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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)

2016-03-31 21:08:19 | ハ行の映画

WHITE GOD

『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』
"FEHER ISTEN" (2014・ハンガリー=ドイツ=スウェーデン・1h59)
監督・脚本 : コルネル・ムンドルッツォ
出演 : ジョーフィア・プソッタ、シャンドール・ジョーテール









大人の都合により離れ離れにされた少女と犬。少女は愛犬を探す一方で男子にほのかな恋心を抱いたり、不仲であった父親との関係を修復したりしていた。
その頃犬は人間の悪意により闘うマシーンに作り上げられていた。



それぞれの動物に個体差は有るけど大まかに言って犬ほど人間に忠実であったり信頼を寄せてくれたり感情を分かち合えたりする動物は地球上にいないわけで。
そんな唯一ともいえる存在に対しても人間は時に酷い仕打ちを行う。そんな事がいつまでも許されるはずはなく、いつか手酷いしっぺ返しを喰らうであろう。喰らわなければいつまでも人間は反省しない。という寓話。


ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション

2016-03-08 22:03:02 | ハ行の映画

UK版ポスター ハンガーゲーム4 ファイナルレボリューション uk3 [並行輸入品]

『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』
"THE HUNGER GAMES: MOCKINGJAY - PART2" (2015・アメリカ・2h17)
監督 : フランシス・ローレンス
出演 : ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、ジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジェフリー・ライト、サム・クラフリン、ウィロウ・シールズ、ジェナ・マローン、マハーシャラ・アリ、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド





革命の機運が高まる中、カットニスは独裁者の暗殺を決意し仲間とともに首都キャピトルに潜入する。



3部作4作品で完結。色恋沙汰はそんなに表に出ず革命の物語をメインとし、その中でヒロインが悩み苦しんで成長する姿を描いた所はとても良かったと思う。



日本を除いて世界では1、2作目が爆発的大ヒット。3、4作目はそれに比べたらもう一つながら、でも大ヒット。
それだけ記録にも残るシリーズだけどアカデミー賞には全く無縁だった。技術・美術部門でのノミネートすら一つも無いっていうのも成功した大作映画として珍しいような気がする。
MTVムービー・アワードでの受賞はこれまでに多数有る様。最終作はそちらで有終の美を飾れるだろうか。



フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。撮影途中でああいう事になってしまったのか。最後の方でその影響が無くも無いような感じだった。


ペンギンズ from マダガスカル ザ・ムービー

2016-03-08 20:16:12 | ハ行の映画

Poster - Dreamwork - Penguins of Madagascar - Cast New Wall Art 22

『ペンギンズ from マダガスカル ザ・ムービー』
"PENGUINS OF MADAGASCAR" (2014・アメリカ・1h32)
監督 : エリック・ダーネル/サイモン・J・スミス
声の出演 : 飛田展男、石田泰弘、手塚秀彰、関貴昭、楠見尚己、成田剣









ペンギンの見た目の可愛さに憎悪するタコがペンギンを標的とした悪事を働く。



『マダカスカル』シリーズから人気キャラのペンギンズを主役としたスピンオフ作品。ペンギンズが主役のテレビシリーズ(未見)からの映画化でもあるみたい。
唯我独尊な思考のペンギンたちのやってる事は出鱈目ながら何故か大活躍してしまう。というシリーズでの恒例を拡大。



『マダガスカル』シリーズでは謎の多かったペンギンたちの謎の一部が明かされるが、謎めいているから面白いという所も有るんではないかと思う。
『ハクション大魔王』におけるそれからどしたの?のおじさんとか、手塚作品におけるヒョウタンツギとかもなんだか分からないけど面白い。
逆になんなのか分かっちゃうと面白くなくなる事もあると思う。

それからおじさん タツノコキャラクター フィギュアキーホルダー3  ハクション大魔王【ヒョウタンツギ】 バンク・ヒョウタンツギ










2012年の『マダガスカル3』以降しばらくの間日本では劇場公開されなかったドリームワークス製アニメ。本作はユナイテッド・シネマ限定での公開。
今後は今夏公開予定の『カンフー・パンダ3』はじめとして劇場公開されれば嬉しい。吹替えがメインになるんだろうけど出来れば字幕版でも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3


ハーモニー

2016-03-04 20:06:40 | ハ行の映画


『ハーモニー』
(2015・日本・2h00)
監督 : なかむらたかし/マイケル・アリアス
声の出演 : 沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾、榊原良子、三木眞一郎、森田順平



医療技術の進歩により日々の体調は全て管理されている社会。そんな社会は欺瞞であると嫌悪を抱く少女たち。ある時健康主義社会の在り方を否定するような事件が起こる。



ハードSF。SFとしてもハードなのだろうけど、登場人物の一人の過去の方がよりハードだったような。

主人公の前髪が鬱陶しかった。他人事ながらイーってなる。


ヴィジット

2016-02-19 20:12:59 | ハ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ヴィジット 光沢プリント

『ヴィジット』
"THE VISIT" (2015・アメリカ・1h34)
製作・監督・脚本 : M・ナイト・シャマラン
出演 : オリヴィア・デヨング、エド・オクセンボウルド、ディアナ・ダナガン、ピーター・マクロビー、キャスリン・ハーン









母親が両親と疎遠だったため今まで一度も会った事の無い祖父母のもとを訪れる姉と弟。一週間の滞在の間、映画監督を志望する姉はその様子を映像で記録する事にした。



『ヴィジット』、カテゴリーをハ行にするのかア行にするのかで悩む。読みだと「ビジット」だし、書きだと「ウ」に濁点だし。
ヴァ行を作れば悩まなくて済むのか。



M・ナイト・シャマラン監督によるPOV(主観映像)スリラー。シャマラン監督の作風とPOVの相性はとてもマッチしているように思えた。
何かが起こりそうな予感をじっくりと描き出す退屈さ。退屈さを時折破る衝撃的な出来事。といった退屈も含めた面白さ。
シャマラン監督が不調の時は面白さが退屈を上回れないが、本作は面白さが上回っていた方だと思う。

本作の恐怖の真相は実際そんな事が起こったらメチャクチャ怖いのは理解できるが、その事を思い出すと笑えてしまうのは何故なのか。弟くんのラップのせいなのか。


ヒトラー暗殺、13分の誤算

2016-02-15 19:30:31 | ハ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ヒトラー暗殺、13分の誤算 光沢プリント

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
"ELSER" (2015・ドイツ・1h54)
監督 : オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演 : クリスティアン・フリーゲル、カタリーナ・シュットラー、ブルクハルト・クラウスナー、ヨハン・フォン・ビューロー









1939年11月8日、演説中のヒトラーの暗殺を狙った爆破が起こる。暗殺は未遂に終わり犯人は即刻逮捕。共犯の存在を疑う親衛隊、秘密警察によって執拗な取り調べが行われる。



ヒトラー暗殺が失敗する事は歴史上の事実で分かっている事で、結果失敗に至るまでをスリリングに見せてくれるサスペンスを期待していたけどそういった感じの作品では無かった。
ヒトラー暗殺未遂事件の犯人ゲオルク・エルザーがどの様な人物だったかを時を遡って描き、それと共にナチスが台頭していくドイツの国内事情と時代背景が描かれる作品だった。

ゲオルク・エルザーはナチス党の躍進にドイツ国民の大半が熱狂していた時にその危うさを敏感に察知して犯行に至った。
今現在からしたらヒトラーの野郎暗殺して当然暗殺されて当然とも思えるけども、ゲオルク・エルザーが暗殺を実行した1939年の時点ではどうだったのか。1939年はドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった年だけどそれから数年間世界中がとんでもない事になると予見していた人はどれほどいたのか。
しかし何もナチスドイツは唐突に世界を敵に回そうと動き出したわけではなくて、その兆候でもあるドイツ国内での弾圧や差別、国外への干渉などは行われていて、その現状を体感したゲオルク・エルザーは行動を起こす。

あの時ドイツ国民は何をすべきだったのか。それをゲオルク・エルザーの行動によって検証、学習する映画だったのかもしれない。
戦後70年が経ってもドイツの方々はそういう宿題を自らに課し、国外からは事有るごとに糾弾、告発される。忘れてはいけない事とはいえ大変だなあと思う。いつか逆ギレする日が来るんじゃないだろうか。



2015年10月シネマライズにて。


ファンタスティック・フォー

2016-01-28 19:26:11 | ハ行の映画

ファンタスティックフォー2015年ポスターDSケイトマーラ27x40 [並行輸入品]

『ファンタスティック・フォー』
"FANTASTIC FOUR" (2015・アメリカ・1h40)
監督・脚本 : ジョシュ・トランク
出演 : マイルズ・テラー、ケイト・マーラ、ジェイミー・ベル、マイケル・B・ジョーダン、トビー・ケベル、レグ・E・キャシー、ティム・ブレイク・ネルソン








異次元にある星には地球のエネルギー問題を解決できる物質が存在すると思われていた。その星への移動手段を開発した若者たちは星へと赴くがアクシデントにより特殊な能力が備わってしまう。



マーベルコミックヒーローたちが集うマーベルユニバースへの参加のためのリブート作品。
残念ながら失敗作の烙印を押される。それを覚悟の上で観たらそんなに悪くなかった。
仮にこの内容で大ヒット、高評価だったら逆にボロクソに貶すかもしれない天邪鬼。

上映時間100分、内容は実質95分ぐらいとコンパクトにまとまっていて、その中でヒーローモノとして見せ場がちゃんと有って、一応悪者も倒して。と、ヒーロー映画として何の問題もない。
そのただ単にヒーローモノという所がこれまでのマーベルヒーロー映画からしたら物足りない所なのだろうか。どれも似たようなものだと思わないでもないが。



興行的にコケたという事で決定していた続編は中止だとか。もう一回リブートするんだろうか?リブートの『アメイジング・スパイダーマン』もまたリブートだとか。大体同じ内容を2回も3回もリブートするのもどうかと思うけど。
ファンの方たちからしたら失敗とされてもまたやり直してくれるのは特に問題は無いのだろう。

『X-メン:フューチャー&パスト』で一つの時系列を無い事にした。失敗作の烙印を押されるとその時系列送りにされて無かった事にされると理解してもいいのだろうか。


ピエロがお前を嘲笑う

2016-01-25 19:18:42 | ハ行の映画


『ピエロがお前を嘲笑う』
"WHO AM I - KEIN SYSTEM IST SICHER" (2014・ドイツ・1h46)
監督・脚本 : バラン・ボー・オダー
出演 : トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr、ハンナー・ヘルツシュブルンク、トリーヌ・ディルホム



ドイツ連邦情報局へのハッキングの犯人として自首してきた男。グループでの犯行を自供するが取り調べを担当する捜査官はその矛盾に気付く。



どんでん返し系の映画は昔はコンゲームと呼ばれていたけど、本作ではマインドファック・ムービーという呼称を提唱。定着するだろうか。

そんなに理解出来ていないのでどんでん返しによるしてやられた感はあまり無かった。
捜査官が角砂糖を見てはたと気付くがどういう事なのか分からなかった。角砂糖の数に意味が有ったのだろうか。


ぼくらの家路

2016-01-11 20:31:56 | ハ行の映画
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『ぼくらの家路』
"JACK" (2013・ドイツ・1h43)
監督・脚本 : エドワード・ベルガ―
出演 : イヴォ・ピッツカー、ゲオルク・アルムス、ルイーゼ・ハイヤー、ネレ・ミュラー=シュテーフェン



母親と幼い息子二人の三人家族。母親は奔放な人物で時折息子たちの存在を忘れたかのような行動をとる。息子たちはそれでも母親を慕っていたがある時母親が姿を消し連絡も取れなくなった。



ネタバレ有。



母親は子供たちが大事でとても愛しているのだけど自分の事も同じくらいに大事という人物。
母と自分と弟、三人の家族である事を頑なに守ろうとした長男くんがこれ以上無理に母親をつなぎ止めてバラバラになるより、母親を自由にする事で三人が家族であり続ける事を選択したのではないだろうか。
母親と完全に決別をしたという事では無く。施設に入ったとしても会おうと思えば会えるわけだし。
家族には色々な形が有って、長男くんが苦渋の決断をしたああいう形があの母親と子供たちにとって、つらい事も有るだろうけど将来的にもベストな家族の在り方なのかもしれない。
そういう決断をまだ幼い子供にさせるのが観ていてやるせないが、長男くんだけしかあの決断を下せる人間はいなかったのだろうと思う。


ピクセル

2016-01-11 19:04:14 | ハ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンG ピクセル 光沢プリント

『ピクセル』
"PIXELS" (2015・アメリカ・1h45)
製作・監督 : クリス・コロンバス  製作・出演 : アダム・サンドラー
出演 : ミシェル・モナハン、ケヴィン・ジェームズ、ジョシュ・ギャッド、ピーター・ディンクレイジ、マット・リンツ、ブライアン・コックス、ショーン・ビーン、デニス・アキヤマ







かつてNASAが宇宙に向けて送った友好的メッセージを宣戦布告と誤解し本気の戦争を仕掛けてくる宇宙人。その戦闘方法はメッセージに含まれていた1980年代のビデオゲームを模したものであり、地球を守るためにそのビデオゲームの達人たちの力が必要となった。



いつものアダム・サンドラー主演のコメディ映画とは違うように感じた。アダム・サンドラー有りきではなく、宇宙人とのビデオゲーム戦争の企画に後からアダム・サンドラーが主役として参加した様な。
実際、短編映画が原作で、今回の長編映画化の際にプロデューサー兼主役としてアダム・サンドラーが加わったみたい。
1980年代の懐かしのビデオゲームをフィーチャーしたアドベンチャー映画といった趣であり、アダム・サンドラー主演のコメディ映画として観るとやや物足りない。コメディパートではアダム・サンドラーは一歩引いて若手のジョシュ・ギャッドを推しているし。



パックマンの開発者の方が出演している。とだけ知っていて、パックマンの開発者役を自ら演じているのかと勘違いしていて、演技が凄い上手だなあと思っていたら演じていたのはプロの役者さんだった。
開発者の方は隠れキャラ的な感じでどこかのシーンにチラッとだけ出ていたんだとか。



アダム・サンドラーファミリー総出演といった感じ(ケヴィン・ジェームズは出ていない様)で楽しみにしていた西部劇コメディ"The Ridiculous 6"は定額動画配信サービスのNetflix (ネットフリックス) オリジナル作品でアメリカでも劇場公開はされず。仮に劇場公開作品であったとしても日本では未公開ソフトスルーの可能性の方が高いが。
日本のNetflixでも『リディキュラス6』として既に視聴可能の様。ソフト化はされないんだろうか。
当初は劇場公開作品としての企画だったけど、西部劇という事で大手のスタジオから敬遠されてNetflixでの制作になった。という経緯みたい。
今後配信サービスでしか観られない作品が増える傾向になるのだろうか。



ハッピーボイス・キラー

2016-01-08 19:34:06 | ハ行の映画

VOICES

『ハッピーボイス・キラー』
"THE VOICE" (2014・アメリカ・1h43)
監督 : マルジャン・サトラピ
出演 : ライアン・レイノルズ、ジェマ・アータートン、アナ・ケンドリック、ジャッキー・ウィーヴァー、エラ・スミス
声の出演 : ライアン・レイノルズ








人間以外の生き物と会話できる男は男なりに幸せに暮らしていたが、医師の処方した薬を飲むとそれまで見えなかった見たくないものが見えてしまうのだった。



サイコな男の理想と現実。どっちにしろ一般社会では受け入れられないもので。
サイコな人と一般人が共に幸せに暮らす社会なんてものはこの世では有り得なく。もしそれが実現するとしたらそれはあの世しかないのだ。という締めくくりだったのだろうなあと一応納得は出来た。


パージ:アナーキー

2015-12-23 19:35:04 | ハ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンH パージ : アナーキー 光沢プリント

『パージ:アナーキー』
"THE PURGE: ANARCHY" (2014・アメリカ・1h43)
監督・脚本 : ジェームズ・デモナコ
出演 : フランク・グリロ、カーメン・イジョゴ、ゾーイ・ソウル、ザック・ギルフォード、キーリー・サンチェズ









近未来のアメリカで一部を除き犯罪が許される12時間が今年もやって来た。犯罪の標的となるのは低所得者層で、その層を切り捨てる事によってアメリカ経済が潤うシステムが確立していた。



ネタバレ有。



前作から丁度一年後の設定。犯罪を犯す者、その犠牲になる者、反撃する者、反撃される者の殺し合いを過激さを増してただ繰り返すだけの続編ではなかった。
本作の売りである殺し合いは当然有るが、何故殺し合いをしなければならないのかその理由がストーリーの柱となっている。
人間の悪の本性による殺し合いではなく、人間の本性を利用した権力者による陰謀といった政治的サスペンス要素が盛り込まれ、今後『ハンガー・ゲーム』的レボリューションな展開が予想されなくもない。
個人的にはその展開に興味はあるけど、大方の人がシリーズとして期待していたのはえげつない殺し合いをより過激に。といった事なのではないかと思う。



前作で標的になった人がレジスタンスの中にいたのはストーリーにつながりが感じられて良かった。


パージ

2015-12-20 20:31:04 | ハ行の映画

ポスター/スチール写真 A4 パターンA パージ 光沢プリント

『パージ』
"THE PURGE" (2013・アメリカ・1h25)
監督・脚本 : ジェームズ・デモナコ
出演 : イーサン・ホーク、レナ・ヘディ、アデレイド・ケイン、マックス・バークホルダー、エドウィン・ホッジ









近未来のアメリカで一年に一度12時間に限り一部を除いて犯罪が許される法律"パージ"が犯罪抑止の絶大な効果を上げていた。今年もその12時間が始まる。



分類的にはバイオレンスホラーだろうか。ホラー?という気がしないでもない。allcinemaのジャンルではサスペンス/ホラー/SF。IMDBではホラー/SF/スリラー。
スリラーが一番合っている様な気がする。あと、本作がSFであるという事もそういやそうだなーと思った。SFっぽさはあまり感じられ無いけど設定的には近未来SF。

もっとぐちょぐちょの血みどろのバイオレンスを想像してビビりながらの鑑賞だったけど、思っていたほどの残虐描写ではなくちょっと拍子抜けではあった。かと言って観た後に気分が悪くなるほどだったらそれは困る。
ほどよい恐怖と残酷さ、かと言って気分を害するほどでもない。そのゆるく感じてしまう所がハリウッドのエンターテイメント作品としての丁度いい落としどころだったのだろう。
本作のバイオレンスをゆるいと感じるのは感覚が麻痺しているのかもしれない。



イーサン・ホークのショットガンがカッコ良かった。銃の上に持ち手がついてる。その形状と構え方から「チェーンソー」と呼ばれているらしい。
その持ち手をガコンと引いて薬莢を排出する。
見た事の無い銃だったので単純にカッコよく思えたが、改めて考えると独特の形状にどのような利点が有るのかはよく分からない。銃を目線の位置に合わせて狙いを定める撃ち方は難しそうだし。元々ショットガン自体が細かく狙いを定めて撃つものではないらしいが。

薬莢はめちゃめちゃ熱い



ブレイド・マスター

2015-11-16 19:32:11 | ハ行の映画

BROTHERHOOD OF BLADES

『ブレイド・マスター』
"繍春刀" (2014・中国・1h51)
監督・脚本 : ルー・ヤン
出演 : チャン・チェン、ワン・チエンユエン、リー・トンシュエ










明朝末期。新しい皇帝の即位により前皇帝の残党狩りを任務とする男たちが権力争いに巻き込まれてゆく。



シネマート新宿 ≪2015夏の香港・中国エンターテイメント映画まつり≫にて。



宮仕えはつらいよ。といった内容。働く人は多かれ少なかれみんなつらい。という事はどんな時代でも万国共通であって、映画に限らずこれから先もこういった内容の作品は形を変えて色々と作られてゆくのだと思う。
中国の働く人たちもきっと色々とつらいんだろう。



『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』に出ていたイエ・チン叶青(葉青の表記も有る)がチラッと出ていた。

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ブラック・シー

2015-11-10 19:17:00 | ハ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンC ブラック・シー  光沢プリント

『ブラック・シー』
"BLACK SEA" (2014・イギリス=ロシア・1h55)
製作・監督 : ケヴィン・マクドナルド
出演 : ジュード・ロウ、ベン・メンデルスソーン、スクート・マクネイリー、ボビー・スコフィールド、グレゴリー・ドブリギン









海洋サルベージ会社を解雇された男は黒海に沈む金塊を積んだUボートを目指してイギリス・ロシアの混成チームを組み中古の潜水艦に乗り込む。



ネタバレ有。



潜水艦映画としてなかなかの秀作だったと思う。潜水艦映画は大半が戦争映画だけど本作ではそこを外して海底に眠るお宝を目指すトレジャーハンティング。
他国の領海内に沈んでいるUボートに極秘に近付くため密入国しなければならず、そのため艦内でアクシデントが起きても迂闊に海上には浮上できないという所に戦争映画のエッセンスも感じられる。
また深海映画でも有り、深海映画と言えば『アビス』で、本作も深海での作業といった所に『アビス』っぽさが感じられて嬉しく好印象。
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艦内でのイギリスとロシアの対立が激化する中、なんとかしようと一人のロシア人につたないロシア語で話しかけるジュード・ロウ。
「ピロシキボルシチビーフストロガノフダーダー」
と、ロシア人は「なに言ってっか全然分かんねえ」と英語で答える。
「え、英語?英語しゃべれんの?」
「うん」
「なんでそれ言わないの?」
「うん、聞かれなかったから」
といった感じのやり取りが緊迫した状況の中で面白かった。



潜水艦内部が舞台になり、乗組員はむさ苦しい野郎たちなので明るく楽しい冒険譚にはならず、急造混成チームによるいざこざやいがみ合いがシビアに描かれ、艦内アクシデントや沈没の危機を乗り切ろうとする乗組員たちの姿がたくましく描かれる。
そのどぐされサブマリナーたちをまとめるリーダーがジュード・ロウ。最近は外見の変化に伴いマッチョなイメージも前面に押し出している様でカッコ良かった。
ほろ苦な結末もそのマッチョさゆえといった所でも有るのだろう。

2013年。ウィンブルドンでテニスを観戦中のジュード・ロウ。
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潜水艦映画と言えば
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%82%92%E9%A1%8C%E6%9D%90%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BD%9C%E5%93%81
古いのはほとんど観ていないが、『Uボート』『レッド・オクトーバーを追え!』『クリムゾン・タイド』がメジャーと言えるのではないだろうか。
マイナーな所では、デヴィッド・トゥーヒー監督、ダーレン・アロノフスキー脚本の『ビロウ』、韓国映画『ユリョン』、『スティング』(脚本)』『メジャーリーグ』(監督)のデヴィッド・S・ウォード監督によるコメディ映画『イン・ザ・ネイビー』(旧題『潜望鏡を上げろ』)が面白かった印象。
デヴィッド・S・ウォードは『イン・ザ・ネイビー』以降監督作は無い。つまりは『イン・ザ・ネイビー』がどういった作品なのかも推し量れるが。