仔象のバフィーは旅に出ると決心した。
「まずは荷造りをしよう。
これとそれとあれを持って行こう。」
ドアを出て一歩二歩三歩と慎重に踏み出した。
「あ、」
家に走って戻った。
「これとそれとあれも持って行こう。」
ドアを出て一歩二歩三歩と気を取り直して踏み出した。
「あ、」
走って戻った。
「これとそれとあれも忘れた。」
ドアを出て一歩二歩三歩と今度こそはと踏み出した。
「あ!」
その場で転んでしまった。
すぐに起き上がって四歩目を勢い良く踏み出した。
「あ!」
また、転んでしまった。
すぐに起き上がろうとしたが、
荷物が重すぎてなかなか起き上がれなかった。
「あー」
バフィは疲れた。
その場で休んでしまう。振り返ると、
すぐ目の前にドアがあった。
「えーん」
バフィは泣いた。
バフィはずっと泣いていた。
そして太陽が沈むころ
荷物をすべてその場に置いて
走って麒麟のソネに会いに隣町まで行った。
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これは自分に対する皮肉たっぷりの小物語です。
「まずは荷造りをしよう。
これとそれとあれを持って行こう。」
ドアを出て一歩二歩三歩と慎重に踏み出した。
「あ、」
家に走って戻った。
「これとそれとあれも持って行こう。」
ドアを出て一歩二歩三歩と気を取り直して踏み出した。
「あ、」
走って戻った。
「これとそれとあれも忘れた。」
ドアを出て一歩二歩三歩と今度こそはと踏み出した。
「あ!」
その場で転んでしまった。
すぐに起き上がって四歩目を勢い良く踏み出した。
「あ!」
また、転んでしまった。
すぐに起き上がろうとしたが、
荷物が重すぎてなかなか起き上がれなかった。
「あー」
バフィは疲れた。
その場で休んでしまう。振り返ると、
すぐ目の前にドアがあった。
「えーん」
バフィは泣いた。
バフィはずっと泣いていた。
そして太陽が沈むころ
荷物をすべてその場に置いて
走って麒麟のソネに会いに隣町まで行った。
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これは自分に対する皮肉たっぷりの小物語です。