湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.14 ♪いそしぎ

2020-06-28 17:00:00 | 『シネマ・ボッサ』収録曲紹介
【シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.14 ♪いそしぎ】

日本コロムビアより7月1日リリースとなる今井亮太郎Newアルバム『シネマ・ボッサ』。
今井亮太郎にとっては5年ぶりの新作アルバムとなりますψ(`∇´)ψ

リリースまでなんとなんとあと3日!!
もうちょっとだ!!!
総勢15名ものアーティストで作り上げた今作は、”シネマミュージックの名作たちをBossaNovaでお贈りする“というコンセプト!
リリース記念としてせっかくですから、メインアーティスト&アレンジャー&音楽プロデューサーである僕 今井亮太郎本人が『シネマ・ボッサ』収録曲の聴きどころやエピソードなどをご紹介しております(^^)


今回は『シネマ・ボッサ』の14曲目に収録されている「いそしぎ」です(o^^o)

「いそしぎ(The Shadow of Your Smile)」は、1965年の映画『いそしぎ』のテーマソング。
『いそしぎ』は、当時、実際の夫婦であったエリザベス・テイラー(ローラ)とリチャード・バートン(エドワード)が主演している、禁断の愛を描いた映画ですね。
タイトルの「いそしぎ」は映画の中で、ローラが助けたイソシギの小鳥から付けれています。
傷を負ったイソシギの小鳥を世話し、そのイソシギの傷が癒え、家から外へ解き放たれる…そんなストーリーの中のエピソードに、ローラとエドワードの行く末が暗示されているんですよね。


Jazzシーンでも取り上げられることの多い名曲「いそしぎ」は、メロディも和音もとても美しく、深さがありますよね♪

BossaNovaのリズムで演奏されることの多いこの「いそしぎ」を、あえて僕たちブラジル音楽のアーティストが演奏するのもなかなかおもしろいのではないかな、なんて考えながら選曲しました^ ^
そして、ハモンド・オルガンで奏でる「いそしぎ」は聴いたことがない!絶対に素敵なサウンドになる!という確信もありました♪

映画『いそしぎ』の禁断の愛、大人の愛のストーリーから、超スローなBossaという『シネマ・ボッサ』の中でも最も大人っぽいアレンジになっております。
絶対に盛り上がりすぎないように、グッと想いを内に秘めるように、その時間が永遠に続くことを祈るように、そんなことをイメージしながらアレンジしました。
そして、
やっぱり「大人の愛」だから、"大人の男性のダンディーな魅力"で奏でた哀愁溢れるサウンド、そんなことを狙っているのだψ(`∇´)ψ
コレ、実はこの楽曲のアレンジのキーワードにしております(笑)


メンバーは、オルガン/今井亮太郎、フルート/川満直哉、ギター/外園健彦、ベース/亀山アキラ、ドラム/黒田清高、という構成。
作り込みすぎない、最も素の音色が出るような、シンプルな編成。


イントロは、ハモンド・オルガンだけのルバートから。物語にフワッと吸い込まれていくような、そんなイメージで奏でております。


この曲、本当にハモンド・オルガンの音色が良く合うんですよね〜!
なんともレトロな音色と透明感が、独特な雰囲気を出して、どことなく懐かしいのに今まで聴いたことのない「いそしぎ」になっていると思います\(^o^)/
極力難しいことはせずに、シンプルに身を心に任せて奏でております♪


この超スローなBossaNova、実はなかなか難しいんですよね〜。
焦れてしまうようなテンポ。でもほんの少しでも走ってしまうと、空間が壊されてしまう。
ただただ淡々と、時を刻んでいくように、音を置いていくように、感情をグッと抑えて、奏でる。
そんな超スローBossa、黒田清高さん、亀山アキラさん、外園健彦さんに任せたら間違いない!ってこちらもアレンジ当初からのイメージだったのですが、イメージ以上!さすがです^_^
淡々と音を刻んでいく中に、それぞれたくさんの小粋な技がふんだんに盛り込まれていて、かつ余計なことは絶対にしない。
そう、ダンディーな魅力がいっぱいに詰まっている演奏になっておりますよ〜(●´艸`)


そして、フルート川満直哉さん。
直哉さんのフルートもこの楽曲をアレンジする時のイメージで一番最初に浮かんだのですよね♪
厚みと包容力のある音色に、知的なフレーズ、そして揺るぎないテクニック。
「いそしぎ」は、直哉さんが奏でたらまさにビンゴだ!ってヾ(๑╹◡╹)ノ" 
そして直哉さんもやはりイメージ以上の、素晴らしい演奏を披露してくださっています♪
メロディに絡むオブリはシンプルに寄り添うように、そしてアドリブソロではとっても大人っぽく歌い上げて。
めちゃカッコいいです!
哀愁とダンディズム全開になっておりますよ〜^_^
直哉さんのフルート、この楽曲の聴きどころのひとつです。


そうだ!
エンディングでは、やわらかい単発のコードの上で、僕のハモンド・オルガンと直哉さんのフルートが、思い出をリフレインするように淡くアドリブしつつ、思い出がセピア色になっていくようにフェードアウトしていくのですが、そのエンディングに入るところで、オルガンはレスリー・スピーカーの回転をオンにしております。

レスリー・スピーカーのスイッチはFastとSlowの2種類あるんですよね。
Fastは、名の通り速い回転。オルガンがファ〜ッ!という音色になります。
で、ゆるやかな回転のSlowの方にオンすると、オルガンがフワンフワンフワンフワンのような淡い音色になるんですよね。

「いそしぎ」のエンディングでは、レスリー・スイッチをSlowの方に入れております。
ちょっと意識して聴いていただけると、レスリー・スピーカーのSlowの回転の様子と音色の変化がよくわかると思います♪
『シネマ・ボッサ』の中でSlowにオンしたのは、おそらくこの場面だけだったと思うな〜^ ^
ぜひぜひ聴いてみてくださいませ。


『シネマ・ボッサ』きっての大人サウンド!
男性のダンディな哀愁溢れる魅力がいっぱい詰まった大人な愛の楽曲「いそしぎ」を、ゆる〜くお楽しみいただけましたら幸いです♪


『シネマ・ボッサ』は新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国のCDショップや、Amazonなどのオンラインショップでご購入いただけます。
もちろんLIVEで僕から直前ご購入もできますよ〜\(^o^)/

お楽しみに!




☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約開始されています♪

〜新旧のシネマの名曲をボッサ・テイストで演奏した、究極のシネマ・ミュージック・アルバム〜
ボサノヴァ・サンバのピアノスト&オルガン奏者、今井亮太郎がシネマ・ミュージックに挑んだアルバム。「ボサノヴァ」×「シネマ・ミュージック」の組み合わせは、じっくり聴いても、BGMにもぴったり!おしゃれな雰囲気で名曲をたのしめる、リラックスに最適な一枚。シネマの名曲はもちろん、今井亮太郎の新曲も収録!ハモンド・オルガンのサウンドにも注目。

↓日本コロムビアのページ↓


↓『シネマ・ボッサ』試聴ダイジェスト映像はコチラ↓


* * *

〈今井亮太郎LIVE info〉

♪7.4(土) / 珈琲美学(学芸大学)
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.98
Ryotaro Trio Groovin'
〜『シネマ・ボッサ』リリース記念!15名限定LIVE〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 12:00
ステージ * 13:00〜
チャージ * ¥4,000
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel :  03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
- 珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695

※通常の半分以下に席数に限定しておりますので、各席の間に十分な距離を確保し、ゆったり座っていただけます。
こまめに換気を徹底するなど、できる限りの万全の対策で開催させていただきます。

【有料配信】
↓LIVE配信チケットのご購入は、下記アドレスにて↓

配信チケット * ¥4,000
※LIVE開始より2週間、アーカイブとしてご覧いただけます。配信チケットは7/18までご購入いただけます。


[LIVE紹介]
5年ぶりの新作となる『シネマ・ボッサ』を7月1日にリリースする今井亮太郎が、リリース直後に15名限定でのスペシャルリリースLIVEを開催!
レコーディングメンバーでもある亀山アキラ、黒田清高との「Ryotaro Trio Groovin' 」が、シネマミュージックをBossaグルーヴで奏でる、昼下がりのひととき。
美味しいコーヒーとともに、至高の時間をご堪能ください。

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