goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました?

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ミスティック・リバーとチェンジリング

2012-06-20 17:20:38 | マ行の映画

ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)

『ミスティック・リバー』
“MYSTIC RIVER” (2003・アメリカ・2h18)
製作・監督・音楽 : クリント・イーストウッド
出演 : ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー








幼馴染みのジミー、ショーン、デイヴ。ある日デイヴに事件が襲い掛かる。それは3人のその後の人生をも左右する事件だった。



追いつめられてゆくデイヴ(ティム・ロビンス)が悲しい。
それは一人の力ではどうにもならない事が人生にはあるという事で。
だけれども、どうにもならない事をどうにかできてしまう力を持つものも世の中にはいて。それはこの映画の中ではジミー(ショーン・ペン)。
しかし無理矢理どうにかしてしまったジミーには別の罪が背負わされる。

思えば映画スター、クリント・イーストウッドは数々の映画の中で現実ではどうにもならないような事をどうにかしてきた男。
どうにかしてきた男がどうにもならないもんはどうしたってどうにもならない。とこの映画ではっきりと言い切る。その事がこの映画以降イーストウッドが映画監督として巨匠の道を進んでゆくのと無関係ではないような気がする。



ジミーは昔は不良、今は商店のオヤジ。という人物だと思っていたけどそうではないのだろう。
父娘愛を強調するためにただのオヤジ(かなりおっかないいけど)の面が表立っていたように思うけど、本当の所はあの界隈を仕切っている。もしくは相当に影響力のある人物で。でないとジミーがデイヴにした事は隠ぺいは出来ないだろうと思う。

あるいは家族の事を想い裏の世界からは半ば引退状態で商店のオヤジとなっていた。しかし娘の事で再び裏の世界に戻る事になったとか。
その辺のドラマも有ったんじゃないだろうか。と、ジミーとジミーの妻(ローラ・リニー)とのやり取り、ジミーの妻とデイヴの妻(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の立場の違いとかで見て取れた。ような気がする。





チェンジリング [DVD]

『チェンジリング』
“CHANGELING” (2008・アメリカ・2h22)
製作・監督・音楽 : クリント・イーストウッド
出演 : アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、ジェイソン・バトラー・ハーナー、マイケル・ケリー








1920年代から30年代のロサンゼルス。警察の腐敗が一人の女性を息子と離れ離れにさせてしまう。しかし女性は息子と再会出来る事を力強く願い続ける。



こちらも『ミスティック・リバー』同様一人の力ではどうにもならないような事が主人公に降りかかる。
しかし『ミスティック・リバー』と違うのは、こちらではどうにもならない事に直面した時、どうしたってどうにもならない。と、そこでただ諦めるのではなく、少しでもどうにかしようと立ち向かい続ける事が大事なのだ。というメッセージが込められている所だろうと思う。

更にはそのメッセージは他の『ミスティック・リバー』以降のイーストウッド作品、『ミリオンダラー・ベイビー』硫黄島2部作『グラン・トリノ』『インビクタス』『ヒア アフター』等へと繋がっていて。『J・エドガー』も立ち向かっていった男の話しであるし。

そう考えるとクリント・イーストウッドという人自身が一つの大きな作品のように思える。アクションスターの時代から現在までの多くの出演作、監督作。それら全てをもってしてクリント・イーストウッドという作品であると。



主人公の息子の身代わりとなった少年。あの子の立場を考えると何ともやるせない。
しかしあの少年、結構鈍感な所があるみたいで、無邪気でそして向こうっ気も強い。ちょっとやそっとじゃへこたれない。将来きっと大物になるんじゃないだろうか。今回の事も何らかの糧にして。と思う事でやるせなさを忘れてみる。



新文芸坐 《オスカーから20年 映画人クリント・イーストウッド》にて。
この2本立ては内容的にヘビーだった。1本ずつでもヘビーなのに。『チェンジリング』の最後の方はぐったり。
でも1本だけでは気付かなかった事に気付けた気もするので良かった。


メン・イン・ブラック3

2012-06-14 21:37:28 | マ行の映画


★先行告知ポスター★■人気キャスト集合Ver■ [映画ポスター] メン・イン・ブラック3 (MEN IN BLACK 3) [ADV-DS]


『メン・イン・ブラック3』
“MEN IN BLACK Ⅲ” (2012・アメリカ・1h48)
監督 : バリー・ソネンフェルド
出演 : ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、エマ・トンプソン、ジェマイン・クレメント、マイケル・スタールバーグ







月面刑務所から脱獄した極悪宇宙人。Kへの復讐のため40年前へとタイムスリップする。Kの存在しない地球は宇宙人に侵略されてしまう。Kと地球を守るためJも40年前へとタイムスリップする。



シリーズ3作目は泣ける。との噂を聞いて。それはこれまでのシリーズでも根底にあったMIBエージェントである事の哀しさがより強調されたものなのかと予想していた。
確かにMIBエージェントであるから体験してしまった悲しさではあった。ただ、泣けるかと言ったらたらそんなでもなかった。
それは本作がタイムスリップモノである事が原因のような。
どうしてもタイムスリップの理屈とか矛盾が気になってしまう。だからSFコメディとしての面白さも今イチのように思えてしまった。
途中まではシリーズモノとしてのお馴染みキャラや新キャラ、お約束の展開で楽しく観れたんだけど。

新登場のエマ・トンプソンの髪型がカッコ良かった。



Kに何が起きて現在のようなKになってしまったのかは結局明かされなかった。しかしそれは今後Jに何かが起きてJがKのようになる。となればKとJ二人のMIBコンビの話として上手くまとまるんじゃないだろうか。
だからウィル・スミスがトミー・リーのようになるまで長寿シリーズ化して欲しくはある。



3D。タイムジャンプするシーンが良かった。高所感を出すのに3Dは有効なのかも。


ミッシングID

2012-06-14 20:09:59 | マ行の映画


★両面印刷ポスター★■テイラー・ロートナーVer■ [映画ポスター] ミッシング ID (ABDUCTION) [DS]


『ミッシングID』
“ABDUCTION” (2011・アメリカ・1h46)
監督 : ジョン・シングルトン
出演 : テイラー・ロートナー、リリー・コリンズ、アルフレッド・モリナ、ミカエル・ニクヴィスト、シガーニー・ウィーヴァー、ジェイソン・アイザックス、マリア・ベロ







高校での宿題の最中自分の生い立ちの秘密を知ってしまった主人公。その瞬間から何者かに追われる人間になってしまった。



実は自分が今の平凡な自分ではなく、特別な事情を抱えた自分であったと。そこにサスペンスとアクションとロマンスを絡ませたティーンエイジャー男子にとっての夢物語。
サスペンス映画としてのきめ細かさに欠く所は有るけど、夢物語としてなら充分なエンターテイメント映画ではないかと思った。



フィル・コリンズの娘さんは眉毛が太い。恐らく9月公開予定の『白雪姫と鏡の女王』の時にも同じ事を書くと思う。そして細くなったら細くなったでフィル・コリンズの娘さんの眉毛が細くなった!と書くであろう。



テイラー・ロートナーのアクションはなかなか。後ろ回し蹴りが得意技の様。



主人公の実の父親役は謎めいた事になっているけどあの人なんじゃないだろうかと気付いた。IMDbには名前が出ていたのでそんなに厳正なる秘密ではないよう。
しかしあの人では画面に顔が出た所でインパクトはそれほど無いんじゃないかと思うが。
本国ではまさかあの御方が!と話題が沸騰するほどの人気があるのかも。無いのかも。



主人公の友達が頼りになる奴だった。


未来警察 Future X-cops

2012-05-20 19:55:36 | マ行の映画


【DVD】【お取寄せ】アンディ・ラウ(劉徳華)マイク・ハー(賀軍翔)未来警察[香港版]-DVD


『未来警察 Future X-cops』
“未来警察” (2010・香港=台湾・1h40)
監督・脚本 : バリー・ウォン
出演 : アンディ・ラウ、バービー・スー、シュー・チャオ、ルイス・ファン、マイク・ハー、ファン・ビンビン








2080年。人類は太陽光発電の有効利用を確立し石油依存社会から脱した。しかしその事によって開発者の博士はある方面の者たちから恨みを買ってしまう。
大掛かりな博士殺害計画は警察の必死の警護によって阻止された。しかし敵はタイムワープによって60年前の少年である博士の殺害を企てていた。
博士を守るため一人の警察官が改造手術を受け超人警官となり60年前へとタイムワープするのだった。



予告を見てある程度の覚悟をして観たのだけど。ある程度じゃダメだった。最大限の覚悟の上で観なければならなかった。
しかし最大限でもどうなのか。それでも許容範囲を超える恐れがある。

ストーリーも映像もユルくて。そのユルさが笑いになっていればいいのだけど、ユルさと香港映画ならではのベタなギャグのダブルパンチがどうにもキビしかった。

それがいつしか『マッスルモンク』みたいにどこか深い所に連れて行ってくれることを期待したんだけど。結局最後まで浅いままだった。

バービー・スー、ファン・ビンビンをはじめ脇役の女優さんも綺麗所を揃えていたのは良かった。


未知との遭遇 特別編

2012-05-03 09:44:14 | マ行の映画

Close Encounters of the Third Kind - 映画ポスター - 11 x 17

『未知との遭遇 特別編』
“CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND: THE SPECIAL EDITION” (1980・アメリカ・2h12)
監督・脚本 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー、メリンダ・ディロン、ケリー・ギャフィ、テリー・ガー







世界各地で不思議な現象が確認される。それは人類にとっての未知なるものとの遭遇の前触れであった。



早稲田松竹にて。



『未知との遭遇』とは正に的を得た邦題。未知のものとの遭遇を迎えようとした時、人類はどのような行動をとるのかがシミュレートされた映画。
同タイプの映画としては『コンタクト』の方が面白いと思うのだけど、この映画の意義は1977年に製作されてそれ以降のSF映画の可能性を大きく拡大させたという事にあるのだろうと思う。
『スターウォーズ』『エイリアン』と、それぞれタイプの違うSF映画3本が1970年代後半に作られた(『スタートレック』も忘れてはいけないのか)。ってのはSF映画だけではなく映画の歴史においてもかなり重要な事であったのだろうと。

可能性を広げたのは映像による所も大きいのではないだろうか。CGのほとんど無い時代にあれだけの迫力ある映像を見せつけられたら、それは影響はデカい。

しかしながら今回の上映はフィルムで、そのフィルムの劣化、褪色と傷がひどく。映像的な面でどれだけ良かったのかがもう一つ分からなかった。
この現状を目の当たりにしてそれでもフィルムにこだわれるのかと言ったら、それは正直無かった。やっぱりベストな状態のものを観たい。それにはデジタルなのだろうなぁ。と思い知った次第。
富士フィルムが長期保存可能なフィルムでアカデミー賞受賞。なんてニュースもあったけど。



マザーシップの到来から「星に願いを」が流れるエンドロールがSFファンタジーとしての壮大さとかドリーミーさが出ていて、それはスピルバーグの真骨頂とも言えるべき所で良かった。

結局エイリアンは何の目的があるのか真意は分からず、またそれを続編などではっきりさせないのも色々と想像出来て面白いのだろうと思う。
今回早稲田松竹での2本立てのもう1本の『宇宙人ポール』も『未知との遭遇』を含めた様々なSF映画から影響を受け、そこから想像されて生まれた作品であろうし。

しかし、『未知との遭遇』と『ポール』との2本立てというのは若干反則に近いような気もする。今回『ポール』の方は観なかった。
『未知との遭遇』観てから『ポール』ならそれは間違いなく面白いと思うが、その逆の場合『未知との遭遇』が違う意味で面白く、妙な感じに笑えてしまうだろうと思う。

それならば『未知との遭遇』と『バトルシップ』の2本立ても面白いのでは。エイリアンとの遭遇において全く逆な2本。
それで『バトルシップ』のエンドロール後のあれが、もしかしてリチャード・ドレイファス?というオチも想像できる。


ももへの手紙

2012-04-25 19:17:58 | マ行の映画

劇場アニメーション ももへの手紙 オリジナルサウンドトラック

『ももへの手紙』
(2012・日本・2h00)
監督・原案・脚本 : 沖浦啓之
声の出演 : 美山加恋、優香、西田敏行、山寺宏一、チョー







父を事故で亡くし、母と二人東京から瀬戸内の島へと越してきた少女もも。
島での不思議な出来事を通して父の想い、母の想いを知るのだった。



沖浦監督のデビュー作『人狼』からはガラリとカラーを変えてハートウォーミングな作品。

『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』を思わせないでもないけど、本作は本作で良かったと思う。
デジタルな技術先進国だけではない日本。その日本的な、日本らしさという所を表現しようとすると多分同じような所に行き着くのだろうと思う。

そこで語られるのは、人は一人で生きているのではないよ。そして人間だけで生きているのでもないよ。と悩める子どもたちへの優しいメッセージ。

『人狼』『ももへの手紙』、そして次はどこへ向かうのか次回作が楽しみ。次は12年も間を置かないようお願いします。



演技賞もののアニメーション。作画の演技と声の演技、両方とも良かった。
絵柄は時折『ハッピーピープル』を思い起こさせて若干怖いのだけど。


マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2012-04-09 21:04:00 | マ行の映画

Iron Lady

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
“THE IRON LADY” (2011・イギリス・1h45)
監督 : フィリダ・ロイド
出演 : メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、アレクサンドラ・ローチ、ハリー・ロイド






サッチャー一代記。



英国初だか西ヨーロッパ初だかの女性元首マーガレット・サッチャー。トップまで上り詰めた女性の半生を描く。
政治の裏側はあまり見えてこなかったけど、それを暴くのが趣旨ではないので。



サッチャーのお父さんの娘への教え。「なんとかかんとかで習慣が人格を作り上げるとかなんとか」は肝に銘じておきたいと思った。



アカデミー賞主演女優賞を獲得したメリル・ストリープの演技はさすがだった。『ジュリー&ジュリア』では大柄な女性を演じていたのに、本作では小柄なおばあちゃん。
特殊メイクも良い出来だった。メイクアップ賞も受賞。



音楽、効果音が控えめな映画。なので映画館での鑑賞前には要食事。


メランコリア

2012-03-06 20:20:46 | マ行の映画


新入荷続々♪24時間限定♪ポイント最大32倍♪メール便送料無料実施中♪■予約■SALE OFF!新品北米版DVD!【メランコリア】 Melancholia!


『メランコリア』
“MELANCHOLIA” (2011・デンマーク=スウェーデン=フランス=ドイツ・2h15)
監督・脚本 : ラース・フォン・トリアー
出演 : キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、キーファー・サザーランド、キャメロン・スパー







惑星メランコリアが地球に向かってきている。その時人間のあるべき姿とは。



2部構成。第1部では話がどこに向かうのか分からない。もしかして惑星は何かの比喩で実際には登場しないんじゃないだろうかとも思った。
しかし第2部で全ては明らかにされる。
やっぱり惑星メランコリアは比喩なんだろうと思う。それは不安とか絶望とかの。

メランコリア級の超巨大な不安が押し寄せようとした時。その不安を無視しようとする男。ただ闇雲に恐怖する女。不安の存在すら知らない無垢な少年。そして、不安が存在することを受け容れつつその対処が上手く出来なかった主人公。その4人のあり様を捉える。

その最期の時、4人の中でその不安に正面から対峙し堂々と向き合ったのは第1部で散々他人に迷惑をかけた主人公。
その迷惑をかける元となったのは主人公の中にある不安とか絶望とか何かだったのだろうと思う。
しかしその不安とか何かを常に抱えていたからこそメランコリアが迫ってきた時に堂々としていられた。
つまりは大人になったら1つや2つの不安は抱えるべきで(できれば他人に迷惑をかけないで)。誰しもにいずれかはメランコリア級とは言わずとも大きな不安はやってくるのだから。
それを不安を無視したり拒否したりする奴はいざって時に使いもんにならんと。そういう事ではないのかなぁと思った。
ラース・フォン・トリアー監督らしい現代の寓話だったなぁと。

まあ地球があんな状況になったら別に人間としてあるべき姿とかもう関係ないとは思うが。

子供に対しては不安とか絶望を知らなくていいし、またそれを大人が子供に押し付けるべきでもない。って所はラース・フォン・トリアー監督って意外と優しいんだなぁと思った。


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-22 15:11:46 | マ行の映画


★アカデミー賞作品賞ノミネート★■劇場展示限定Ver■ [映画ポスター] ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [REG-DS]


『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
“EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE” (2011・アメリカ・2h09)
監督 : スティーヴン・ダルドリー
出演 : トーマス・ホーン、トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、マックス・フォン・シドー、ヴィオラ・デイヴィス、ジェフリー・ライト、ジョン・グッドマン






2001年のニューヨークテロで父親を亡くした少年。父が残した鍵の意味を少年は探し求める。



鍵の意味は少年が期待していたものとは違ったけど、大切なのは結果ではなく結果に至るまでの過程。という事だろうか。
ではニューヨークテロが一つの結果だとして、そこに至ってしまった過程はどう捉えるべきなのか。
2001年の物語だからそこまで踏み込まないのだろうけど、それより10年がたった現在。あの少年なら色んな事を調べて色んな事を考えているはず。そっちの方の物語も観てみたい。大分ややこしい事になるとは思うが。

この映画は少年の成長記で、そこに母の愛が隠されていて。母を演じるサンドラ・ブロックが抑えめの演技で良かった。ハグ好きおじさんとの絡みが面白かった。



そういえばこの映画ってトム・ハンクスとジョン・グッドマンの『パンチライン』以来の共演作だったんだなぁと後になって気付く。どっちの映画とも二人が一緒に映っているシーンは無いが。

Punchline [VHS] [Import]



ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2012-01-04 11:24:29 | マ行の映画

Mission: Impossible - Ghost Protoco

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
“MISSION:IMPOSSIBLE-GHOST PROTOCOL” (2011・アメリカ・2h12)
監督 : ブラッド・バード  製作・出演 : トム・クルーズ
出演 : ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ミカエル・ニクヴィスト、レア・セドゥー






核戦争は人類の発展において必要不可欠である。という危険な思想の持ち主“コバルト”がその思想を実行し始めた。世界滅亡の危機を救うべくI.M.F.エージェント、イーサン・ハントをリーダーとするチームが決死のミッションに挑む。



面白かった。アニメーション監督のブラッド・バードが実写を初監督という事で若干〈かなり?〉不安はあったけど、全然普通にエンターテイメント超大作を撮り上げていた。
駐車タワーでのアタッシュケースの奪い合いのシーンがブラッド・バード監督らしさが一番出ていたように思う。
敵の人がイーサン・ハントと互角に戦っていた。見た目と違ってかなり強い。



これまでのシリーズ3作品は作品ごとにカラーを変えていたと言うかほとんど別物の作品になっていたけど、今回は前作『M:i:Ⅲ』の続きといった感じ。『M:i:Ⅲ』でのトム・クルーズの私生活を反映させたような浮かれ上がった結末にスパイ映画としての落とし前を本作で着けた。
やっぱり『M:i:Ⅲ』のままでは今後のシリーズ化は難しいのだろうと思う。あれはあれで良かったけど。浮かれ過ぎだけど。



チームのメンバーがそれぞれ活躍で良かった。
これまでのシリーズ共通の身内に裏切り者がいる。という設定を上手い事利用してのサスペンスもあったりして。
ポーラ・パットンカッコよかった。体型からして強い。女ドウェイン・ジョンソン。
サイモン・ペッグ面白かった。
シリーズ恒例の宙吊りはジェレミー・レナーが引き継ぎ。



新宿ミラノ1にて。
休憩時間中布袋さん版の『ミッション:インポッシブル』のテーマをエンドレスで聴き続ける。本編では未使用?
カッコいいけど布袋さん版最後に「ちゃら~ん」が無いのが残念。
http://youtu.be/6N6XY4HcAQI


マネーボール

2011-12-08 21:48:09 | マ行の映画

Moneyball: The Art of Winning and Unfair Game

『マネーボール』
“MONEYBALL” (2011・アメリカ・2h13)
監督 : ベネット・ミラー  製作・出演 : ブラッド・ピット
出演 : ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン










金欠球団のため主力選手の放出が相次ぐオークランド・アスレチックス。チーム作りを一任されているGMは金欠である事を逆手に取ったチーム作りに着手する。



試合以外でも戦っている男たちがいる。という近代野球映画。
その戦いの大半は金絡み。
そこを上手い事爽やか映画に仕立て上げている。噛みタバコは汚かったけど。

爽やか映画なのでブラピを見るジョナ・ヒルの目線が妖しい。と思うのは禁止。


密告・者

2011-12-01 19:31:59 | マ行の映画


【レア】ニコラス・ツェ(謝霆鋒)綫人 The Stool Pigeon サントラ-CD


『密告・者』
“綫人” (2010・香港・1h55)
監督 : ダンテ・ラム
出演 : ニコラス・ツェー、ニック・チョン、グイ・ルンメイ






密告者を巧みに操り捜査を展開する香港警察。宝石店強盗グループの中にも密告者を忍び込ませた。



ややスローな展開。その中にドラマを盛り込む。盛り込み過ぎな感じもしないでもなく。
こちらが期待していたクライムアクションは終盤の宝石店襲撃から俄然面白くなるが結末はほろ苦。アクションよりもドラマ性を重視した映画。



グイ・ルンメイは汚れ役。と言っても過激なシーンは無し。アクション頑張ってた。


ミッション:8ミニッツ

2011-11-22 19:32:08 | マ行の映画

Source Code [DVD]


『ミッション:8ミニッツ』
“SOURCE CODE” (2011・アメリカ・1h33)
監督 : ダンカン・ジョーンズ
出演 : ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファミーガ、ジェフリー・ライト







通勤列車が爆発された。捜査に強制的に協力させられる事になった男は爆発までの8分間に潜入し犯人を捜さなければならなかった。



ネタバレあり。



恐らく理解度は低め。何をもってして騙すの騙されないのと言っているのかもよく分からず。
『恋はデ・ジャヴ』+『トロン』なのかなぁとは思った。

Groundhog Day - 映画ポスター - 11 x 17TRON [VHS] [Import]











将来的にあの世界は有り得るんだろうと思った。あの世界が発生した瞬間のシーンは名シーン。

人々がデータとして生き続け、データであるからこそ現実世界を変えられる力をも持つ。という事で結局列車爆発事故は起こらず(起こるんだっけ?)。それまで観てきた事は無かった事に。でもあの世界は生まれこれからも存在し続けるんだけどね。
と理解している事が騙されているんだろうか。


モンスター上司

2011-11-12 11:18:14 | マ行の映画

モンスター上司 [DVD]

『モンスター上司』
“HORRIBLE BOSSES” (2011・アメリカ・1h38)
監督 : セス・ゴードン
出演 : ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、ケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス







悪友3人のそれぞれの職場の上司はそれぞれに問題人物だった。我慢の限界を超えた3人は殺害計画を立てる。



面白かった。テンポが良かった。
『ハングオーバー』から影響を受けていることは明らかだと思うけどいい影響。

3人の中から第2のブラッドリー・クーパーは出てきそうにないけど。

第2のザック・ガリフィナーキスは出てきそうな。クリスチャン・スレイター似のチャーリー・デイ。声としゃべり方が面白要素満載。

問題上司役3人の怪演も面白かった。
コリン・ファレルの見た目はやり過ぎだけど、ケヴィン・スペイシーが実力をいかんなく発揮して、ジェニファー・アニストンにあれだけ開き直られたら見た目で勝負するしかないかとは思える。

ドナルド・サザーランドが『メカニック』に続いて拘束期間短そうな役を楽勝で演じている。いいポジションいるなぁと思うが、長年の積み重ねがないとあのポジションにはつけないのだろうと思う。


ミラクル/奇蹟

2011-10-24 19:34:11 | マ行の映画

奇蹟〈ミラクル〉 [DVD]

『ミラクル/奇蹟』
“奇蹟” (1989・香港・1h58)
監督・脚本・出演 : ジャッキー・チェン
出演 : アニタ・ムイ、ウー・マ、クェイ・アルイ、トン・ピョウ、リチャード・ン








ひょんな事から香港黒社会のボスになってしまった青年コウ。心優しきコウは悪に染まらない優しいボスとなる。



大成龍祭にて。
多分これで祭の参加は最後になるのかならないのか。先着何名かで貰えるステッカーはついに貰えなかった。
スクール・オブ・ジャッキー無し。
上映終了後『1911』のプレスシートが当たる抽選会があったけど不参加。ダッシュで帰宅。



アクション人情喜劇。
喜劇として2時間近いのは若干長い気がした。ジャッキーのフェイバリットな作品という事で思い入れの強さがこの長さになってしまったのか。

クラブの改装シーンでの長回し(カメラ移動有り)上手かった。
100作目の出演作『1911』では総監督というちょっと意味不明の立場。現場での指揮はしなかった?
成家班が戦場での戦闘シーンを担当しているという事なので主にそっちを?