元高校教師のブログ[since2007/06/27]

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"No No Song"--歌詞解説(仮想対象→高校生)

2022-02-22 15:25:30 | 音楽

 Googleの検索で"No No Song"と記入すれば多くのサイトが出てくる。そのうち、初めの二つが以下のもので、①を出すと、ビートルズのリンゴスターのカバー版 No No Song が無料で聴ける。それを聴いてもらえば、どんな曲かすぐ分かる。当時の年間ヒットチャート3位の曲とのことだ。なるほど、それだけのインパクトはある。

  ※2008/12/30 の「私のウォークマン」で取り上げたno.68に関しては舌足らずであった。「ノー・ノー・ソング」の場合、私はホイット・アクストンのほうが好きだ。原曲の良さが良く出ている。
 →No No Song , Hoyt Axton , 1975
 最近、この曲の記事を読んでくれた人がいるので、再度、補強した。

 リンク先→①Ringo Starr - The No-No Song       
 

The No No song (The No No Song - Ringo Starr (Lyrics and   Chords) - [ このページを訳す ]) ↓

【②の中身】
ARTIST: Ringo Starr
TITLE: The No No Song
Lyrics and Chords

----------------
 A lady that I know just came from Colombia (1)
She smiled because I did not understand (2)
Then she held out some marijuana, oh ho (3)
She said it was the best in all the land (4)
/ C G F C / F - C - / - - F - / G - C - / (5)

{Refrain} (6)
And I said, "No-no-no-no, I don't smoke it no more (7)
I'm tired of waking up on the floor (8)
No thank you please, it only makes me sneeze (9)
Then it makes it hard to find the door" (10)
/ C - - - / - - G7 - / - - - - / - - C - /

A woman that I know just came from Majorca, Spain (11)
 She smiled because I did not understand (12)
Then she held out a ten pound bag of cocaine (13)
She said it was the finest in the land (14)

{Refrain with [sniff]} (15)
A man I know just came from Nashville, Tennessee-o (16)
He smiled because I did not understand (17)
Then he held out some moonshine whiskey, oh-ho (18)
He said it was the best in all the land (19)

{Refrain with drink it} (20)

{Refrain with "I can't take it no more"} (21)

【解説】[このペイジを訳す]というのがあるが、それをクリックしても、和
 訳を鵜呑みにしてはいけない。翻訳ソフトには限界があり、誤りが多い

 向こうでは、歌詞をLyrics と言い、Chords はギターのコードだろう。
 Hoyt Axton という人は、singer-song writer で、「拳銃に泣くトムドーリー」(勿論、所有)で一世を風靡したThe Kingston Trioに"Greenback Dollar"を書いた人だ。(ただ、この No No Song の歌詞は David Jackson であろう。) ギターを抱えている写真が多いが、彼はまた、テレビや映画の俳優としても活躍したからだ。
参考; youtube→No No Song, Hoyt Axton, 1975  

 ①はビートルズのRingo Starr(Starrで正しい)であるが、(私所有の)Axton のNo No Song のほうが、パンチが効いていて、はるかにいい。

 [Lyricsの語句]--行番号で解説 

(1) A lady that I know 「おいらの顔見知りの女性が」that は目的格の
  関係代名詞。よって、(16)では省略してある。原詩はlady→womanと
  なっている。Colombia→Columbia
(2) understand の後に①who she was ②why she came のうち ②を
  補ってみる。 「おいらがキョトンとしていたので」
(3) 「目の前に出したのは、たまげたぜ、マリファナだ」
(4) the land = Columbia
(5) ギターのコードネーム   
(6) 繰り返し
(7)「もう吸いたきゃねぇ」no more→前にdon'tがあるから any more
   とすべき。
(8)「まっぴらだ、虚ろな目を開いて床に転がっているなんて」am tiredは
 「疲れた」ではなく、「嫌になった」
(9)「吸えばくしゃみが出るだけだ」
(10)最初のit=marijuana。次のit=to find the door  「(幻覚で)ドアの場
 所も分かんなくなる」
(13) a ten pound of ~ Axton のは別の言葉である。 「10ポンド入り
 のコカイン袋」
(15) Refrain で(7)のsmoke→sniff とせよのこと。歌うときはこのaction
  をしてもいいかも。
(16) テネシュー州のナッシュビルはカントリー・ソングのメッカ。独立戦
 争時代、そこの人々は自分の所でウィスキー醸造していた。パブに
 集まってカントリーを歌ったり聴いたりするのが楽しみだったようだ。
  ところが、ジョージ・ワシントンがその酒に税金をかけることにした。
 庶民の楽しみを奪うものと、人々は抗議し、「ウイスキー反乱」が起こ
 り、大統領は軍隊を派遣して鎮圧する始末。それで、ナッシュビルの
 密造酒が流行るのである。中には、健康上怪しい酒もあったのでは
 ないか。それが(18)に繋がる。moonshine「密造酒」。夜こっそりと月
 明かりで造るのか。
(20) (7)のsmoke it→drink itにして。
(21)「もう飲めねぇよ」Axtonのには無い。

 


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