
『SHORT PEACE』
(2013・日本・1h08)
監督 : 森田修平(『九十九』)、大友克洋(『火要鎮』)、安藤裕章(『GAMBO』)、カトキハジメ(『武器よさらば』)、森本晃司(オープニング)
声の出演 : 春名風花、山寺宏一、早見沙織、田村睦心、二又一成
雨宿りに入ったお堂の中で不思議な体験をする浪人『九十九』。娘の想いが江戸の町に大火災を呼ぶ『火要鎮』。赤鬼に襲われた村。娘の願いによって白熊が赤鬼と対決する『GAMBO』。戦争状態にある日本。ある部隊が任務中に敵の戦車と出くわす『武器よさらば』。
の4本の短編アニメ。
メイドインジャパンの高品質アニメの発表会といった印象。4本とも高品質だった。
短編のお話しとして面白かったのは『GAMBO』。実はSFなのが面白かった。でもって実は内容はよくは分かってはいないけど想像するに『ヒドゥン』なのではないかと思った。白熊が宇宙警察みたいな感じで宇宙凶悪犯である赤鬼を追って地球にやって来た。と勝手に思ってる。
白熊と赤鬼の激突が素晴らしい。『クレヨンしんちゃんブリブリ王国の秘宝』のブリブリ魔人と黒ブリブリが激突する際の肉体の揺らぎをここでも。と勝手に期待したけど揺らがなかった。
『九十九』の浪人のモデルは世界のミフネだろうか。と思っていたら最後に掛かった音楽が黒澤映画な感じだった。
『火要鎮』は江戸時代の文化を独特な表現にて。といった所だろうか。
江戸時代の火消しは消火よりも延焼を防ぐ事(住居の解体)を主目的としているとかなんとかいう事はなんとなくは知ってはいた。
『武器よさらば』は戦闘シーンが見事だった。パワードスーツや戦車は恐らくCGで描かれているんだろうけど、CGむき出しという感じでは無くてセルアニメ的な彩色が施されているのが画面にマッチしていて良いなあと思う。
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