剛腕と言われていた頃から、あっぱれな悪党ぶりと関心を持って見つめていました。
田中角栄の下駄を履いて池の鯉に餌をやる姿は子分に金をばら撒く姿と重なり、演説の言葉より多くを語っているように思ったものです。
小沢一郎は小鳥です。乳鉢ですり餌を作って与えます。この対比が意外で忘れることができません。人間の複雑を思うだけでしたが、自分より圧倒的に弱いものとしか関係を結べないのだ、気を許せないのだとある日思うようになりました。
初老での初めての蹉跌は、辛かったことでしょう。涙ぐんでいました。しかしこれは困ります。負けそうになった時、盤面をひっくり返して、負けを認めない。小沢はこれです。普通は子供のころから、大小取り混ぜて、いろいろあるものです。口の中の血の味をかみしめて、このことを忘れまい2度と繰り返すまいと心に誓いながら大人になっていくのです。臍を噛みながら、臍を固めるのです。
それでも忘れるのは、失敗や敗北は忘れたいと潜在意識が働くからです。大をなした人は、忘れない工夫をいろいろしています。真の強さです。失敗敗北を血肉とすることが、することができる人だけが、巨大な存在になれるのに違いありません。臥薪嘗胆・しかみ像みんなそうです。
勝負がついたあと、盤をはさんではじめから振り返る感想戦、これが嫌では話にならない。もう分かっているから、早く立ち去りたいのではないだろうかと、勝負の世界の厳しさを思って、私はじーっと敗者を見つめます。新人であれば、将来がほの見えます。
自治労という霞が関の末端をも擁する政党の党首が公然と近い将来敵対することを公約して、支持を集めようとしたわけです。自民党の小泉が「自民党をぶっ壊す」と言ったのとは違います。ここも臍を噛むことをせずにきた小沢には想像できなかったことでしょう。
民主党が勝利しても総理大臣の公設第一秘書が刑事被告人であるという状況が想像できないのです。検察やマスコミより弱かったのだから、退場するよりないのではないか、なんて弱い人だったのだろうと、思ってしまうのです。
田中角栄の下駄を履いて池の鯉に餌をやる姿は子分に金をばら撒く姿と重なり、演説の言葉より多くを語っているように思ったものです。
小沢一郎は小鳥です。乳鉢ですり餌を作って与えます。この対比が意外で忘れることができません。人間の複雑を思うだけでしたが、自分より圧倒的に弱いものとしか関係を結べないのだ、気を許せないのだとある日思うようになりました。
初老での初めての蹉跌は、辛かったことでしょう。涙ぐんでいました。しかしこれは困ります。負けそうになった時、盤面をひっくり返して、負けを認めない。小沢はこれです。普通は子供のころから、大小取り混ぜて、いろいろあるものです。口の中の血の味をかみしめて、このことを忘れまい2度と繰り返すまいと心に誓いながら大人になっていくのです。臍を噛みながら、臍を固めるのです。
それでも忘れるのは、失敗や敗北は忘れたいと潜在意識が働くからです。大をなした人は、忘れない工夫をいろいろしています。真の強さです。失敗敗北を血肉とすることが、することができる人だけが、巨大な存在になれるのに違いありません。臥薪嘗胆・しかみ像みんなそうです。
勝負がついたあと、盤をはさんではじめから振り返る感想戦、これが嫌では話にならない。もう分かっているから、早く立ち去りたいのではないだろうかと、勝負の世界の厳しさを思って、私はじーっと敗者を見つめます。新人であれば、将来がほの見えます。
自治労という霞が関の末端をも擁する政党の党首が公然と近い将来敵対することを公約して、支持を集めようとしたわけです。自民党の小泉が「自民党をぶっ壊す」と言ったのとは違います。ここも臍を噛むことをせずにきた小沢には想像できなかったことでしょう。
民主党が勝利しても総理大臣の公設第一秘書が刑事被告人であるという状況が想像できないのです。検察やマスコミより弱かったのだから、退場するよりないのではないか、なんて弱い人だったのだろうと、思ってしまうのです。