1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

作業手順の定め方 5-(2)について

2018-05-14 13:10:19 | 日記
5.非定常作業における作業手順書
(2)予期しない故障の復旧、補修工事のような場合について

このような場合は、設備の停止時間をできるだけ短くするため、すぐに
復旧、補修工事に取り掛かるようなことが少なくありません。
しかし、このような作業の仕方をすると、準備不足による予想しなかった
事態が発生して、結果的に損害を大きくすることになります。

① まず、関係者が集まって、作業の進め方のフローチャートをつくります。
  特に、上下作業や複数の作業者が同時に作業するような場合は危険が
  倍増します。どちらが優先的に仕事を進めるかを、当事者間でよく
  調整します。
② 自分の仕事の範囲が決まったら、作業の流れの中で、どの要素的な
  作業で危険が大きくなるかを評価します。
③ そして、大きな危険が予想される要素的作業について、大まかな
  作業分解と急所を考えて、ツール・ボックス・ミーティングで作業者と
  話し合います。
④ 特に、危険または有害性が予想される場面では、職長自身が立ち会って
  直接指示・指揮することも必要です。

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作業手順の定め方 5-(1)について

2018-05-14 10:10:54 | 日記
こんにちは~、今日はスッキリと晴れて洗い立ての青空になりそうです。
昼間は季節先取りの暑さになります。屋外での作業や運動会の練習の際は
こまめに水分を補給してください。紫外線対策も欠かせません~。

それでは、作業手順の定め方 5-(1)について書きます。

5.非定常作業における作業手順書

定常的または日常的に行われる作業については、比較的標準類や作業手順書が
整っており、事故や災害の発生を未然に防止することができています。
しかし、故障設備の復旧や部品交換のような保全作業では、時間的な
余裕もなく、作業の進行にともなって状況が変わることも多く、事前に
十分な検討や作業手順書を準備することは困難です。ところが、このような
非定常作業で災害が発生する割合は非常に高いので、次に示す対応が必要です。

(1)ある程度事前に準備できる非定常作業の場合

点検、調整、注油、増締め、検査のように、一定の周期で行われるような
作業については、前回の作業を参考に、ある程度事前の準備が可能となります。
このような場合は、基本的には定常作業と同じように要素作業を取り出して、
定常作業で使用している作業手順書を利用できることが多いです。
また、それぞれの特殊な作業ごとに、前回の状況を基に手順書をつくることも
可能です。このような場合に注意することは、

① 安全装置の作業前の機能点検、安全柵の設置、注意標識の設置など、
  誤動作を防ぐ対策を急所の中に入れる。
② 作業者の配置人員などの基準を作業手順書の作成とともに
  明らかにしておく。

次回は、(2)予期しない故障の復旧、補修工事のような場合について
書きます。
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