「こんな日、こんな時」 2005/11/08
まん丸と太ったグレープフルーツ。
所々、斑に赤み帯びているから
ひょっとすると、ひょっとしたら
ピングレ、ではないか。
こんな日に限ってヒールを履いてる私。
突き刺さって抜けないよ。
ブスって刺さるたんびに柑橘系のいい香り~。
よし、
思い切って脱ぎ捨てよー。
こんなところで
体力を消耗している場合ではない。
黄色の緩やかな下り坂。今度は靴下ですべるよ。
よーし、裸足だ!ちょっとぬるっとするのは何でだ?
わー、急にオレンジの上り坂。むしろ壁。
ここをのぼるためには爪をひっかけるしかない。でも。
爪になんか挟まるかんじきらい。あとで黄色くなるのもやだ。
あー、もー、そーこーしてる暇はない。
あといくつ越えなければならないのだろうか・・・。
「あたらしいブーツ」 2005/11/08
あたらしいブーツ
ウエスターンブーツ
一歩 かつん
二歩 かつん
歩くたんびに私は鳴る
晴の日のブーツ
ご機嫌なブーツ
一歩 かつん
二歩 かつん
どこまでも私は鳴りつづける
雨の日のブーツ
涙こらえるブーツ
一歩・・・
二歩・・・
鳴らずに雨宿り
私が錆びてしまう