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ラストスタンド

2013-05-17 19:11:22 | ラ行の映画

ポスタ- アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA ラストスタンド 光沢プリント

『ラストスタンド』
“THE LAST STAND” (2013・アメリカ・1h47)
監督 : キム・ジウン
出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー、エドゥアルド・ノリエガ、ルイス・ガスマン、ジョニー・ノックスヴィル、ロドリゴ・サントロ、ジェイミー・アレクサンダー、ピーター・ストーメア、フォレスト・ウィティカー






死刑確定の麻薬王が連行中に脱走し目指したのは国境沿いの小さな町。その町の保安官と仲間たちが麻薬王の脱走を食い止める最後の砦だった。



シュワルツェネッガーの主演復帰作。8年ぐらいの政治家活動を経て演技力が向上したように思えた。政治家も演技する事が重要でそこで演技が自然と磨かれたのかも。



アクション映画としては事の顛末をきっちりと描いたのちクライマックスの大アクションシーンへとなだれ込む感じ。なので前半はシュワルツェネッガーの登場していないシーンが多かった。
だから主役の影が薄いと言うか。クライマックスで大活躍するので帳尻は合っているんだろうけど。

本作と対照的なのが『ダイ・ハード/ラスト・デイ』で、『ラスト・デイ』は顛末を出来る限り省略して主人公ジョン・マクレーンの登場しないシーンを減らして画面にほぼ出ずっぱりにさせる。

『ラストスタンド』と『ラスト・デイ』のいい所を取って、顛末をしっかり描きながらそこに主人公を上手い事絡めさせ活躍させそしてクライマックスへと突き進む。っていうアクション映画を観たい。



銃撃シーンでは血飛沫が飛び散りさらに肉片、肉塊が飛び散っていた。
アクション映画で血飛沫飛び散るとテンションが上がり、肉片が飛び散ると引くタイプ。ホラー映画なら肉片でも腹わたでも構わない。



ルイス・ガスマンがただの賑やかし役ではなく主人公を補佐するポジション。『プレデター』で言う所のビル・デューク。
これはガスマン史上最高のアクションシーンでの大活躍が見れるのでは。と期待したけど最高の活躍とは残念ながら言えなかった。本当に残念だった。

更にはエンドロールでの出演者のイラストがカッコ良く。バンクシー風?よく分からないがカッコ良く。
出演者が次々とカッコよくイラストされ、ルイス・ガスマンはどれだけカッコよくなっているのだろうかと期待が高まったが、ルイス・ガスマンだけ何故か顔の部分の影が強めでほぼシルエット状態なのが残念だった。本当に残念だった。



池袋シネマ・ロサにて。


リンカーン

2013-04-28 21:31:26 | ラ行の映画

Lincoln

『リンカーン』
“LINCOLN” (2012・アメリカ・2h30)
製作・監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、トミー・リー・ジョーンズ、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ジャッキー・アール・ヘイリー





アメリカ、南北戦争末期。南軍の敗色は濃厚であり後は停戦条件と停戦の時期の駆け引きの段階まで来ていた。
北軍の最大目標である奴隷制度の撤廃は停戦前に憲法の改正を行わなければ停戦後になし崩しにされてしまう恐れがあるため、リンカーン大統領とその側近は何としても憲法を改正するべく票集めに奔走するのだった。



クソ真面目なリンカーン大統領の人物伝かと思っていたけど政治劇だった。リンカーン大統領の最大の功績である奴隷制度の撤廃に至るまでの重要な約1か月を描く。
『ヒッチコック』と同じである重要なエピソードを描く事によってその人物像を浮き上がらせる感じ。

歴史政治劇なだけに勉強不足だと理解しきれない部分も有るけど、政治ドラマとしての様々な駆け引きは面白く思えた。



リンカーン大統領は現在でもアメリカ国民に最も愛される大統領であるらしい。愛される理由はダニエル・デイ=ルイスの名演によって十分に伝わった。
その高潔な姿は理想の政治家であり、その理想の政治家が理想に掲げた事をやり遂げる。アメリカの政治が最も輝いた瞬間なのだろうと思う。

ただ、リンカーン大統領を描く上ではそこで終わるわけにはいかず、輝きの後に待ち受けるアメリカが当時から抱えている闇がどんよりとのしかかってくる。
そこら辺が映画としての重厚さなのか、後味の苦さなのか。



新宿ミラノ1にて。公開スケジュールの都合上ミラノ1での上映は1週間だけだった。

いつの間にか新宿ミラノでもムビチケが使えるようになっていた。『ライジング・ドラゴン』の時でも使えたんだろうか。
ただしネットでは使えず劇場窓口のみ。


ライジング・ドラゴン

2013-04-26 11:04:04 | ラ行の映画

ポスタ- A4 パターンB ライジング・ドラゴン 光沢プリント

『ライジング・ドラゴン』
“十二生肖” (2012・香港・2h04)
製作・監督・脚本・出演 : ジャッキー・チェン
出演 : クォン・サンウ、ジャン・ランシン、ヤオ・シントン、オリヴァー・プラット








かつて欧米列強諸国によって持ち去られた中国の至宝の数々を奪い返すべく様々なミッションに挑むJCとその仲間たち。
JCたちの目的は高額の報酬であったが、やがて愛国心と道徳心が芽生え正義の行いに命を懸けるのだった。



ジャッキーの最後のアクション超大作主演作品との事。エンドロールでのメッセージで引退じゃないよと言ってたので一安心。
アクション超大作の主演が最後という事でアクション作品の主演はするしアクション超大作の監督及び出演はするという風に曲解してもよろしいのだろうか。

ジャッキーのアクションは相変わらず楽しかったしまだ全然キレキレだったし、成家班とのお仕事はまだまだ観たい。



作品も面白かった。歴史問題やら時事問題にまで片足突っ込んだ時にはどうなるのかと思ったけど、観終わったらジャッキーらしいアクション超大作で、主演としてはこれが最後になってしまうのかなあと思うとなんだかしみじみしてしまった。

本作は3D作品だったらしい。日本での3D上映は無し。3Dの割高料金でジャッキー史上最大のヒット作になったのだろうか。

ジャッキー作品の集大成と言うか全部見せと言うかあれやこれやと詰め込まれているのが単純に楽しい。

クライマックスのスカイダイビングは『プロジェクトA』の時計台からの落下のロングバージョンであり『ドラゴンロード』の金まんじゅうの奪い合いのスカイバージョンでもあるのだろうと思う。

ジャッキー映画の影のレギュラー、三菱車(今回はパジェロ)が当然の様に姿を見せ。

最後に出てきたJCの奥さんは実際のジャッキーの奥さんだったりするのだろうかと思ったらその通りだった。ジョアン・リン。
息子のジェイシー・チャンが主題歌を歌っていてエンドロールでチラッとだけ顔を見せた。
ここら辺はジャッキーのプライベートな集大成であるのだろう。



新宿ミラノ1にて。スケジュールの関係上ミラノ1での上映は1週間(『リンカーン』が金曜公開だったので6日間)だけだった。


レッド・ライト

2013-02-25 17:29:46 | ラ行の映画


★ロバートデニーロ主演作★■片面印刷Ver■ [映画ポスター] レッド・ライト (RED LIGHTS) [SS]


『レッド・ライト』
“RED LIGHTS” (2012・アメリカ=スペイン・1h53)
製作・監督・脚本・編集 : ロドリゴ・コルテス
出演 : キリアン・マーフィー、シガーニー・ウィーヴァー、ロバート・デ・ニーロ、エリザベス・オルセン、トビー・ジョーンズ








超能力の存在を懐疑する学者二人。これまで数々の超能力者を名乗る者たちのトリックを見破ってきたが、長年の隠遁から最近復活した男だけが懐疑の信念を揺るがすただ一人の人物だった。
学者と超能力者の対決の時が迫る。果たして超能力は本当に存在するのか。



ネタバレ有。



学者二人、シガニー・ウィーヴァーとキリアン・マーフィーのコンビが良くかなり面白く観ていたけど最後がよく分からなかった。

結局あの人が唯一本物の超能力者という事だったみたいだけど、それでは全てに説明がついていないような気がした。
それまで超能力者である自覚が無かったのだからその力を制御できるはずが無く。だから勝手に発動してしまったという事なのか。

真の超能力者が目覚めるという事でサイキック版『アンブレイカブル』としても観れるかもしれない。
Unbreakable [VHS] [Import]












コインを投げるのは手で投げるんじゃなくて、そこで超能力を使った方が本物と偽物の対比がより表されたんじゃないだろうか。
超能力を使わずに手で投げる事にも何か意味が有るのか。



女子学生の事を若過ぎると言っていたのは特に裏は無く、恋人とするには若過ぎない?っていうある意味親心みたいなものだったのだろう。
そこら辺の学者二人の関係性が良かったりする。



デ・ニーロの若かりし頃を演じていた人、表情がそっくりだった。モノマネの人?かと思ったらEugenio Mira という人でスペインの映画監督らしい。
今年ジョン・キューザック、イライジャ・ウッド出演の“Grand Piano”というスリラー映画が全米公開予定だとか。


ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

2013-02-21 18:03:56 | ラ行の映画

The Making of Life of Pi: A Film, a Journey

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
“LIFE OF PI” (2012・アメリカ・2h07)
製作・監督 : アン・リー
出演 : スラージ・シャルマ、イルファ・カーン、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー








カナダ在住のインド人、通称パイの身に起きた数奇な出来事とは。



ネタバレ有。



主人公に降りかかる数奇な出来事。インド人版の『フォレスト・ガンプ』の気持ちで観ていた。そのままで終わるのかなあと思っていたら、主人公が日本の保険会社に漂流の際の別ストーリーを語るシーンがやけに長くて。
そこをじっくりと描く事に何の意味が有るのだろうと考えたら、漂流で実際に起きた事は保険会社に語った別ストーリーの方で、この映画でそれまで描かれていたトラとの漂流はその過酷過ぎる現実から逃避するために主人公が作り上げた物語だったのではないかと思えた。

トラが主人公、オランウータンが母親、ハイエナが難破した船の料理人、シマウマが船員という事だった。
という事はトラは他の動物を食べてしまったわけで、それを直接的に描くシーンは無かったけどトラなら食べるのが普通。
そうなると主人公もそういう事になる。ミーアキャットはあの島自体が存在するか分からないのでそういう事にはなっていないのかも
救命ボートには食料と水が積み込まれてはいたけど、それが底を突いた時にそういう事が起きたのか。

もし主人公がそういう事をしたのなら、それを忘れる、忘れるというかその後これからを生きてゆくためにその事だけに囚われないようにするためにトラと漂流した物語が必要だったんじゃないだろうか。
だから最後にトラは振り向かなかったのではないか。過酷な漂流の中での過酷な出来事は主人公の分身であるトラが抱えてどこかに消えていった。

最初の方の宗教に関するエピソードもそこに関わっているのかもしれない。宗教も過酷な現実から一時でも逃れるための一つの手段であると。
色んな宗教が有るけどその点においては共通する所が有るのではないだろうか。



トーホーシネマの3Dで。特に印象に残るシーンは無く。
3Dメガネ持参で100円浮かそうと思っていたけど、トーホーの3Dメガネがなにやら新しくなっていたので100円プラスでそのメガネで観た。
今までの持ち帰り可のメガネは平面的な作りだったけどトーホーの新しいのは立体構造3次元メガネな作り。
そのためズレにくく軽いので掛けてて不快にならないのが良い。ただ、良くなったとしてもなんかしら文句をつけてしまうのが申し訳ないが、立体構造なので持ち運ぶ時が邪魔。


レ・ミゼラブル

2013-02-11 20:18:27 | ラ行の映画

LesMiserables~レ・ミゼラブル~ 映画パンフレット  【監  督】トム・フーパー 【キャスト】ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター

『レ・ミゼラブル』
“LES MISERABLES” (2012・イギリス・2h38)
監督 : トム・フーパー
出演 : ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、イザベル・アレン、エディ・レッドメイン、サマンサ・バークス







フランス革命によって崩壊した王政が復古し市民は苦しい生活を強いられていた。再びの革命の時を信じ行動を起こす若者たち。革命の機運は高まり蜂起の時はやって来たかに思えた。
果たしてフランスが真に自由と平等の国となる日はやって来るのか。



全編ほぼ歌いっ放しのミュージカルという事で不安だったけど意外と心穏やかに観れた。歌が物語の進行の邪魔になっていなかったのが良かったのかも。
サシャ・バロンのシーンは苦手な感じ。物語が進行しないので若干イラッとした。

歌が別録りではなく撮影現場での同録という事も演者の表現が直に伝わってくるように思えて良かったのかも。
その方式を選んだことが選んだ人、監督なのかプロデューサーなのかはたまたスタジオの偉い人なのかは知らないが、その人の功績だろうと思う。

フランスの話しなのでフランス語版でも聴いてみたい。違う感じの雰囲気になるんだろうか。



物語としては終盤慌ただしい感じがした。終盤に至るまではじっくりとした感じだったのに何かバタバタと終わりに向かって行ったような。



この世で苦しみの中で闘って命を落としていった者たちにはあの世で自由で平等な世界が待っていると。そこではジャン・バルジャンの罪も赦される。
でも平等で自由な世界と思わせながらそこにはジャベール警部の姿は無い。
そこにジャベール警部もいてこそ本当の自由で平等の世界と言えるんじゃないだろうか。
エミール・クストリッツァ監督の『アンダーグラウンド』ではあっちに行ったらこっちでの善悪の関係のない世界が有るという事だった。
『アンダーグラウンド』の方がより理想的に思える。けど、やっぱりこっちで苦しんだらあっちではその苦しみをもたらした奴らと一緒にいたくはない。というのはよく分かる。

ジャベール警部ってそんなに悪い人だった気がしない。自分の職務に忠実な(忠実過ぎる)警察官。という印象。
実際の所は犯罪者を取り締まるよりも体制への反乱分子の弾圧が仕事だったのか。だから悪い人。神の赦しも与えられない。

ジャベール警部以外にも体制側についていて革命家たちに殺された人たちの魂はどこへ行くのだろう。地獄?地獄で地獄の苦しみを永劫に味わうのだと。
結局あっちでも自由と平等は存在しない。それこそがあゝ無情なのでは。


ロンドンゾンビ紀行

2013-02-08 19:44:23 | ラ行の映画

Cockneys Vs Zombies

『ロンドンゾンビ紀行』
“COCKNEYS VS ZOMBIES” (2012・イギリス・1h28)
監督 : マサイアス・ヘイニー
出演 : ラスムス・ハーディカー、ハリー・トレッダウェイ、ミシェル・ライアン、アラン・フォード






元気な老人たちと老人思いの若者たちがゾンビ相手に死闘を繰り広げる。



老人と若者が合流してからは面白かった。老人だけのパートと若者だけのパートがそんなに面白くなかったのでもっと早く合流して欲しかった。

ゾンビの造形、人体破壊描写には力が入っている。その代りガンアクションにはそれほど力が入っていなかったような。特に銃声がしょぼかったのが残念。



ハリー・トレッダウェイってもしかして『ナルニア国物語』のペベンシーの弟くん?と思いながら観ていたら、段々絶対にそうだと思えてきて。随分と大きくなったなあと感慨深く思って家帰って調べてみたら全くの別人だったという。



シアターN渋谷、銀座シネパトス系な映画。シアターN渋谷が無くなってしまったのでヒューマントラストシネマ渋谷が受け継いだという所なのか。
シアターN渋谷にはなかなか行きづらかった人たちがこっちならという事でか結構入っていた。


ルビー・スパークス

2013-01-25 22:05:57 | ラ行の映画
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『ルビー・スパークス』
“RUBY SPARKS” (2012・アメリカ・1h44)
監督 : ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス  製作総指揮・脚本・出演 : ゾーイ・カザン  製作総指揮・出演 : ポール・ダノ
出演 : クリス・メッシーナ、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラス、スティーヴ・クーガン



10年前のデビュー作で天才と呼ばれた青年作家。それ以降10年間新作は書けず、私生活も上手くいかず。
ある日夢の中に出てきた女性の事を書いてみるとその女性が現実に現れ、しかも自分好みにいくらでも書き換えられるのだった。



ネタバレ有。



女性が現れた時点でこれはウディ・アレン作品かと思った。
結末はどうするのかと思ったらそれはロマンチックSFな感じ。ウディ・アレンだとそういう風にはならないんじゃないだろうか。
個人的にはロマンチックSFで良かった。



ヒロインはとびきり美人というわけではなく普通の女性。足の短い。
その点どうなんだろう?とチラッと思ったけど、映画として。それは主人公のタイプの女性という事なんだろうと納得。元カノとは全くタイプは違ったけど。



ポール・ダノの鼻の感じがリーアム・ニーソンに似てる。リーアム・ニーソンの方がごつい。



アネット・ベニングとバンデラスが出てるのを知らなかったので驚いた。作家の母親役と義父役。
『リトル・ミス・サンシャイン』の監督という事で、そのいいイメージがいまだ残っているので家族が揃うシーンになるとやっぱりいいなあと思う。

アネット・ベニングがちょっと若く見えたのは監督の上手さなのか。


ロックアウト

2013-01-08 21:05:56 | ラ行の映画

ロックアウト LOCKOUT 映画パンフレット【監  督】ステファン・サン・レジェ 、ジェームズ・マザー【製 作】リュック・ベッソン

『ロックアウト』
“LOCKOUT” (2012・フランス・1h36)
監督・脚本 : スティーヴン・セイント・レジャー/ジェームズ・マザー
出演 : ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギルガン、ピーター・ストーメア、レニー・ジェームズ







CIAエージェント、スノーは身に覚えのない容疑をかけられ宇宙刑務所に投獄されようとしていた。
時を同じくして宇宙刑務所内で暴動が勃発。その場に居合わせた大統領の娘を救出する任務がスノーに課せられるが、スノーの目的は自らの容疑を晴らす手掛かりとなる人物を探し出すためでもあった。



ネタバレ有。



大統領の娘の救出だけで話が進んでいくのかと思ったら、その他の色々な要素が付け加えられる。
それがこの映画をやや散漫にしているようにも思えたけど、最後には一応それらが決着するので不満は特になし。

なんとかスーツ一丁での大気圏突入は実際の所はどうなんだか分かんないけど、面白いので有り。

「低軌道警察」っていうネーミングがカッコいい。『低軌道警察分署シリーズ』とか有ったら是非観たい。



『ニューヨーク1997』『エスケープ・フロム・L.A』からの影響を感じずにはいられない。
もしもスネーク・プリスキンのシリーズ3作目が作られたとしたら舞台は宇宙という事も考えられなくはないし。
だから本作のどこかでスネークが出て来やしないだろうか。と勝手な妄想を抱きながら観ていた。まあ出ないんだけど。
スネークの息子がスノー。って事も考えられなくもない。性格は似てないが。特に口数において。


リンカーン/秘密の書

2012-12-19 20:12:14 | ラ行の映画


★枚数限定★■両面印刷Ver■ [映画ポスター] リンカーン/秘密の書 (ABRAHAM LINCOLN) [DS]


『リンカーン/秘密の書』
“ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER” (2012・アメリカ・1h45)
製作・監督 : ティムール・ベクマンベトフ
出演 : ベンジャミン・ウォーカー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、ジミ・シンプソン、ルーファス・シーウェル






リンカーン大統領がヴァンパイアからアメリカを守るため死闘を繰り広げる。



この映画の面白さはハッタリにあるのだろう。と気付いたのは映画が終わりに近づいた頃。
リンカーン大統領がヴァンパイアと闘うという物語としてのハッタリ、それをハッタリ利かせた映像とアクションで押しまくる。そこに面白さを感じられるかどうか。
ルーファス・シーウェルが蹴り一発で橋脚をぶち壊す様でその面白さに遅ればせながら気付いた。
ハッタリを楽しむアクション映画。そんな素敵な映画を嫌いになれるはずも無く。



新宿ミラノ1にて。3Dではなかったけど、ミラノ1でこういった映画を観れるのがなんとも嬉しい。


ロラックスおじさんの秘密の種

2012-10-18 16:11:56 | ラ行の映画

ロラックスおじさんの秘密の種 (小学館ジュニアシネマ文庫)

『ロラックスおじさんの秘密の種』
“DR.SEUSS' THE LORAX” (2012・アメリカ・1h26)
監督 : クリス・ルノー
声の出演 : ダニー・デヴィート、ザック・エフロン、テイラー・スウィフト、エド・ヘルムズ、ロブ・リゲル








人工物で埋め尽くされた町。以前は自然の緑で覆われていたが、その自然が姿を消したのにはある一人の若者が大きく関係していた。



キャラクターが表情豊かで良かった。



ほんわかほのぼのドタバタギャグアニメとして楽しんで観ていたが、最後はちょっと道徳心の押し付けが強過ぎるように思えた。
しかしそれは原作が児童書だからで、それならばそれは子供たちに向けてのメッセージとして何一つ間違っていないのだろうと思う。



引きこもりの老人の見えている部分がどこかグリンチっぽくて。原作者が同じ方なのでもしかして『アベンジャーズ』方式みたいな感じでグリンチが登場するのかと思ったけど、それは無かった。

映画『グリンチ』に関して憶えている事はあまり無い。髭剃りに失敗してクラスメイトに笑われるグリンチとか。
後はジム・キャリーが主演だとか。ロン・ハワードが監督だった事はすっかり忘れてた。アメリカでは結構と言うかかなり大ヒットして、で、それに乗っかってかどうかは分からないが『ハッとしてキャット』が作られて。こっちはダコタ・ファニングが天才子役としてぶいぶい言わしてた頃だったけど『グリンチ』ほどはヒットしなかったとか。マイク・マイヤーズの人気に若干翳りが見え始めていた頃だったか。とか、どうでもいい事ばかり憶えてる。
How the Grinch Stole Christmas [VHS] [Import]Dr Seuss the Cat in the Hat (2003) (Full Dol) [VHS] [Import]











日本語吹き替えでは森林破壊に関与する青年役はトータス松本さんだとか。英語版で観ていてもトータスさんの吹き替えが想像できるほどで。恐らくかなりの下手をこかない限り相当ハマリ役だったのではないかと思う。


ロック・オブ・エイジズ

2012-10-09 19:45:25 | ラ行の映画

ロック・オブ・エイジズ オリジナル・サウンドトラック

『ロック・オブ・エイジズ』
“ROCK OF AGES” (2012・アメリカ・2h03)
製作総指揮・監督 : アダム・シャンクマン
出演 : ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ、トム・クルーズ、アレック・ボールドウィン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ポール・ジアマッティ、ラッセル・ブランド





ロックスターを夢見る若者、伝説のロックスター、ロックを商売にする大人、ロックを嫌う大人。ロックでつながる者たちの物語。



ミュージカルという事で不安だったけど、いわゆるミュージカルミュージカルした音楽ではない、ロックそのものが全編に流れるのが良かった。



物語はアメリカンロックだからなのか明るく元気。単純と言うか。その明るく元気で単純な所が良かったりした。
ブリティッシュロックだとまた違う感じになるのだろうか。



使用曲はすべて既成の曲なんだろうか?キャサリン・ゼタ=ジョーンズがスリラーダンスしていた曲はマイケル・ジャクソンと何か関連が有ったのか?反ロック派の立場としてのキング・オブ・ポップ?
Z・ガイ~ズのラップも誰かのヒット曲?
そこら辺の事が全く分からない。



ポール・ジアマッティも少しだけ歌ってた。もうちょっとじっくり聞きたかった。


リヴィッド

2012-10-08 13:31:08 | ラ行の映画


『リヴィッド』
“LIVIDE” (2011・フランス・1h32)
監督・脚本 : ジュリアン・モーリー/アレクサンドル・バスティロ
出演 : クロエ・クルー、フェリックス・モアティ、ジェレミー・カボーヌ、マリ=クロード・ピエトラガラ、カトリーヌ・ジャコブ、クロエ・マルク



巨額の財産を隠し持っているとされる寝たきりの老婆の屋敷に忍び込んだ若者3人が恐怖の一夜を過ごす事となる。



監督の前作『屋敷女』は上映館の設備のせいだったのか画面が暗くて何をしているのかが分からず、その点での不快感が強くて映画としての印象があまり無い。

本作にも『屋敷女』の主演女優さんが出ていた模様。

この映画ではそんなに暗がりのシーンが無いようだったので一安心していたら、次第に暗がりのシーンが占めてくる。そういう暗がり嗜好の監督なのか。
暗くても何をしているのかちゃんと分かったので問題は無かった。

ただ物語的には何の話しだったのか今イチよく分からなかった。
思うに雰囲気重視だったのではないかと。何がどうだかははっきりとは伝えないけれど、何やら耽美で禍々しい物事が起こっている。そんな雰囲気を堪能する映画なのだろうと思った。
耽美属性では無いので堪能する事は出来なかったが。


リンカーン弁護士

2012-07-25 19:14:11 | ラ行の映画

Score

『リンカーン弁護士』
“THE LINCOLN LAWYER” (2011・アメリカ・1h59)
監督 : ブラッド・ファーマン
出演 : マシュー・マコノヒー、マリサ・トメイ、ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー、フランシス・フィッシャー、マイケル・ペーニャ






金持ちお坊ちゃまの傷害容疑の弁護を引き受けた弁護士。お坊ちゃまの本性を知る事になるが依頼人であるお坊ちゃまを裏切る事は法律で固く禁じられていた。



そこを弁護士はどう切り抜けるのか。依頼人であるお坊ちゃまは守りつつ、犯罪者であるお坊ちゃまを罰する事は出来るのか。そこが他の法廷モノと一線を画す見所だろうと思う。

しかし個人的に一番の見所だったのはマイケル・パレの現在の姿を見れた事だった。最初分かんなくて、でもよく見ると、・・・ああ!マイケル・パレが出てる!って事で自分内だけのテンションが異様に上がった。



ウィリアム・H・メイシーもちょっと久し振りに見たけど、急激な老けた感に驚き。元々老けてたけど、より一層の老けた感。


ラム・ダイアリー

2012-07-05 03:17:24 | ラ行の映画

The Rum Diary: A Novel

『ラム・ダイアリー』
“THE RUM DIARY” (2011・アメリカ・2h00)
監督・脚本 : ブルース・ロビンソン  製作・出演 : ジョニー・デップ
出演 : マイケル・リスポリ、アーロン・エッカート、アンバー・ハード、リチャード・ジェンキンス、ジョヴァンニ・リビシ








プエルトリコへと流れてきたアメリカ人ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソン。酒とドラッグに溺れながらもプエルトリコの社会の現状、アメリカが世界の裏側で何をしようとしているのかを鋭く見つめる。



製作も兼ねるジョニー・デップのハンター・S・トンプソン愛によって作られた映画なのだろうと思う。
はっきり言って社会的には敗者と言ってもいいハンター・S・トンプソン。その敗者の目線から腐敗を見抜き、巨悪を暴こうとする。それが決して成功するとは限らないけど、その姿勢こそが素晴らしいのだ。例えアル中だったりヤク中だったりしても。とジョニー・デップは世界に知らしめたいのではないかと思った。

興行的には今イチだったようで。ティム・バートンとの作品や船長の作品で大ヒット飛ばして、この作品がヒットするまでリブートし続けたらよろしいのでは。



『ラスベガスをやっつけろ』の前日譚という事なのかなぁと思いながら観て。という事は主人公と行動を共にするカメラマンが『ラスベガスをやっつけろ』のベニチオ・デル・トロなのだろうと思い込んでいたけどなんか違うみたい。
Fear and Loathing in Las Vegas [DVD] [Import]










渋谷HUMAXシネマズにて。
この日は映写機の調子が今イチのようで、上映前に「トラブルあるかも」の事前告知有り。そんなこと言われたらドキドキしてしまうが、途中1、2箇所で画面がブレただけで中断することはなく無事上映終了で良かった。

革張りシートが珍しい渋谷HUMAXシネマズ。久し振りだったのでそろそろ革も劣化してんじゃないだろうかと思ったけど全然状態良好。革の張替とかしてんだろうか。
ただ革だと普通のシートより熱がこもりやすいのかエアコンの効きが悪いと暑い。暑かった。