
『ストーン』
“STONE” (2010・アメリカ) 1h49
監督 : ジョン・カラン
出演 : ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ
仮釈放を審査する男と仮釈放を求める男とその妻。
ネタバレあり。
仮釈放を審査する男にエロティックな罠が仕掛けられ。みたいなサスペンスかと思っていました。
しかし実際はきわめて宗教的な映画でした。
信じる者は救われる。それは信じない者は救われない。という事で。
神を信じ、神の声を聞こうとする意志を持てばやがて神の声が聞こえるであろう。そしてあなたは救われるであろう。と。
逆に神を信じられず、神の声を聞こうとしない者に待っているもの、それは、
虚無の人生だ!

ドーン!
っつう事で。
サスペンスかと思っていたのにじっくりとした宗教ドラマを観せられて正直退屈でした。ミラ・ジョヴォヴィッチのサービスカット有りでしたが。
そうなるとデ・ニーロとエドワード・ノートンの演技合戦が最大の見所。
救われる男のエドワード・ノートンは変化の有る役なので、どうしてもそっちに目が行ってしまう。また上手いし。
対して救われない男のデ・ニーロ。救われないだけに好感の持てる役では有りませんでしたが、神を信じない者、救われない者を描く事がこの映画の重みになっているのだろうと思いました。
最後でその男にも神の声が聞こえたような聞こえなかったような。それは観客への問いかけでも有ったような。
あなたは神を信じますか?と。
やっぱり宗教映画。
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