1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

環境改善の方法と環境条件の保持 その26

2018-01-30 13:04:23 | 日記
5. 健康の保持推進
(6)整理・整頓の進め方
整理・整頓は、安全衛生の基本である。
整理・整頓の徹底のしていない事業場は、安全衛生の麺でも徹底をしていないといっても言い過ぎではないと言える。
整理と整頓にはそれぞれ異なった意味がある。


 (1)整理・整頓の考え方
・整理とは、必要な物と不要な物を区別をして、不要な物を処分することである。
・整頓とは、必要な物の置き場所、置き方、並べ方を決めて、使いやすく、わかりやすく整えておくことである。




 (2)整理・整頓の進め方
整理・整頓・清掃・清潔の4つの頭のSを取って、これらの活動を4S活動(運動)といっている。
また、これに「しつけ」を加えた5S活動と称している事業場もある。
いずれにしても、これらの活動は整理・整頓を身につける活動であり、職長のリーダーシップと厳しさがないとやれない。

 みんなの協力で職場の整理・整頓を進める
ア 必要の物と不要な物の判断基準を示す。
イ 受持区域に責任を持つ。
ウ 整頓の仕方を決める。
エ 担当する工具、器具には責任を持つ。
オ 掃除当番は責任を持って掃除をする。

このように「基準」を明確にして、場所または物に対して「責任者」をハッキリ決めることがポイントであり、
「定期的」に“どのようにやっているか”をチェックして、必要と感じれば改善をすることを忘れてはならない。
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環境改善の方法と環境条件の保持 その25

2018-01-30 10:01:58 | 日記

5. 健康の保持推進
(5)メンタルヘルス
最近の経済情勢を反映し、就業環境、就労条件、労働内容が大きく変容をしてきれおり、人員の削減や企業の再編に伴う業務の負荷等によって、
職場におけるストレス要因が増加をし、「心」の健康を損なう労働者が増加してきている。
また、厚生労働省の「労働者健康状況調査」では、仕事や職業生活で「強い不安、悩み、ストレスがある」労働者が約6割となっている




このような状況から「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針の策定について」(平成18年3月31日基発第0331001号)が
更生労働省から公表された。
この指針を基にして、事業者は職場におけるさまざまなストレスによって発病する神経病、心身病、うつ病等に対して積極的、計画的、継続的に
取り組むことが求められるようになってきている。



「心のケア」については、可能な限り、早期の対応が望ましい。
そのために「気づきを援助する」ことの意識づけやその対処手法をあらかじめ確立しておくことが重要になってくる。

職長は日々作業者に接して、作業者の心身の健康状態やその変化を知ることができ、
直接作業の指示や命令を行うことから現場の監督者として「ラインによるケア」を行う立場にある。

メンタルヘルスの予防対策としては、職場でお互いに本音で話ができる等、コミュニケーションが十分にできる「明るい職場づくり」が望まれ、
職長はそのために工夫等を行う必要がある。なお、職長が「ラインによるケア」を行う場合には、
個人のプライバシーを十分に配慮をするとともに、「本人の気づきを援助する」レベルにとどめて、
自分の手に負えないと思った場合には、直ちに上司や産業医等に任せることが重要になってくる。


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