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元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

テレビ化の「影武者徳川家康」を録画した。

2014-01-03 18:28:07 | 異端日本史・民俗学

 関が原の合戦で家康が戦死し、影武者が本人に入れ替わった。現在の群馬県世良田出身の世良田二郎三郎がその人だという。

  世に言う徳川家康という人物は世良田の二郎三郎である。世良田は、現在の群馬県にあり、駅名にもなっていて、徳川という地の世良田の庄だ。徳川出身の子供が、乞食坊主に連れられて、物乞いの流浪者として三河まで流れて行った。
 史疑 徳川家康事蹟(村岡 素一郎著)など、いろいろ資料を集めて書いたのだろうから、そこまでは、矢切止夫の本と大筋は同じだろう。

 矢切説は、三河の松平元康と徳川家康とは全くの別人で、出身の世良田二郎三郎=
徳川家康。三河の松平元康の死に際しての内紛に乗じて、元康の妻子(築山殿と信康)を含めて、松平家を乗っ取った。当初は松平元康を名乗っていたが、1567年頃から、(もう、いいだろうと)元の徳川家康に戻った人物。※この辺の事情を信長は知っていたらしい。

 これに対して、隆慶一郎説によると、関が原合戦で戦死した主人に成り替わり、影武者の世良田二郎三郎が、以後の徳川家康になったというもの。録画した『影武者世良田二郎三郎』を私は未だ見ていないが、テレビを見た人には、この内容を説明する必要はない。

 さて、(上にコピーした)私の昨日のブログ訪問者数を見てもらいたい。
 リンク→徳川家の謎 一 --家光は家康の素性の秘密を知っていた
      このページを45人読んでくれた(訪問者数45)。なお、同じ人が、ついでに他の頁も読むとすれば、それは閲覧になる。昨日一日の訪問者数は235で、閲覧数は497
ということになる。『徳川家の謎--』だけが急騰したのは、昨日のテレビの影響であろう。
 『影武者世良田二郎三郎』を観た人が、この頁を訪れたと推測される。

 この記事は2007-08-14に発表したものだが、もう少し補足したい。
家康について
  ①幼い頃、今川義元の人質になった---これは松平元康のこと。
  ②信長の命により、妻子を殺害した---自分の妻子ではなく、元康の妻子だったから、
   それほど抵抗はなかった。
  ③松平姓の安売り---もともと自分の姓ではないから、手柄を立てた武将には勲章代りに
    幾らでも与えた。
  ④明智光秀の家臣の娘「お福」→稲葉正成の妻。これを正成から取り上げ、側室にする。
   家康は処女よりも、子供を生んだ実績のある女が好みのようで、「取り上げ」の話は
   これだけではないようだ。
   ところが、稲葉一族は、幕府のなかで重用されるが、本能寺の変で、明智光秀に恩
   義を感じているふしがある。日光にある明智平などは、関係あるのだろうか?
   子供ができると、秀忠に預け、表向きには、お福を竹千代の乳母ということにしたが、
   後に「将軍の母」ということで、春日局は権力を思うままにする。
秀忠と家光の(母親と父親)
  ①秀忠;父は家康、母は西郷局。正室は、お江与。(子供に)国千代→忠長
  ②家光;父は家康、母は春日局。正室は、鷹司孝子。(幼名)竹千代
家光の不可解な行動→上記の関係で納得できる
  ①墓所を、増上寺ではなく、(寛永寺→)日光にした。
  ②(秀忠夫妻に預けられた幼少期)母親とされる江与の仕打ちに自殺を試みる。
  ③増上寺にある(江与)崇源院の墓を知らなかった→「目障りじゃ、壊してしまえ」
     と命じて破壊させた。
  ④(乳母とされる)春日局の病床には、心配して度々見舞いに行った。
  ⑤家光の守り袋の中身→「にせこんけん」(二世権現)、「にせしょうくん」(二世将軍)。
   上野寛永寺執事長『浦井正明著「もうひとつの徳川物語」将軍家霊廟の謎』
   のP.45にも「東照大権現、慈眼大師、征夷大将軍源朝臣家光公」が載っている。
   つまり、家光の胸中には(父とされる)秀忠を飛ばして、「家康→家光」、自分は二代
   権現、二代将軍だという信念しかなかったようだ。天海と家光の関係は只ならぬもの
   なのだろう。
     天海=光秀説もあるが、まさか、天海と春日局の子ではあるまい。
  ⑥秀忠が建てた東照宮を、20年も経たぬうちに家光が建て替えてしまった。
  ⑦自分が将軍になると、(血を分けた弟ではないので)ライバルの忠長を高崎に幽閉し
   て毒殺。

 ※以上の他にも、沢山あるが、今日はここまで。


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