【シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.10 ♪ノクターン Op.9-2】
日本コロムビアより7月1日リリースとなる今井亮太郎Newアルバム『シネマ・ボッサ』。
今井亮太郎にとっては5年ぶりの新作アルバムとなりますψ(`∇´)ψ
リリースまでなんとあと1週間!!
1週間後にはみなさまのお手元に届き始めると思うと身の引き締まる思いです!
総勢15名ものアーティストで作り上げた今作は、”シネマミュージックの名作たちをBossaNovaでお贈りする“というコンセプト!
リリース記念としてせっかくですから、メインアーティスト&アレンジャー&音楽プロデューサーである僕 今井亮太郎本人が『シネマ・ボッサ』収録曲の聴きどころやエピソードなどをご紹介しております(^^)
今回は『シネマ・ボッサ』の10曲目に収録されている「ノクターン Op.9-2」デス!
そう!フレデリック・ショパンの、あの「ノクターン(夜想曲) Op.9-2」でございます^ ^
このショパンのノクターンがアレンジされた楽曲がテーマ曲に使われていたのが、映画『愛情物語』。
『愛情物語』(1955)は、1930年代に活躍した名ピアニストのエディ・デューチンをモデルに描かれた映画。
映画の中では、当然ピアノのシーンがたくさん出てくるのですが、そのピアノはやはり名ピアニストであるカーメン・キャバレロが担当しているんですよね^ ^
クラシックからポピュラー音楽へ進んでいったカーメン・キャバレロは、クラシックの曲をポピュラー音楽にアレンジして奏でるのが得意だったんですよね!
そのカーメン・キャバレロが『愛情物語』のためにアレンジして奏でたのが「ノクターン Op.9-2」。
(ちなみに、カーメン・キャバレロのアレンジしたノクターンは「To Love Again」というタイトルが付いております♪)
ってなわけで、僕もカーメン・キャバレロに倣って、ショパンのノクターンをBossaNovaに!
どうせやるなら「To Love Again」をアレンジするのではなくて、ピアニストであったカーメン・キャバレロと同じように、僕がノクターン原曲をブラジル音楽にした方がおもしろいんじゃないかな〜と感じて(●´艸`)
そして僕のオリジナリティで勝負することで、エディ・デューチン、カーメン・キャバレロという、オリジナリティ溢れるピアノを奏でて一時代を築いた、2人のピアニスト、そしてフレデリック・ショパンへの敬意を示したかったのだ♪
クラシックの曲の中でもあまりにも有名な「ノクターン Op.9-2」ですが、アレンジするにあたってあらためてじっくり研究しました。
ショパン、紐解いていくとあらためて本当にすごいですね〜!
クラシックからポピュラー音楽にアレンジする時に必要なことの一つに、音楽が横に流れていくラインの概念で和音が構成されているクラシックを、和音を縦で捉えるコードの概念にまとめることがあるのですが、ショパンの使うラインと和音一つ一つが本当に美しく、統制が取れていて、このアレンジの上での研究が、今後の自分の作曲やアレンジに間違いなく生きていく時間になったんですよね♪
かつ、きっとショパンがこの曲を作曲した時にとても自由な発想で作ったのであろうこともよくわかって(もしかしたら演奏する時は即興の要素がかなりあったのではないかなー)、その点もとてもおもしろかった^ ^
ショパンの使う和音や自由な発想を、しっかり大切にしてアレンジしました!
その点も聴きどころです(^^)
で、仕上がったサウンドは、BossaNovaというよりまさにChoro!
あらためてChoroがクラシックの流れを組んでることもよくわかるアレンジになっていると思います♪
レコーディングメンバーは、ピアノ&オルガン今井亮太郎、ギター外園健彦、ベース亀山アキラ、ドラムス黒田清高、そしてパンデイロCelsinho Silva!
まず、なんといっても!
ペトロフのグランドピアノ!!!
この曲をどーーーしてもチェコの名器ペトロフのピアノでレコーディングしたく、東戸塚にあるプライベートホールSala Masakaでのレコーディングとなったのでございます。
いや〜もうね、ペトロフの音色が本当に心地よすぎて!
ペトロフは大きく広く、広がっていくような音の中に、荘厳さと誇り高さみたいなものを感じる、そんな音色なんだよね♪
「ノクターン Op.9-2」の遊び心満載なメロディと気品高さに、ペトロフの音色がぴったりなのです\(^o^)/
ちなみに、収録されているピアノの音のリヴァーヴはホールの自然の響きなんですよ〜♪
Sala Masakaは気持ちの良い響きのする素晴らしいプライベートホール。
そんなSala Masakaに響き渡るペトロフの音色を、余すところなく録音するゴッドハンドなエンジニア成田浩一郎さんもさすが!
そんなわけで、間違いなくそのペトロフの音色を楽しめる一曲に仕上がっていると思います!
曲の最初から最後まで、た〜〜〜っぷりピアノを聴いていただくようなアレンジになっております。
オルガンがメインなことの多い『シネマ・ボッサ』において、この曲はがっつりピアノメイン楽曲でございます!
そしてそして、やっぱりアレンジの最初からイメージだったCelsinhoのパンデイロ!
リオデジャネイロから特別参加してくれております♪
ブラジル最高のグルーヴを奏でるJosé da Silva家の現当主であり、Choro最高の伝統グループConjunto Época de OuroのリーダーでもあるCelsinho Silvaの至高のパンデイロが、この曲にさらにプレミアム感を加えております。
本当に心地よいパンデイロ。
さすがとしか言いようがありません(o^^o)
贅沢ですよネ(●´艸`)
パンデイロのジングルの音、そして皮の音一つ一つまでじっくり楽しめますよ〜♪
ぜひぜひ浸って聴いていただきたいポイントです!
『シネマ・ボッサ』収録曲の中でもグッとひと味違う世界観に引きこんでくれる、そんな一曲になっております♪
Choroに生まれ変わったショパンの名曲を、ぜひぜひお楽しみくださいませ\(^o^)/
『シネマ・ボッサ』は新星堂、山野楽器、タワーレコードなどCDショップや、Amazonなどのオンラインショップで予約できます。
もちろんLIVEで僕から直前ご購入もできますよ〜\(^o^)/
お楽しみに!デス♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/52/67d273e41b3a1fc8675a427d5fd229b9.jpg?1592213363)
☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約開始されています♪
ボサノヴァ・サンバのピアノスト&オルガン奏者、今井亮太郎がシネマ・ミュージックに挑んだアルバム。「ボサノヴァ」×「シネマ・ミュージック」の組み合わせは、じっくり聴いても、BGMにもぴったり!おしゃれな雰囲気で名曲をたのしめる、リラックスに最適な一枚。シネマの名曲はもちろん、今井亮太郎の新曲も収録!ハモンド・オルガンのサウンドにも注目。
↓日本コロムビアのページ↓
↓『シネマ・ボッサ』試聴ダイジェスト映像はコチラ↓
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〈今井亮太郎LIVE info〉
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.98
Ryotaro Trio Groovin'
〜『シネマ・ボッサ』リリース記念!15名限定LIVE〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 12:00
ステージ * 13:00〜
チャージ * ¥4,000
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
- 珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695
※通常の半分以下に席数に限定しておりますので、各席の間に十分な距離を確保し、ゆったり座っていただけます。
こまめに換気を徹底するなど、できる限りの万全の対策で開催させていただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/3c165d046d53882b7ce4e68dd80a9381.jpg?1592213486)
[LIVE紹介]
5年ぶりの新作となる『シネマ・ボッサ』を7月1日にリリースする今井亮太郎が、リリース直後に15名限定でのスペシャルリリースLIVEを開催!
レコーディングメンバーでもある亀山アキラ、黒田清高との「Ryotaro Trio Groovin' 」が、シネマミュージックをBossaグルーヴで奏でる、昼下がりのひととき。
美味しいコーヒーとともに、至高の時間をご堪能ください。
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