湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

鎌倉・美鈴「蝶の谷戸」/山椒・春もみじ・ドウダンツツジ・苧環:3.11おさまらぬ地で

2011-04-17 22:35:49 | 湘南:美鈴(鎌倉)

そろそろ木の芽どき? 
あわい期待もあってウロウロしてみたら、やはり。



思いがけず花もつけている。



ここの枝が花を咲かせるのは
記憶にある限りはじめてのような。
よく眺めてみた。







いつか琵琶湖のほとりでひろった野生の胡桃も芽吹いている。



播いたあとはほぼ完全放置なのに
それでも春がくるたび新芽をつけるから律儀だ。

春もみじの陰影と





満開のドウダンツツジを眺めつつお茶をいれた。



鎌倉の和菓子処・美鈴の4月の菓子「蝶の谷戸」が到来したから。



これが今月の歌。



   もろともに聞きとむるべし とうとうと
   樹木は春の水あげてをる        方代


春の樹木に耳をつけると
とうとうと樹を流れる水の音がきこえるらしい。



まだ見ぬ蝶舞う春の谷戸を
愛でる心地で菓子をいただく。



いつしかすっかり湘南で根をはった
珠洲由来の苧環(おだまき)。



弱々しげで可憐な佇まいながら、たくましく凛と咲く。
蕾ふくらむさまは



希望をたたえるかのよう。
3.11おさまらぬこの地で、にもかかわらず。

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