ウオーキングの途中、雑木林の藪に白く点々とカラスウリの花が幾つも咲き始めていた。
涼しくなったから、陽が沈む前から開花が始まったのでしょう。
夕方の暗くなり始めるころから夜明けごろでないと、なかなか見られない花なのですが。
明るいうちは蕾のままで、暗くなるのを待ってから咲き始めるからです。
翌朝に陽が昇ってくる頃には萎んで花は終わります。
夕顔と同じこの花も一夜花。
花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせます。
からまったりしないで、一糸乱れずに展開して、短時間で完全に開ききる。
完全に開いたのは、白くレース編み状に広がり、中心の五弁がはっきりと姿を現し、モジャモジャとした不思議な面白い花を見せています。
この花が、冬が深まると真っ赤な実になるのは想像つかないかも。