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スノーホワイト

2012-07-25 19:16:38 | サ行の映画

Snow White and the Huntsman 2013 Calendar

『スノーホワイト』
“SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN” (2012・アメリカ・2h07)
監督 : ルパート・サンダーズ
出演 : クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース、サム・クラフリン、ボブ・ホスキンス、イアン・マクシェーン、レイ・ウィンストン、ニック・フロスト




魔力を持つ継母により王国を乗っ取られた姫。圧政により国は荒れ果てた。姫は王国と民を救うため自ら剣を持って立ち上がるのだった。



アメリカでも日本でも結構ヒットしたみたいで。日本でのヒットの要因が何なのかが今イチ分からない所ではあるけど。

シネマスクエアとうきゅうでの鑑賞。新宿ミラノでの上映は結局最後までシネマスクエアとうきゅうだった。新宿での他の所の上映回数が減ったからなのか半分近く入っていた。これならミラノ1での上映でも良かったんじゃないかと思うが色々と事情があるのかもしれない。



さすがはハリウッドの大作映画なのでエンターテイメント作品として破綻していないが、面白いか面白くないかで言ったら、それは好みによるのだろうけどそんなに面白くは無かった。

グリム童話『白雪姫』からの改変はすべては白雪姫を戦うお姫様とするためのものだろうと思う。
王子様を必要としなくなった事で、お姫様が戦った後が『ローマの休日』っぽくなっていたが。
お姫様のその後を考えるとヴァージン・クイーンの『エリザベス』になるのか。



個人的には小人たちの方に注目がいく。ボブ・ホスキンスが出ているのは知っていたけど、レイ・ウィンストンやニック・フロストまでもが小人になっていた。見事に小人化されていて見ただけでは分からないぐらい。

小人は最初七人の小人ではなく八人の小人だったみたい。一人減って七人の小人に。ハイホーは歌いそうで歌わず。



途中で宮崎アニメみたくなる。という事だったけど本当にそうだった。ただ、宮崎アニメも神話だとか伝説だとかを取り入れている所があるので一概に宮崎アニメからのパクリとは言えないのかもしれない。


少年は残酷な弓を射る

2012-07-18 17:14:45 | サ行の映画

We Need to Talk About Kevin

『少年は残酷な弓を射る』
“WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN” (2011・イギリス・1h52)
製作総指揮・監督・脚本 : リン・ラムジー  製作総指揮・出演 : ティルダ・スウィントン
出演 : エズラ・ミラー、ジョン・C・ライリー、ジャスパー・ニューウェル、アシュリー・ガーラシモヴィッチ







生まれてから15年、母との意思の疎通を拒み続けてきた少年。16歳になり射った矢は母だけではなく自分をも傷つけるのだった。



回想シーンに回想シーンを重ねてくる手法なので集中力を要する。腹減った状態で観たので集中出来なかった。
途中から空腹感の向こう側に行ったみたいで集中して観れた。



生まれついてのドS少年の行動に不快感を感じずにはいられない。
やりたい放題やっといて最後にしでかした事を悔やまれても納得もいかない。

ただ、自分の事を顧みて生まれてこの方親や他人を傷つけずに生きてこれたのか。と自問してみるとその自信は無い。特に子供の頃。
子供の頃の無自覚な残虐性は誰しもが持っているもので。この映画はその普遍的な事をドS少年を通して極端に描いたのだろうと思う。
だから18歳、一般的に言う大人となった時に元ドS少年はその事を思い知ったのではないだろうか。



しかし、どの国でもティーンエイジャー男子は母親にオナニー見られるようで。そこら辺も普遍的な様。
ドS少年の場合は意図的だったのかカッコいいぐらいに威風堂々とし続けていたが。

一句

誰しもが 親にオナニー 見られたり

                  テンプラ


それでも、愛してる

2012-07-11 18:27:42 | サ行の映画

Beaver, the [DVD]

『それでも、愛してる』
“THE BEAVER” (2009・アメリカ・1h31)
監督・出演 : ジョディ・フォスター
出演 : メル・ギブソン、アントン・イェルチン、ライリー・トーマス・スチュワート、ジェニファー・ローレンス








心に不調をきたした男。ゴミ箱に捨てられていたビーバーのぬいぐるみを拾った事で別の自分へと生まれ変わるが。



メル・ギブソンがビーバーのぬいぐるみを持っているポスターなどを見ててっきりほのぼのとしたハートフルなコメディかと思っていたら、実際はかなりシリアスなドラマだった。

過去の自分を捨て新しい別の自分へと生まれ変わろうとした男に対して、過去のあなたもあなたで、過去とは違う今のあなたもあなたで。そんなあなたをみんなは愛しているのだから無理に別の自分になろうとしないでもいいのよ。と。
それが現在のメル・ギブソンへのジョディ・フォスターからのエールのように思えて。それはこの映画とはかけ離れた事なのかもしれないけど。そんなふたりの友情に感動した所であった。


幸せへのキセキ

2012-07-11 18:21:56 | サ行の映画

We Bought a Zoo: The Amazing True Story of a Broken-Down Zoo, and the 200 Animals That Changed a Family Forever

『幸せへのキセキ』
“WE BOUGHT A ZOO” (2011・アメリカ・2h04)
製作・監督・脚本 : キャメロン・クロウ
出演 : マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、コリン・フォード、マギー・エリザベス・ジョーンズ、エル・ファニング、トーマス・ヘイデン・チャーチ







妻を亡くし子供二人との新たな生活へと踏み出した主人公。思い切って全く別の環境へと移った場所は動物園だった。



良かった。安心して観ていられる良質なドラマ。波乱万丈なストーリーながら深刻になり過ぎずどこか楽天的。
キセキには奇跡と軌跡の両方の意味が込められているのだろうと思った。



マット・デイモンの頭髪問題に少し触れられていた。やっぱりちょっと気にしてんのかなぁと思ったり。



エル・ファニングが可愛かった。しかし天然美少女の役はここらがギリギリな気もする。
走り去る際の手の振りとか無邪気な笑顔とか、天然とブリッ子(死語?)の際どい狭間のように思えた。それはこれから天然美少女を卒業して立派な美人女優へと羽ばたいてゆくその狭間だったのだろうなぁとこれから後にしみじみと思い出すのかもしれない。



ロサにて。
今年はあまりロサに行けていない。これではいけないと思いつつ、観たい映画の上映が無かったり、すでに観た映画の上映だったり。


先生を流産させる会

2012-07-05 03:06:12 | サ行の映画
120702.jpg
『先生を流産させる会』
(2011・日本・1h02)  
製作・監督・脚本 : 内藤瑛亮
出演 : 宮田亜紀、小林香織



担任の妊娠を知り激しく嫌悪感を抱く女子生徒グループは「先生を流産させる会」を発足させる。その活動は激しさを増し担任との全面対決へとなだれ込む。



生徒はけだもの、PTAはモンスター。その間に挟まれた聖職者である教師。教師は両者を正しい人間へと導く事は出来るのか。

この映画の中にもその正しい人間へと導く方法は提示されなかった。なので結局なんだったんだ。と思ったが、この映画を観て該当する人たちが自覚し悔い改める。それがその方法なのかもしれない。
まさしく教育映画。


ザ・シークレット・サービスとブラッド・ワーク

2012-06-21 21:26:52 | サ行の映画

In the Line of Fire [VHS] [Import]

『ザ・シークレット・サービス』
“IN THE LINE OF FIRE” (1993・アメリカ・2h08)
製作総指揮・監督 : ウォルフガング・ペーターゼン
出演 : クリント・イーストウッド、ジョン・マルコヴィッチ、レネ・ルッソ、ディラン・マクダーモット、フレッド・ダルトン・トンプソン








アメリカ大統領を守る男と命を狙う男の激突。



老いてなおアクションスター、イーストウッド健在を見せつけてくれた作品。
もっと他の色々な監督と組んだアクション映画を観てみたかった気もする。例えばデ・パルマとのアクションスリラーだとか。タランティーノが演出するイーストウッドだとか。実現し無かったジャッキー・チェンとの共演だとか。
まだまだ観れるかもしれない。いや観れる。80代でのアクション映画を是非。



ロスのパーティー会場での殺るか殺られるかのギリギリの攻防はアクション映画史上に残る名シーンと言ってもよろしいのではないか。
イーストウッドとマルコヴィッチの鬼気迫る演技とスリリングな演出。そしてなんと言ってもエンニオ・モリコーネの音楽がそのシーンを一層盛り上げる。



マルコヴィッチの怪演は何回観ても凄い。この年のアカデミー助演賞にノミネートされるも結果は『逃亡者』のトミー・リー。
ディカプリオも『ギルバート・グレイプ』でノミネート。レイフ・ファインズもいればピート・ポスルスウェイトもいたという超激戦の年でした。

それほどのマルコヴィッチの怪演にもイーストウッドは揺るがない。普通主役が霞んでもおかしくはないほどだけど。ガッチリと受け止め更に自分の存在を大きくする。さすがアクションスター、イーストウッド。
そこら辺が某アメコミヒーローモノとは違う所であるなぁと。



分析官(?)のアジア系の人は『ブラック・サンデー』にも出ていた人だった。




Blood Work (Dol) [VHS] [Import]

『ブラッド・ワーク』
“BLOOD WORK” (2002・アメリカ・1h50)
製作・監督・出演 : クリント・イーストウッド
出演 : ジェフ・ダニエルズ、ワンダ・デ・ヘスース、ティナ・リフォード、アンジェリカ・ヒューストン、ポール・ロドリゲス、ディラン・ウォルシュ








心臓の病により引退した元FBI捜査官とシリアル・キラーの因縁の対決。



新文芸坐 《オスカーからの20年 映画人クリント・イーストウッド》にて。
『ザ・シークレット・サービス』との2本立てにこの組み合わせはたまたまの偶然だろうと思っていたけどちゃんと意味があった。さすが新文芸坐。

イーストウッドと犯人との息詰まる攻防が描かれる2作品。こちらはかなりトリッキー。まさか犯人がそんな所にいたなんて。
しかし犯人の正体が分かっていた上で観てもちゃんと面白いのがさすが。逆に分かった上で観た方がそのトリッキーさを楽しめるのかも。

主人公には前日談のある話しのようで。そっちも観てみたい。



『ザ・シークレット・サービス』からは大体10年後。だけどイーストウッドにそんなに変わりは無かった。ちゃんと自身の鍛え上げている上半身裸のサービスカットを入れる所はさすがスター。



イーストウッドの後を継ぐアクションスターは誰なのか。シュワルツェネッガーがその座を狙っていた様な気がするけど復帰してこれからどうなるのか。
ハリソン・フォードかメル・ギブソンか。スタローンはちょっと違うかなぁと。
勝手に出した結論としてブルース・ウィリスなんじゃないだろうかと思うのだが。


ソウル・サーファー

2012-06-20 20:03:05 | サ行の映画

Soul Surfer - Movie Tie-In: A True Story of Faith, Family, and Fighting to Get Back on the Board

『ソウル・サーファー』
“SOUL SURFER” (2011・アメリカ・1h46)
製作・監督・脚本 : ショーン・マクナマラ
出演 : アナソフィア・ロブ、デニス・クエイド、ヘレン・ハント、ロレイン・ニコルソン、キャリー・アンダーウッド








プロサーファーへの道は前途洋洋な少女が事故に遭う。少女を立ち直らせたのは家族・友人の支えと少女の不屈の闘志だった。



感動の実話。という事でお涙頂戴を警戒しながら観てしまった。よくない観方をしてしまい反省。海よりも深く。
警戒しながら観るとサーフィンシーンのCG加工だとか、仲良し家族の仲良しっぷりだとか、宗教的な事だとか気にしないでもいい所が気になってしまう。全てがお涙頂戴への撒き餌なんじゃないかと疑ってしまう。

でも、主人公の少女が津波の被災地であるタイをボランティアで訪れるシーンからは素直に観れた。
それはただ単にそのシーンのアナソフィア・ロブ可愛かったからなのだけど。

ところで、エンドロールでの実際の映像を見ると主人公の友達の方が美人だったように見えたのだけど。それは気付いても言っちゃいけない事なのか。頭イタイので言ってしまうが。

最終的には爽やかなスポ根感動ドラマで良かった。



鮫、ビックリした。来ると分かっていてもあれには驚いた。


スカーフェイス

2012-06-14 22:09:33 | サ行の映画
Scarface (1983) (2pc)スカーフェイス Scarface (Say Goodnight) ポスター [おもちゃ&ホビー]スカーフェイス ポスター/Say Hello To My Little Friend/ APO-2981

『スカーフェイス』
“SCARFACE” (1983・アメリカ・2h50)
監督 : ブライアン・デ・パルマ
出演 : アル・パチーノ、スティーヴン・バウアー、ミシェル・ファイファー、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ロバート・ロジア、ポール・シェナー、F・マーレイ・エイブラハム、ハリス・ユーリン



キューバから難民に紛れてアメリカにやって来たトニー・モンタナ。悪事を厭わないトニー・モンタナは裏社会のトップへと登りつめる。



スクリーンで観るのは初めて。ブルーレイでの上映だったけど違和感とかは全く無問題。

2時間50分は正直長い。寝不足だった事も有り途中で強度の眠気に襲われたけど何とかこらえた。
正直長いんだけど、でもアル・パチーノ演じるトニー・モンタナの生き様と死に様を見届けるのに2時間50分は必要だと思った。
そして名優アル・パチーノの稀代の名演技を2時間50分に渡って見続けられる幸せをひしひしと感じながら観る映画なのだと。



クライマックスはやっぱり最高だった。一撃目をぶっ放す際のアル・パチーノの腰の据わり方とか。豪邸の内装のケバさだとか。何もかもがトニー・モンタナの死に様に相応しい。

F・マーレイ・エイブラハム、ロバート・ロジア、ハリス・ユーリンと脇を固める曲者たちも良かったけどそれはアル・パチーノを引き立てるため。最後で全部持って行っちゃう。



アル・パチーノのメアリー・エリザベス・マストラントニオへのマジビンタ!『ゴッドファーザーPARTⅡ』でもダイアン・キートンにマジビンタ!
当時の共演女優にとってアル・パチーノは恐怖のビンタ大王として存在していたのかも。



ユナイテッド・シネマ豊洲 「至高の名作がスクリーンに甦る!ユニバーサル映画100周年企画 アニバーサリー映画祭」にて。
料金1000円でポップコーンSとドリンクSが付く太っ腹。ポップコーンは要らなかったので100%オレンジジュースを貰ったら10%ぐらいの濃度で全然100%じゃなかったけど。すぐにトイレに流したけど。まあそれも無問題。


幸せの教室

2012-05-31 18:37:21 | サ行の映画

幸せの教室 映画パンフレット 監  督 トムハンクス キャスト トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ

『幸せの教室』
“LARRY CROWNE” (2011・アメリカ・1h36)
製作・監督・脚本・出演 : トム・ハンクス
出演 : ジュリア・ロバーツ、セドリック・ジ・エンターテイナー、ググ・バサ=ロー、ジョージ・タケイ








真面目に働いていた男の解雇理由は学歴により。今の時代安定した働き口に収まるためには学歴が何より大事だと思い知らされた男は短大に入学するのだった。



コメディとして観ると笑いは控えめなように思える。でもユーモアをちりばめたヒューマンドラマとして観れば、トム・ハンクスの人の好さを全面に押し出したトム・ハンクスらしいヒューマンドラマだったと思う。

トム・ハンクスの最後のスピーチはやっぱり上手かった。スピーチ上手。

トム・ハンクスってT.HANKSって書くとTHANKSになるんだ!と今更になって気付いて。



主役二人の行く末が気になり思わず応援したくなるのは、それが演じる二人の俳優としての魅力から来るものなんだろうと思う。
しかしあの役ならメグ・ライアンでも良かったんじゃないかと思いながら観て。ジュリア・ロバーツで全然悪くは無かったけど、どうせならトム・ハンクスとメグ・ライアンのコンビで観たかったなぁと。



コメディとしてもう一つなのは脇役の描き方にあるような。なんかあんまり脇役には力が入っていないような。

ジュリア・ロバーツの同僚役の人がパム・グリアだった事を後になって知った。


ザ・マペッツ

2012-05-30 21:10:08 | サ行の映画

The Muppets

『ザ・マペッツ』
“THE MUPPETS” (2011・アメリカ・1h42)
監督 : ジェームズ・ボビン  製作総指揮・脚本・出演 : ジェイソン・シーゲル
出演 : エイミー・アダムス、クリス・クーパー、ジャック・ブラック、ラシダ・ジョーンズ






かつて一世を風靡したマペットたちのマペットショー。今は忘れ去られ、自前の劇場もマペット博物館へとする計画が進められようとしていた。その計画の裏に隠された秘密を知った一人のマペットが愛するマペットショーを守るために立ち上がる。



マペットについてはよく知らない。黄色の大きい鳥も出るんだろうなぁと思ってたぐらいで。
映画を観る前、グッズ売り場でプログラムをざっと見て、鳥は『セサミストリート』の方か。と気付いた。
ブロマイド写真★海外ドラマ『セサミストリート』/テディ・ベアを抱くビッグバード










よくは知らなくても楽しめる映画だった。知っていたらもっと楽しめたんだろうけど。

オスカー俳優クリス・クーパーのアレ!まさかクリス・クーパーがアレやるとは思わなかった。

群舞が良かった。『(500)日のサマー』と同じ振付師とかなんとか。

毛足の長いキャラの風になびく毛がふんわりしていて見てて気持ち良かった。





鼻が変な形のゴンゾが活躍するものだと思っていたのだけど。振り回したボウリングの球とか。
ああいう感じでお騒がせして、お騒がせしたまんま。っていうやりっ放しのキャラなのだろうか。

マペットショーのクライマックスがアレっていうのは地味な感じがした。マペットと人間のスペシャルコラボを期待していただけに。アレには何か特別な意味が込められているんだろうか。

この映画は所詮作りものである。っていうキャラクターによる自虐ネタがある。それ必要なのか?と疑問に思わないでもない。でもそれはマペットにおける定番のネタなのかもしれない。と思ったり。


捜査官X

2012-05-09 16:26:32 | サ行の映画


【VCD】【お取寄せ】金城武、ドニー・イェン(甄子丹)武侠 Wu Xia(捜査官X)[香港版]-VCD


『捜査官X』
“武侠” (2011・香港=中国・1h55)
製作・監督 : ピーター・チャン  アクション監督・出演 : ドニー・イェン
出演 : 金城武、タン・ウェイ、ジミー・ウォング








村にやってきた強盗を偶然倒してしまった男。しかしその強盗は名うての武術家でもあった。
何故男は武術家を倒せたのか?捜査官の執拗な捜査によって辿り着いた真相とは。



『捜査官X』というタイトルに惑わされてしまった。捜査官を主役として観るとどうにも納まりが悪い。
最終的に物語は村の男とその父親の確執に落ち着くので、最初から村の男を主役として観ていれば特に問題は無かったのではないかと思う。

父と子を演じるのがジミー・ウォングとドニー・イェン。そこに香港アクション映画ファンは狂喜する所なのだろうけど、残念ながらジミー・ウォングの出演作を観た事が無く。なので特に何の感慨もなく。こちらの勉強不足で申し訳ありませんと平伏するしかございません。



これ↓ は結構欲しい。日本のセブンイレブンでは使えないみたいだけど。





ジョイフル♪ノイズ

2012-05-09 16:06:34 | サ行の映画

Joyful Noise

『ジョイフル♪ノイズ』
“JOYFUL NOISE” (2012・アメリカ・1h58)
監督・脚本 : トッド・グラフ  製作総指揮・出演 : クイーン・ラティファ
出演 : ドリー・パートン、キキ・パーマー、ジェレミー・ジョーダン、コートニー・B・ヴァンス、クリス・クリストファーソン






不況のあおりを受ける小さな町の聖歌隊。実力は有りながら全国聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」では他の強豪チームにより辛酸をなめ地区予選どまり。メンバーの諸事情を乗り越え町のため自分たちのために優勝を目指す。



トッド・グラフ監督は『アビス』でネズミ飼ってた人。という事で観た。劇中チラッとだけ出演。



全米大ヒットドラマ『グリー』ってこんな感じなのだろうかとふと思う。
聖歌隊としての活躍よりも聖歌隊メンバーの諸事情を重視な感じで。それはドラマとして必要不可欠であろうけど、単純な好みとしてもっとスポ根チックな、挫折、努力、勝利。みたいなのを観たかった。
なにか、挫折、メンバー諸事情の克服、勝利。といった感じで努力が抜けている。まあ元々才能があるから努力は不要なんだろうけど。
才能が有るので全国大会での聖歌隊の歌唱シーンは迫力が有って良かった。なによりも才能が大事という事だろうか。



ドリー・パートンが捨て身の整形ネタを出してくるが、それを笑っていいものなのか。ちょっと微妙。

クリス・クリストファーソンはあっという間にいなくなったけど、後で素敵なシーンがちゃんと用意されていた。


ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春

2012-04-25 19:34:24 | サ行の映画
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『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』
“DEADHEADS” (2011・アメリカ・1h35)
監督・脚本 : ザ・ピアース・ブラザーズ
出演 : マイケル・マッキディ、ロス・キッダー、マーカス・テイラー、ナタリー・ビクトリア、トーマス・ガラッソ



目覚めるとゾンビになっていた男。しかし脳と心は人間のままのハーフ・ゾンビだった。心残りは人間の時に別れてしまった彼女の事。自分の想いを伝えるためゾンビ仲間とともに彼女の元へと向かうが、果たしてゾンビとしての障害を乗り越えられる事は出来るのか。



映画好きな人たちが作ったんだろうなぁと感じられるゾンビ映画。映画ネタも所々に有って。
そこには間違いなく好感が持てる。
ただ、面白さにおいてはもう一つ何か物足りない気がした。面白いかつまらないかの部類では面白いの部類には入るのだけど。
何が足りないのかは分からない。『タッカーとデイル』には有った何か。単なる好みの問題なのか。



主人公の元彼女役のナタリー・ビクトリアが可愛かった。その点意見が分かれる所ではあると思うが、個人的には可愛かった。


ジョン・カーター

2012-04-19 21:31:23 | サ行の映画

Art of Disney John Carter, The (Introduction by Andrew Stanton / Afterword by Ryan Church): A Visual Journey

『ジョン・カーター』
“JOHN CARTER” (2012・アメリカ・2h13)
監督・脚本 : アンドリュー・スタントン
出演 : テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、マーク・ストロング、ドミニク・ウェスト、ウィレム・デフォー、サマンサ・モートン






資産家のジョン・カーターが亡くなった。遺された日記に書かれていたのは火星での大冒険であった。



一番の話題が全米大コケ映画であるという事で。悪い噂は伝わりやすいのかかなり空いていた。



古典SFの3D映画化。
『アバター』の元になっているような印象。それと『ナルニア国物語』っぽい印象も受けた。
『ナルニア』とは原作の発表はどちらが早いのかと思ったら、こっちの方が全然早いようで。
ディズニーが『ナルニア』途中でやめてこっち作ったら大コケって、なんかの呪いか。とかオカルトめいた事を妄想したり。



大らかな感じのアクションアドベンチャーSF。最初の内はその大らかさに今イチ乗り切れなかったけど、次第にそこが面白さのように思えた。なんせアクションだし、アドベンチャーだし。

大コケの理由は莫大な製作費により。という事だけど、いっその事CGにかけたお金を実際の映像の方に回して作ったらどうだったんだろう。そっちの方がアクションもアドベンチャーも面白いと思う。そもそも古風とも言える物語と最新のCG映像が上手くマッチしていない気がした。
しかし、本作でCGを否定したらCGアニメ監督のアンドリュー・スタントンが監督する事自体否定する事で。
それにCGを駆使したからこの世界観を映像化できたという事もあるし、またアンドリュー・スタントン監督ならではの面白さも主にコミカルなシーンで有った様な気もする。
なんか痛し痒し。かけば痛いしかかなきゃ痒い。



変装役者マーク・ストロングが珍しく素での出演。と思ったら、変装ではなく変身する役。その変身願望へのこだわりが興味深い。


少年と自転車

2012-04-19 19:41:13 | サ行の映画
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『少年と自転車』
“LE GAMIN AU VELO” (2011・ベルギー=フランス=イタリア・1h27)
製作・監督・脚本 : ジャン=ピエール・ダルデンヌ/リュック・ダルデンヌ
出演 : トマス・ドレ、セシル・ドゥ・フランス、ジェレミー・レニエ、エゴン・ディ・マテオ



児童養護施設に1か月の約束で入れられた少年だったが、その間に父親はいなくなってしまった。
偶然知り合った女性に週末だけの里親になってもらった少年は、その界隈では札付きと言われている不良グループのリーダーと仲良くなる。



ダルデンヌ兄弟らしい観た後に宿題を課せられる映画。
別に宿題やんなくてもいいんだけど、色々考えて自分なりの答えを出さないとモヤモヤしたままだし。
そのモヤモヤするから考える。という方向への持って行き方がダルデンヌ兄弟の巧みさなのかも。



少年の想いは真っ直ぐで全力。その想いをぶつけられる側(大人)にはそれ相応の覚悟が必要だが、父親はそれを放棄してしまう。
代わりに受け止めるのは見ず知らずの女性。父親から拒否された事によりその想いには凶暴さが加わっている。
凶暴含みの純粋な想いを体を張って受け止める女性。その優しさ、慈悲深さは聖母だとか菩薩だかの様だった。
ダルデンヌ作品では男は全くのダメ人間で、女性が強くそして責任感のある存在として描かれることが多いと思うが、最終的に世の中のすべてを正すのは母性頼みという事か。

少年の全力の想いは、全力であるが故に想いを受け入れられなければダメージは大きい。また想いをぶつけて跳ね返ってきた時のダメージも大きい。
そうして傷ついて少年は成長する。
しかしダルデンヌ理論では概ね男はダメ人間なわけで、本作の少年も成長したらダメ人間になってしまうのだろうか。
少年にはあの慈悲深き女性がそばにいてくれるのだからダメ人間にはならないのかも。
やっぱり母性頼みなのか。



ル・シネマにて。改装したとか何とかという事だったけどどこが変わったのか分からなかった。スロープ相変わらず緩いし席間狭いし。
デジタルに対応済みって事なのだろうか。

隣にあるジュンク堂のコミックコーナーが大幅削減されていた。それはもうかなりな大幅削減でありました。