本日未明、中電が予定地海域にブイ設置：上関原発計画

１０月２９日未明、
上関原発建設予定地の海の埋めたて工事区域をしめすブイ9基のうち、
まだ設置していなかった残りの7基を、
中国電力が設置した、というニュースが入ってきた。

　　　関連記事　
　　　祝島島民の会ブログ「緊急連絡　残りのブイ7基が設置されてしまいました」
　　　http://blog.shimabito.net/
　　　中国新聞「【速報】上関原発、ブイ設置終了　中電、別の場所から搬出」
　　　http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910290187.html

今後も理解を得る努力を続ける、と中電はいっていたようだけれど、
中電のいう「理解」って、いったい何なのか？
中電は嘘つきなのか、それとも別言語の使用者なのか？

別言語の使用者ならば
広辞苑などをよく読んで言葉をつかってもらいたいし
「中電語辞典」でもつくってもらいたい。
最大限に好意的に解釈したとしても、
こんなdiscommunication（話が通じないこと、相互不達）のままで
原発立地をすすめていいとは思いがたい。

はじめて珠洲にいって原発立地の現実を目のあたりにしたとき
こんな世の中に誰がした？　と、やるせなさと憤りを覚えた。
「いい大人」になったいま、その問いをナイーブに発することはもうできない。

なんでこんな世の中なのか？
ひとつひとつの事象に一喜一憂することなくそれを問いつづけ、
「こんな世の中」を少しずつでも変えていきたい。