龍ともこ(りょうともこ)の日記もどき

やっぱり、毎日書けるとは限らないから
【日記もどき】♪

大切な毎日を

2012年12月18日 | Weblog
先週、訃報が2件つづきました。

母方の叔母と、後輩の舞台監督Sさんです。

お二方とも突然の訃報で、驚きました。

亡くなった方のことを偲ぶとともに、
一緒に暮らしていた人達の気持ちを思うと言葉もなく、胸が潰れそうになります。

思い出すのは不思議と
一番元気だった時の叔母の姿。

私もいとこ達も小学生のわんぱく盛り、
お正月やお盆におばちゃんの家に集まってはギャーギャーさわぎ、
そこに
「うるっさいな~もう~。ほたえなや~(暴れるな)。」
と言いつつ、
お料理やお酒の準備をしてくれていたおばちゃん。

一緒に旅行に行って、子供みたいに歌ってはしゃいでいたおばちゃん。

忘れないよ。


舞台監督のSさんは私よりも年下で、
最近お子さまが産まれたばかりでした。

若いのにごっつい体型と雰囲気でかなり貫禄があり、でも細かい心配りに溢れた素晴らしい人でした。

思えば私が出演させてもらった舞台、
あの舞台も、この舞台も、Sさんが舞台監督でした。
沢山支えて頂きました。

一度、私が主宰でライブ公演をした時もSさんに舞台監督をして頂いたのですが、
その公演は私の不行き届きでスタッフの皆さまにものすごく迷惑をかけました。

公演が終わり、私は全てのスタッフにお礼とお詫びのご挨拶に回っていました。
大体のスタッフに怒られるか、冷たくあしらわれるかしていた中、Sさんの所にもご挨拶に伺ったら、
Sさんは缶コーヒーを2本買って、私を待っていてくれました。
「話、ききますよ」
と言わんばかりに。
私は自然とボロボロ泣きながら、Sさんにいろんな話をしていました。
Sさんはおしまいまで私の話を聞いてくれた後、
「僕は龍さんのやりたいことが解りますし、今回のも楽しかったですよ。また何かあればやりますから言ってください。」
と言ってくれました。
私は、地獄に仏とはこのことか、と思いました。
それぐらい救われました。

ありがとうSさん。忘れません。


夫が常々言うことですが
「亡くなった人を偲ぶのは当然やけど、大事なのは生きてる人や。」と。

生きている時にしておかないと、ということです。

してあげたいことがあるなら、してあげよう。
会いたいと思うなら、会いに行こう。
大好き、と言いたいなら、いっぱい言おう。

居なくなってしまったら、何もできないから。

大切な人達と
大切に毎日を送ろう
と改めて思いました。


おばちゃん
Sさん
どうぞ安らかに…
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