湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

花冷え?/2度目の避難/おすすめ情報源

2011-04-20 16:35:20 | 原子力緊急事態宣言の下で(2011年3月~)

なんだか絶不調。
先週来だましだましやってきたのだけれど、ついに。

いま、妹がつくっておいてくれた
ガーリック入りアボガドパスタを食べて
やや持ちなおしたところ。

その妹はきょう幼児をつれて2度目の関西避難へと発った。
3月11日の原発事故の直後に避難していたのが、
どうしても職場に戻らなければならない事情ができて
新年度にあたり急きょ北関東の自宅へ帰っていた。
いま、つかえる制度をつかいまくって、2度目の避難中。

まず湘南へ、それから関西へ。
妊娠中の彼女はそこでしばらく心身をやすめ、
今後の方針を決めていくことになるのだろう。

地震と津波という天災を引き金にして起きた
深刻な原発事故という人災は、いつ収束するやも知れない。

目に見えず、味も臭いもないけれど毒性のつよい物質が、
浮遊し付着し、降下し沈殿し、生体で濃縮されていく。
生体の外から中から、細胞のDNAを切断しながら。
切断されてもなおるDNAもあるけれど、
うまくなおせない場合や、なおらない場合もある。
そのまま異常な形になってしまった細胞や
死んでしまった細胞が、発がんなどの原因となるといわわれる。

あまりの過酷状況ゆえに、
感覚や思考を停止して、とりあえず今いっとき身を守ろう
としているかのような声もあるようす。

そんななか、
記録にあるかぎり人類が初めて招来してしまった前例なき過酷な日々に
妊娠中に直面させられる身の心中を察すると言葉をうしなう。

放射線によってうける健康への影響は、妊娠中の女性や子どもほど大きい。
我が身もシンドイ「今いっとき」に他者の未来がかかる、
そういう女性が東日本のあちこちに、きっとまだたくさんいる。





おすすめの関連情報源:
1)『週刊金曜日』 http://www.kinyobi.co.jp/
 4月8日号「特集:原発震災と放射能 子どもを守りたい」
 →雑誌なので、購入しておけば
 避難先などでネット通信環境が整っていなくても参照できる。

2)日本産科婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/
 「大気や飲食物の軽度放射性物質汚染について心配しておられる
 妊娠・授乳中女性へのご案内 (続報)」4月18日付
 http://www.jsog.or.jp/news/pdf/announce_20110418.pdf
 →妊娠中や授乳中の女性に特化した情報。状況の変化に応じて続報も。

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