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人は苦しむために生まれてきたとしても・・・

あなたとならば、きっと見つかる一輪の薔薇

原初でも知の最前線でも

2009年04月13日 | 人物
昨夜のNHKスペシャル「ヤノマミー・奥アマゾン・原初の森に生きる」後半30分を見ました。衝撃でした。久しぶりにしたたか飲んでいましたが、酔いもさめました。

下半身を覆っているだけで、以前 裸族と言われていた人たちではないかと思う。ハンモックがベッド、女は妊娠して出産が近づくと、多くの女とともに森に入り立って出産する。

大地の上に産み落とされて 灰色の臍の緒をつけたままの赤ちゃん。後産で胎盤が出るまでに母親は育てるかどうか決める。それまでは赤ちゃんに触れる人はいない。

現代的に云えば婚外子のこの赤ちゃんのへその緒は切られ抱きあげられる。そこにいるすべての女は赤ちゃんを連れた母親とともに笑顔で森をでる。

乳幼児死亡率が高いことや、生産性の低い社会だということもあるのだろう。半数しかお母さんに抱き上げてもらえない。

16歳と11歳のカップルの赤ちゃんは“精霊に返された”(ここでは育てないことをこう表現する)胎盤とともに葉っぱで包まれ白アリに与えられる。その緑の小さな包みだけが映像化されている。周りの女たちの落胆と失望の顔。祖父母や他人が育てることはないらしい。

新生児が以外な生命力を与えられて生まれてくることは、日本でも時々起る事件で知られている。きっと日本でも昔あったように胎盤が顔に乗せられて、生まれたばかりの命は断たれるのだろう。

しばし呆然、でもこれを見たかったのではない。BSに替えた時は少し始まっていたETV特集「鶴見俊輔・戦後日本・人民の記憶」戦後の日本で一世を風靡した人々に送った“悼詞”未来へのメッセージと番組欄にはある。

私は、母親と息子・姉弟など家族の問題としてこの人を見ることが多かった。家のお菓子(ゴーフル)を盗み食いする5歳の息子を咎めて、体を震わせて涙ぐんで一緒に死のうと迫る美しい母親。

単に世間知らずというのではなく息子の性欲の捌け口まで配慮するのだもの子供だってたいへんだわ。姉和子の存在がなければ、この人の資質だけでなく存在さえ危うかったのではなかったかと思う。

人間としての幸福ということは直接には語られないけれど、直前にみたものが頭から離れないので、否応なく考えはそこへ行く。五度も繰り返される自殺は“知”が生きる助けにならないことを語っていると思った。

質の問題を言いだしたら切がないけれど、“生命の中断のない世界”を目指したい。命をかけて主張しなければならないのは、矛盾しているようだけれどこのことだけのような気がする。
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藤原紀香の離婚

2009年04月03日 | 人物
「太陽」1996年2月号の特集は「白州正子の世界」と題され「その美しい人生の軌跡」の副題が付いている。先生からお借りしてきたものだ。その中の「白州正子という人生・アルバムで見る半生」を興味深く見た。

大磯にて・新婚当時の白州次郎と正子19歳(1929年)の一枚を見ると
<そこへ忽然と現れたのが白州次郎である。「一目ボレ」というヤツで、二十五歳まで遊ぶことも勉強も目の前から吹っ飛んでしまった。(後略)>とあります。

19歳の女性のすべての思いがこもった表情と全身から その気持ちがどんなもので どれほどのものであったか、痛いほどわかるのです。夢中の愛です。この夢中の幸せは長男の出産まで続いて、やっと解放されるのです。

<一方次郎は、夫婦円満の秘訣を問われると「一緒にいないこと」と得意のジョークを放つのを常にしていたという。>実際になじみの店は同じでも夫婦そろって利用したことはないと書かれています。

それ以後の写真は、美の世界の住人となった 一人での写真が続きます。見るだけで見通してしまう眼力を持って生まれてきた人が夢から覚めて見た現実がどういうものであったか、少し人生をやった人なら、感じる筈だと思わせる写真ばかりとなります。無名時代の車谷長吉をいち早く認めたのも納得です。

2008年2月の文芸春秋「ドキュメント・見事な死」の中に「白州正子・母の理想の死に方」という題で長女の牧山桂子さんの一文があります。

その最後に<母は私の主人に「次郎さんもあなたのようにしてくれたら私もこんな風にはならなかったのに」と普通の家庭を築いた私を羨むように話したことがあったそうです。決して口には出さないけれど、母もどこかで私のことを認めていてくれたのかも知れません。>とあります。

この文芸春秋には昭和の美男50に選ばれた白州次郎に寄せて親戚の麻生太郎がおじちゃまと呼んで談話を文にしたらしいのが載っています。

二人連れを目撃したらお勘定が払ってあって<つまり黙ってろということさ。教えよろしく女性問題で大過なく来れたオレだが、まだあの域には達していないな。>で結ばれています。他のことも学んでほしかったですね。

藤原紀香の離婚についての厳しい意見を聞いていろいろ思うところがありました。数年前ですがカシオ本社前で撮影中の彼女を見ました。輝いていましたよ。好みではありませんが、ピカピカでしたよ。

今度のことで、美人でお金持ちだと、それだけで苦悩が軽く見られるのだと気の毒に思いました。言っても言わなくても、苦悩を毛ほども見せないのもその人の人生観と美学だと思うのです。

自分が生きていくための 相手との距離が結婚という枠を出たのであれば 離婚しかないように思うのです。懸念を口にした彼女を、「疑ったな!謝れと!」暴力をふるったということは、彼はこの結婚がどういうものか分かっていたんだなあ~と、思うのです。

お笑い芸人でも妻を笑わせる余裕はなかったのだと思うと、ちょっと笑います。
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目がうるさい

2009年03月22日 | 人物
2008年2月特別号の「文芸春秋」何が目当てで買ったのかしら、記憶にありませ~ん。これは読んだというのも一つもない。

処分前にパラパラして良かったです。結構オモシロイです。きっと何かあってそのままになったのです。その頃ソレドコロジャナイ事があったに違いありません。思い出すのは止めましょう、キケンだと警報が鳴っています。

グラビア&大アンケート「昭和の美男」・ 年寄りが言っていましたっけ“目の保養”って。

特別企画・「昭和の美男」のグラビア1頁目は石原裕次郎3位です、ただし一枚だけ。長谷川一夫1位(ダントツです!しかも男性票で)と上原謙2位は2ページに渡っています。上原謙は息子5位も載っています。ただし1枚だけ、上半身裸です。裕次郎よりも裸体度が高いです。強力DNAも2代までだったと 脱線してやはり議員の世襲は良くないなどと思ってしまいます。

次は、市川雷蔵4位です。眠狂四郎の一枚です。声も好きでした。大きな体ではないのに現代劇でも強い男ばかり演じました。

三船敏郎8位・佐田啓二9位の二人は1頁づつです。次の頁には3人 大川橋蔵15位・田宮二郎17位・萬屋錦之助28位です。隣には鶴田浩二11位が1頁独占です。そうなの~?

次もまとめて3人 高橋英樹20位・岡田真澄・森雅之24位です。次2頁には「天が二物を与えた男たち」と見出しがついて、白州次郎6位(今演じている俳優より実物の方が美男)と吉行淳之介47位が右頁に、左には大鵬幸喜33位・長嶋茂雄10位・石原慎太郎13位です。慎太郎は兄弟での登場。上原父子同様存命は一人だから、いろいろ政治的理由があるんでしょう。

池部良16位一頁です。渡哲也29位と津川雅彦は二分の一頁です。ここからは又一人一頁。沢田研二18位(水兵さん姿の全身です背景はピンク)その裏は郷ひろみ37位二人とも若いわ。小林旭43位・赤木圭一郎32位と続いて、高倉健7位で終わりです。

数字のない人はアンケートではベスト50位に入らなかったということですね。キムタクは21位です。渥美清36位ですからこれって何なんでしょう。

関川夏央が志賀直哉について  〈彼は自分の美貌を意識していただろうか。(中略)本人にも「美貌意識」はなく、ゆえに文章も「美男」ではなかった。男のハンサムという災いに苦しまずにすんだ人、私は志賀直哉をそう認識している〉  と書いています。

斉木アジア太平洋州局長について、時々話題になります。彼の容姿は彼の仕事にとって有利だろうか不利だろうかと。大抵の男は、それを聞いて不愉快そうにします。ゆえに結論は“意識していなくても災いはある”です。 
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「浅田次郎」は泣かせます!

2009年03月19日 | 人物
今年度の音訳勉強会のテキストは浅田次郎の「鉄道員・ぽっぽや」となりました。その前は藤沢周平でその前の前は三浦哲郎のいずれも短篇集でした。

一篇づつ担当してテープにとって、再生しながら、みんなで講評します。“すこし気持ちの悪い 読後感の良くないのがありますが”と先生がおっしゃったのが「悪魔」と題する一遍です。

それで分担を決める時、私が「悪魔」を読みますと申し出ました。 “泣き”になって何度読んでも涙声になるのが一番困るので、可能性のなさそうな「悪魔」にしたのです。

“じわん”となる位で大抵の作家は満足して 次へ行ってくれるのですが、浅田次郎は違います。うるうる クックッ わーっ!まで読者を解放しません。で、多少気持ち悪くても“泣き”が入らない方を選びました。

泣き声で録音してはいけないことになっています。ではどうするか? 何度も何度も繰り返し読んで“本日は晴天なり”と同じになるのを待つのです。これが苦手です。もう今日は止めようと止めてしまいます。

根気がないだけではなく本に読まれてしまっているのです。浅田次郎が悪いのではないと、分かっていますが難儀です。浅田次郎「蒼穹の昴」で懲りています。

音訳は朗読ではないので、自分の色をつけてはいけないのです。よ~く理解した上で無駄な表情をつけることなく音にします。感動や解釈は聞く人のものだからです。

NHKの「私の一冊」で郷ひろみが「蒼穹の昴」をあげていました。なるほどと思いました。映画でも見たような気がして変に思ったのは「覇王別姫」との混同でした。

元の話に戻ります。で、何度も読む方法は私には向きません。しかし 窮すれば通ずです、要所々々の分節で、「ソレガドウシタ!」と口にだして二三回読むことにしたのです。効果絶大です。生老病死?喜怒哀楽?ソレガドウシタ!です。

無頼の男一匹になって「ソレガドウシタ!」と蹴散らすと 感情も思考も停滞して一時的に血も涙もなくなります。結構楽ですが、長くするもんじゃありません。型から入る効用か人相が半日で変わります。決してお奨めするものではありません。
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”COCU” 柳原白蓮展

2009年03月08日 | 人物
昨日・横浜高島屋に「柳原白蓮展」を見に行った。愛を貫き、自らを生きた。白蓮のように。と副題が付いている。

家の大人が「ヤナギワラビャクレン」「クジョウタケコ」などと言っていたのや、やはり年下の男と駆け落ちした還俗した門跡尼さんなど 頭の中に放り込まれていた新聞の切り抜きのような雑多な知識が大分整理されてすっきりしました。

あらかたは女性のお客様の中には解説する年配者も居られ ちらほらいる男性は憮然としておりました。美人に見えないなどの感想は後で聞きました。今とは違い瓜実顔全盛時代のことですし、素人と玄人の顔の造り方・着物の着方は違いますから当然です。

姦通罪のある時代ですから、用意周到にことはなされ、出奔の日の朝日新聞に白蓮の“絶縁状”の連載一回目が掲載されました。夫は初めこそ毎日新聞に反論を寄せましたが三度で止め訴えることもありませんでした。

先妻に先立たれ50歳で25歳の華族のお姫様を迎えた石炭王は坑夫をしたこともある男です。妻の弟を貴族院議員にするための政略結婚とはいえ、巨費を投じて屋敷を整え妻を迎えました。が、60歳にして後ろ脚で砂をかけられた形です。

わたしはこの伊藤伝右衛門に興味を持ちました。黒く丸い小皿に角砂糖を乗せて角を手前に斜め上から見たような家紋。武家の紋の真似などを排した潔いものです。文字どうり当てた山師のようなものですからサイコロかもしれないと思いました。反論の中で平民である我が家は二度と平民以外の者は入れないと言っています。

シンプソン夫人と結婚するために時のイギリス皇太子は退位しました。時代は変わりました。チャールズ皇太子夫人のカミーラさんも、公然の秘密の間ボールズ夫人だった訳です。

白蓮の弟は貴族院議員を辞め、二人で暮らせるようになるまで二年かかっています。パンフレットに“真実の愛”との言葉もありますがう~んと唸ってしまいました。

COCUを女性名詞にしたブランドもあるらしく 結婚がこんなに軽くなったことはかつてありません。若い人の多くは自覚があるかどうかはわかりませんが、重くないので結婚しようと思わないのだと納得しました。
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木曜だけ「五時に夢中」

2009年03月01日 | 人物
木曜日の6時ぐらいに「あっ忘れた!」と思う時かなり残念です。でも録画は考えません。

地上波の5チャンネル・受信状態が悪いので(目に悪いくらい悪いです、それでも見るんです)HDが壊れそうな気がするんです。それと スポーツ観戦と同じで一応情報番組ですからリアルタイムでないと いくら包丁捌きが良くてもネタの鮮度が落ちていては美味しくありません。

CMも、高須クリニックです。“サッチー”が ”good morning doctor takasu!” なんて言って出てきて、高須先生の空飛ぶ活躍ぶりがでてきます。27日には本編にも出演。衝撃の「ミケランジェロ」手術のアフターを公開しました。(それはいずれ)

以前は田宮二郎さんの息子が司会でしたが、最近逸見政孝さんの息子・太郎さんに替わりました。業界に染まらぬ芯のある人とお見受けしました。それにまだ若いですから、赤面したり困惑したり時に絶句したりがなかなかよろしいのです。おばはん二人に翻弄されています。

美人の女性アナウンサーが滑舌も見事に淡々と読み上げる時に際どいニュースの数々、若い外人男性レポーターは実は英語が全く駄目で貧乏が売りです。ジョナサンと言う名前も軽くていいです。

先の二人のことはわかりませんが考えてみると 田宮二郎さんの息子も 逸見太郎さんも 岩井志摩子先生も 中瀬ゆかり先生も 決して陰りのない幸せ人生にどっぷりという訳ではありません。時々漏れる過去や現在の話は、聞き様によっては悲惨ですらあります。

耐えられる人に試練はやってくるというのは本当だと思うことがあります。木曜日の5時は涙を振り切って生きてきた人たちの不思議な明るさに満ちています。エロいニュースの切り口に思いやりを感じることがあります。人生切り口次第です

笑いは本来容赦ないものですからこの辺が分かる人には面白いということかもしれません。自分自身をも笑ってしまう。これが教養というものかとも思うのです。“元気だしていきましょう”と呟きます。
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「納棺夫日記」と「おくりびと」

2009年02月24日 | 人物
ずーっと前から何年も前から 私たちの間では青木新門著「納棺夫日記」は確たる地位を持った本で、私の先生などは何冊も買って「入居されている方に読んでいただきたい」と持ち込んだりした。

断られましたよ 勿論。窓口は「納棺」でギョッとしたんでしょう。そういう先生が大好きですけれど。

だから映画「おくりびと」には関心を持っていました。映画館に行った人もあるけれど、忠実な映画化といったものではないみたいと見ようとしない人もあった。

私も関心だけはあったのだけれど予告篇や宣伝映像がきれい過ぎて別物の気がしたこと、 くだらないと思いながらもそれらしい場面で激しく泣いてしまう自分を考えると、一人で行く気がしなかった。

現代劇でのアカデミー賞の受賞、素晴らしいです。 芸者・フジヤマからの真の脱却の感もある。 日本人として嬉しい、結構 愛国心です。

モックンが、愛のために恐ろしい一家のお婿さんになった時から気骨のある青年とは思っていたけれど 凄いわ! いつの間にか堂々人生じゃないですか。

外国人から見ても、モックン大丈夫だそうですよ。石原裕次郎はダメだったけれど。特にゲイとかそっち方面ではすでに注目株だったそうです。ならば、ますます大丈夫ってことですよ。日本のトム・クルーズとかじゃなく“モトキ”でいって欲しい、尾高のアクセントで。

総合芸術だから、何が欠けてもいけないのだろうけれど、やはり題材というか 原作に心の奥深くまで届く真実の力があったと思う。

見たくなってきたけれど、どうしようかな。しょうがないねェ まだ考えている。
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金のたまらない人

2009年02月11日 | 人物
L字型に、建っているマンションの折れ曲がった所と先端で、間取りが反転しているので、Y女の部屋に行くと、体がねじれたような感覚がして長くいられない。

繊細なのねとか神経質とか言われたくないので、口に出したことはなかったけれど、早々に席を立つので“付き合いたくないんだ”と思われていると知った。で 玄関で説明した。

先生経由で知り合った私にとっては初対面の時、Y女が「私の中では有名人です」と言った。オカシクなった母と手をつないで、二人で歌いながら歩くこともあったしワンセットで有名なんだと悲しかった。

先生に「Yさんに頼まれて今度 出版記念会の受付の隣で本を売ることになりました」と報告をした。先生のところには最近現れないそうで、そういえば 本はいずれも“身近な数学”的なテーマで美術とは関係ない。どれかをものにしたいと意欲的なのだろう。

昨日七つ道具を受け取ってシミュレーションして、緊張して今日を迎えた。

会場でちょっと早目の昼食の時、昨日これでと預かった落語や時代劇に出てくる袋、手を入れて手探りで小判を取り出すあれに字が書いてあるのに気が付いた。お名前、本の番号 領収証、栞、次刊本の予約 そして現金のやりとり!出来るかしらと余裕がなくて、無地と思っていたわけではないけれど・・・

「金のたまる人」とあって 一、感謝の生活をする人 一、収入以下で生活する人 一、夫婦仲の良い人 一、金や物を大切にする人 一、健康に心掛ける人 一、独立自尊心の強い人 一、仕事を趣味とする人 一、一事をつらぬく人 一、常に節約をする人 一、儲けをあてにせぬ人 これで終わり。

お札と同じ大きさの外ポケットには、中央に二行縦に「成田山・福財布」と出所が大きく書いてあって、左に「打ち出の小槌」右に「大黒様」のかぶり物を真上から見たような意味不明なマーク!

「わたし到底ダメだ」「えっ!どれが駄目なんですか」「これとこれでもう絶望!」と二番目と三番目を指で押さえている。女4人笑いあってこの会の成功が予感された。

心配したけれど、お金もぴったり! すこし自信であります!
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劇団ひとりさんのお母さん

2009年02月09日 | 人物
劇団ひとりさんが、目の前でお母さんが他人にタックルした二度の思い出を、週刊文春に書いていた。

一度目は省略。二度目は 友達と二人で遊んでいたら知らないおじさんがミニカーをあげるからお家に来ないかと誘ったというのだ。友達はすぐ断ったけれど、ひとりさんは一人怪しいと思いながら、ミニカー欲しさにおじさんの住まいまで行ってしまった。

おじさんは一緒にお風呂に入ろうと言う。何しろ頭はミニカー!で、服を脱ぎかけていたら、そこに友達に案内されたお巡りさんとお母さんがやって来て、お巡りさんを待つことなくお母さんは無言で猛タックル! 多分、ハイタックルだと私は思う。書いてあったかどうか、確かめようがないのだけれど。母は偉大だ。

劇団ひとりさんの顔を思い浮かべながら、人のことは言えないけれど災難顔というのがありそうだと、無責任な読後感しか持たなかったけれど、彼が書いているように大変なことになったかもしれないのだ。

ミステイック・リバーは、既遂だった場合の被害者の人生がどんなものになるかを描いていて心に重く残る。監督クリント・イーストウッドは勿論、主演男優賞のショーン・ペンもマドンナの粗暴な元夫といつも思っていた私には、驚きの“大化け”だった。

デントン署のフロスト警部が、無期停職になるのもこの種の犯罪を憎むあまり容疑者に暴力をふるってのことだ。

児童ポルノやこの種のことに、日本はとても甘いのだそうだ。矯正不能の性癖なのだと知れば親の心は休まらない。公園で子供を遊ばせながら携帯ばかりと非難されるお母さんの中には「ご近所情報」から眼を離せないといった事情もあるとのことで 唯ただ驚いている。
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クリント・イーストウッド

2009年02月08日 | 人物
クリント・イーストウッドの父親は、生活のために家族を連れて転々としなければならなかったらしいけれど、生きていく上で大切なことはちゃんと息子に教えたらしい。尊敬をこめて語るのを聞いたことがある。

先のゴールデングローブ賞授賞式で、ノミネートとは関係なくたびたびクリントが映って彼の位置がわかった。尊敬を集めていると思った。それで 彼のことをちょっと書きたかったけれど、少年時代困難な家庭状況にあったミッキー・ロークと一緒ではミッキーがいかにも気の毒な気がして(ミッキーロークの復活)の時は見合わせた。

TVのローハイドの二枚目役は私的には全然イケてなくて、その後のマカロニウェスタンもダーテイハリーシリーズも乱暴な娯楽作品という感じだった。彼の所為ではないけれど。

その後の活躍は、知らないものはいない。それにしても御歳いくつになるのだろう。素敵だ。さまざまなアンチエイジング法の集まりの中で、浅香光代状態の人もあって、女でもクリント・イーストウッドのように年を取りたい、取ることは可能だろうかとそんなことが頭をよぎった。

シャリーズ・セロンの「モンスター」を観るまで、女優は演技者にはなりきれないなあ~と思っていた。「モンスター」でのシャリーズ・セロンが「サイダーハウスルール」の彼女と同じ人間とはとても思えない。10キロ以上増量して、実在の連続殺人者を演じてアカデミー主演女優賞をとった。

古くは「陽のあたる場所」のシェリー・ウインタースや「ミザリー」のキャシー・ベイツ、ヘレン・ミレンも演技が凄いけれど、美人女優というのではない。シャリーズ・セロンのように、撮影終了後に元のピカピカの美人に戻るわけではない。

オードリー・ヘップバーンやシャーリー・マクレーンが“紗をかけて”登場した時は残念な気がしたものだ。シャーリー・マクレーンなんかいいじゃないと思わないこともなかった。常に生きるということは未体験ゾーンなんだな~

「ミステイック・リバー」のことを書きたかったのに脱線してしまった。歳なんだわ~!こっちの方が深刻!
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ハマコー(浜田幸一)の破産

2009年02月06日 | 人物
週刊誌の宣伝の小さな見出し。借金4億で破産宣告とある。

最近TVタックルに出ないのは、防衛大臣になった息子に迷惑をかけないようにという、父親としての配慮かと、ちょっといい話として解釈していたけれど、火の車だったのだ。

バカラで負けて、付け馬とともにラスベガスから帰ったという話は、はじめ一晩で2000万円のマイナスということだった。事実は4億何千万円かで、田中角栄の刎頸の友の小佐野賢治は肩代わりを拒否、自分の不動産などを処分して返済した。その弁済の事実があるので辞職したけれど議席を取り戻せたのだと言われていたと思う。

まだ返済していなかったとしても、また新たに出来た借財4億円だったとしても、浪費者や賭博者という言葉が実感を伴って襲ってくる。今回の金融危機も関係しているのかもしれないとは思うけれど、家族にとってこれほど恐ろしい存在はないのではないか。

大金持ちの一族に男のできそこないが出来た場合、大酒を飲めば長くは生きないし“女”も同様で高が知れている、怖いのは賭け事と訴訟(江戸末の混乱期の土地の所有権を争ったらしい、詐欺に近いものがあったのだろう)だと言われていた。早めに、勘当なりなんなりで縁を切ってしまわなければ“身代限り”をしてしまう。

私の友達に“大金持ち”とか“資産家”と言わないで、「お大尽」と表現する人がいて この「尽」が持つ意味通りの親戚が、幾人かでた。「お大尽という言い方は、不吉だよね」と良い時の豪邸の話を聞いての率直な感想がつい口から出た。友は「どうしてお大尽というのかしら」と首をかしげている。「無尽蔵とかなら分かるけどね」と私。

ハマコー80歳、息子のために総決算したのかしらと、まだ思っている。あまりにも愚かで信じられなくて。
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ミッキー・ロークの復活

2009年02月02日 | 人物
ベネチア映画祭で「レスラー」が金獅子賞を獲得した。主演したミッキー・ロークが授賞式に出た。犬をだいてぽっこりお腹でだらしのない服装。物言いも問題ありで顰蹙を買っってしまった。

「レスラー」は彼自身の物語ではないかと話題沸騰の映画で、ゴールデングローブ賞の主演男優賞も取った。エッ?「ボクサー」?じゃないんだと思って、彼に何が起こったのかしらと、興味津津でBSの画面を見つめた。

受賞が決まって、ステージに上がる階段で、少しぐらついたミッキーは確かめるように 片足を踏み直すように上がってきた。

体形はスリムだった。ベネチアでの反省と努力のたまものだろうか。どこか内臓疾患でもあるような顔色、歯が命の俳優業であるにも係わらず手入れされていない様子の口の中。

  15年間馬鹿をやった。
  孤独な男の1番の友は犬だから、飼い犬に感謝。
  俳優という職業は、再生できる仕事なのだ。今の状態をキープしたい

などと言っていたけれど・・

シースルーのトランクスでの猫パンチボクシングから15年もたったんだ。ナインハーフのセクシー俳優というレッテル。ブルース・ウイルスが活躍し出した時、いわゆるキャラが重なっている気がして、ミッキー・ロークはもう駄目だと思ったりした。

久し振りに映画モードに入って、幸せを感じている。ミッキー!がっガリさせないでね!
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辛口は元気でます

2008年12月12日 | 人物
友達だけれど、だいたい叱られることが多い。言うと笑われるけれど命の恩人です。

時々右翼団体の秘密構成員じゃなかろうかと思うほど過激な発言もあって、電話で話している方が安全です。公安に聞かれたくない。立ち位置が不明なのです。

彼女は共産党の力を借りて、近所に出来る高層都営住宅の建設にも反対しています。「家に来ると反対の横断幕が見られるよ」といわれました。で、行きません。

今日は呼び出されて、お昼を食べながらしゃべり倒されました。楽しかったです。

帰り道すっかり葉の落ちたプラタナスの横を歩きながら「面白映像とかで、動画や写真でよく見るけれど、珍しくもないよね」というと「何が?」と怪訝な顔です。

イチョウをデザインした緑の鉄柵に、プラタナスが軒並み咬み付いているのです。咬み付き率8割くらいでしょうか。「知らなかったわ!」とちょっと悔しそうです。

「プラタナスは根の張りが良くなくて、倒れやすいらしい。こうすると倒れにくいよね」と、連続得点! ちょっと私たちと似ていると思ったけれど、口には出しませんでした。

はい!支えてもらっております!
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加藤一二三さんと野良猫

2008年12月11日 | 人物
「野良猫餌やりやめて」 将棋の加藤九段を近隣住民提訴(朝日新聞) - goo ニュース

加藤一二三さんは対局中に立ちあがって、相手の後ろに回って盤面を見たりします。ルール違反ではないがマナー違反で 褒められたことではないと、書かれたことがあります。

ほんとのホントの天才が集う世界で、そこに一般人の常識をもっていくことは危険だわとおもっています。真剣勝負です。すご~い! 恐ろしい! と感嘆符を連ねることが見物人の醍醐味です。

大敗でも、それほどの実力の差はないのかもしれません。あいつには負けてもいいとまでは思われなくても あいつには負けたくない・・と思われないようにした方がいいと聞きます。

実力が充分に発揮できなかったとの思いもあったのでしょう。クリスチャンに改宗した加藤一二三さんの体内に 飼いならすことのできない自分が今も居座っているのかもしれません。

動物がすき、とりわけ猫が好きです。つながれていない結構大型の“獣”が人間の社会生活の中に存在することを、良いことと心楽しく眺めています。

野良猫の寿命は本当に短いです。こんなことで話題になって、のらチャンの平和が破られるようだと辛いです。見送った飼い猫たちの写真を眺めています。
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先生に乾杯

2008年11月15日 | 人物
久し振りに、先生のお宅に伺う。建て替えの時には、いろいろ心配したけれど、暑くもなく寒くもなく、2階にはお嬢さんの家族がいて、どんなにか安心だろう。

一般論で、私も懸念した一人だけれど、お嬢さんも先生も本当に勇気があると感心する。特にお嬢さんは仮住まい中の先生の病気など、大変だったろうと思う。

最善はこれだとの確信があったら、勇気をもって進まなきゃねと“成功例”の前に思う。先生のようにしっかりした先輩を持てて、私も幸せだ。

先生の緑内障は、進行が止まったようだ。けれど、全く見えなくなったらと常に不安だと、おっしゃる。「先生見えなくなって見えるものもあると聞きます。そうなった時、何が見えるか聞きに来ますから教えてください」と言って二人で乾杯した。

私はずい分長い間 先生が下さるいい言葉や文章の書いてある紙を張り付けて、眺めているだけだったとある時気が付いた。突然、様々の言葉が単なる言葉でなく、先生の支えとなったのだと悟った。

家族に恵まれ、才能を生かしお弟子さんたちに慕われてと、幸せな大成功の人生のようにだけ思っていた。具体的なことは知らなくても、この文章・この言葉を心から必要とした様々な出来事があったのだと分かった。

事も無げで、楽しそうによく笑う先生に、もう一度乾杯!    12日記
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