり読んだことがなかったものの、展開がリアルでかなり面白かったです。
展開が気になって、会社の休み時間も使って読んでしまいました。
松本清張の『点と線』が好きな人にはお勧め。

湯本香樹実『夏の庭-The Friends-』新潮文庫
自分が経験した体験とは違うものの、小6の頃の夏休み、好奇心、感受性を思い出させてくれる、
ノスタルジーを感じさせる本。
夏に読んだから、ヒトシオなのでしょう。
・・・自分が小6の時出会っていたら、国語の苦手意識は少しは緩和されたかも、
とも思いました。

森見登美彦『太陽の塔』新潮文庫
ポスト『東京タワー』というキャッチコピーに引っかかり購入。
単なる失恋回顧録と言ってしまえばそれまでですが、
京都の“へもい”雰囲気の学生の生活が独特の表現で随所に出ているので、楽しめました。
・・・ただ、“不思議ちゃん”とされているキャラの「水尾さん」に近い自分がいて、アイタタタな気分ではありましたが・・・。

菊池良生『神聖ローマ帝国』講談社現代新書
大学受験の時に、超大雑把な流れでしか把握しておらず、オットー1世、カノッサの屈辱など、バラバラな出来事別にしか神聖ローマ帝国の存在を理解しておらず、体系的に勉強していなかったので、お勉強。皇帝・教皇の強烈なキャラクターの中で、現在のヨーロッパ内の国民国家が萌芽してくる様子が面白く、ヨーロッパ史の整理に役立ちましたです。

白洲正子『近江山河抄』『西国巡礼』講談社文芸文庫
歴史・古典・文化への造詣の深い筆者による、近江ならびに、西国三十三霊場めぐり。
学生時代に醍醐寺や那智をはじめ、西国三十三霊場をちょこちょこ行っていたので、この寺院にはこのような背景があったのかと思い出して読めた一冊。
ただ、白洲正子氏の本は(この世代の方には基本教養なのかもしれませんが、)ちょろとでも歴史・古典の素養がないと、読みにくい感があり、勢いで買ってしまった、『世阿弥』『明恵上人』はちょと厳しかったです・・・。

<おまけ>
井上靖『風林火山』新潮文庫
大河ドラマの原作ということで読んでみたものの、ずいぶん雰囲気が違いましたです。
個人的には大河ドラマの方が楽しめるかもでした。
『敦煌』『天平の甍』がきっかけで、歴史小説にハマったものの、どうもこの2冊以外は井上靖は正直苦手かも。。。本作をはじめ、『額田女王』『蒼き狼』あたりからどうも読み込めないのは女性の描き方が中途半端な感じでどうもあんまり好きになれないからなのでしょうけど。。