湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.12 ♪アマポーラ

2020-06-26 17:00:00 | 『シネマ・ボッサ』収録曲紹介
【シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.12 ♪アマポーラ】

日本コロムビアより7月1日リリースとなる今井亮太郎Newアルバム『シネマ・ボッサ』。
今井亮太郎にとっては5年ぶりの新作アルバムとなりますψ(`∇´)ψ

リリースまでなんとあと5日!!
近づいてきたーー!!!
総勢15名ものアーティストで作り上げた今作は、”シネマミュージックの名作たちをBossaNovaでお贈りする“というコンセプト!
リリース記念としてせっかくですから、メインアーティスト&アレンジャー&音楽プロデューサーである僕 今井亮太郎本人が『シネマ・ボッサ』収録曲の聴きどころやエピソードなどをご紹介しております(^^)


今回は『シネマ・ボッサ』の12曲目に収録されている「アマポーラ」です!


この「アマポーラ」、ギャング映画の巨匠レオーネ監督でロバート・デニーロが主演した映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)に使用された楽曲ですが、もともとはスペインの作曲家ホセ・ラカジョの1922年の作品なんですよね♪

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の中では、美しき少女デボラが踊るシーンにこのアマポーラが使われております。
このシーンもなかなか印象的なんですよね〜^ ^
クラリネットの奏でるゆる〜い感じのアマポーラに乗って、バレエスタイルでデボラが踊っているところを、少年の頃の主人公が覗き見ているシーン。デボラは、まさに美しいひなぎく(アマポーラ)。

ちなみに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、音楽の担当は『ニュー・シネマ・パラダイス』も手掛けているあのエンニオ・モリコーネ。
さすがのセンス。この映画も最初からラストまで、音楽が素晴らしいんですよね!


『シネマ・ボッサ』での「アマポーラ」では、美しい花に魅了されてしまう、そんな愛の感情と恋のワクワクを表現してみました♪


ピアノのアルペジオと田ノ岡三郎さんのアコーディオンで始まるイントロに、ハモンド・オルガンの単音のメロディが歌う。
美しきアマポーラに、そよ風がそそいで揺らぐような様子をイメージして。


1stコーラスのBパートからは、ギター/外園健彦さん、ベース/コモブチキイチロウさん、ドラムス/Alexが加わり、一気に華やかに!
このバンドの心躍るようなサウンド、本当に大好きです♪


コモさんのベースラインは常に自由に歌っていて、本当にスケールが大きい!
バンドに安定をもたらすと同時に、遊び心満載です♪
レコーディング中にコモさんに聞きました。
「なんで、コモさんはブラジル音楽の道へ進んだのです?」
「自由だから!」
コモさんの答えはまさにコモさんのベースの通り\(^o^)/
そうなんですよね〜、ブラジル音楽って独特な(曲によって全て違う!)グルーヴの輪を一緒に描くことだけがルールで、そこさえ一緒に描けたらあとは何しても自由なんですよネ♪
コモさんの答えを聞いて大いに納得!
僕もまさにブラジル音楽が好きな部分の根幹に、その自由度があります(●´艸`)


ほかちゃんのギターもまさに一番の良さはそのブラジルグルーヴ!
ほかちゃんは「Sambaのギターが弾ければもう何もいらないっスね〜」って言ってて、本当にそうしちゃってるギタリスト(笑)
やわらかい音色で、ただひたすらに心地よいブラジリアングルーヴを奏でまくる!
まさに職人です^ ^
彼の音楽からはブラジル音楽への愛とリスペクトをいつも感じるんだよね♪


そして、Alexの本格的で軽快なドラム!
繊細なドラムなのに、Percussionの音も全て聴こえてくる。そして、どことなくゆる〜い心地よい、50年代くらいの良き古きサウンドをも感じる、Alexのサウンド。
いつまでも委ねていられる、やわらかいAlexのグルーヴの魅力を、この「アマポーラ」では、より感じられるのではないかと思います^ ^


そう!
僕の奏でるハモンド・オルガン。
歌詞の「アマポ〜ラ〜 アマポ〜ラ〜」の部分でレスリースピーカーの回転をオンにしているよですが、これがまた不思議とゴキゲンになるより、どことなく切なく歌いあげる雰囲気になり、とてもお気に入り(●´艸`)

2ndコーラスに入ってレスリースピーカーの回転をオフにしているんだけど、オルガンのソロが始まるフレーズで回転が徐々に止まっていく様子…つまり音色が変わっていく瞬間がよくわかります!
これが奏でていても(もちろん聴いていても!)、とても心地よいのだψ(`∇´)ψ


2ndコーラスのBパートからは田ノ岡三郎さんのソロ!
いや〜、素晴らしすぎます!
田ノ岡さんが入ったいきなりその瞬間に、そこの場所がヨーロッパの街中になる!
とってもハッピーで自由な、素敵なアドリブソロはもちろん、この楽曲の田ノ岡さんは、もう最初から最後まで本当に心踊っちゃう、めっちゃ素敵な演奏です♪
ぜひお聴きいただきたい\(^o^)/


3rdコーラスでメロディに戻り、盛り上がったままラストへ!
「アマポ〜ラ〜 アマポ〜ラ〜」の部分を何度も何度も歌い上げます♪

"ひなげし、美しいひなげしよ、いつだって僕の心はキミだけのもの"

そんな熱烈な愛の歌「アマポーラ」。
あまり美しすぎて、でも手が届かなくて、感情の伝え方がわからなくてすれ違ってしまって。
そんな想いを込めて、一番盛り上がったところで、フッとろうそくの火が消えるように弱奏になる、
そんなアレンジにしてあります。
思い切り回転して歌い上げていたレスリースピーカーも、ここで回転オフに!

目の前の景色は涙で滲んで、心の中の風景は想いでいっぱいになってモザイク模様に。
そんなラストになっております。


ぜひそのあたりも感じてお聴きいただけると、よりグッとくる仕上がりになっております(*^^*)


『シネマ・ボッサ』に美しく咲き誇るひなげしを、ぜひお楽しみください♪


『シネマ・ボッサ』は新星堂、山野楽器、タワーレコードなどCDショップや、Amazonなどのオンラインショップで予約できます。
もちろんLIVEで僕から直前ご購入もできますよ〜\(^o^)/

お楽しみに!



☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約開始されています♪

〜新旧のシネマの名曲をボッサ・テイストで演奏した、究極のシネマ・ミュージック・アルバム〜
ボサノヴァ・サンバのピアノスト&オルガン奏者、今井亮太郎がシネマ・ミュージックに挑んだアルバム。「ボサノヴァ」×「シネマ・ミュージック」の組み合わせは、じっくり聴いても、BGMにもぴったり!おしゃれな雰囲気で名曲をたのしめる、リラックスに最適な一枚。シネマの名曲はもちろん、今井亮太郎の新曲も収録!ハモンド・オルガンのサウンドにも注目。

↓日本コロムビアのページ↓


↓『シネマ・ボッサ』試聴ダイジェスト映像はコチラ↓


* * *

〈今井亮太郎LIVE info〉

♪7.4(土) / 珈琲美学(学芸大学)
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.98
Ryotaro Trio Groovin'
〜『シネマ・ボッサ』リリース記念!15名限定LIVE〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 12:00
ステージ * 13:00〜
チャージ * ¥4,000
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel :  03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
- 珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695

※通常の半分以下に席数に限定しておりますので、各席の間に十分な距離を確保し、ゆったり座っていただけます。
こまめに換気を徹底するなど、できる限りの万全の対策で開催させていただきます。



[LIVE紹介]
5年ぶりの新作となる『シネマ・ボッサ』を7月1日にリリースする今井亮太郎が、リリース直後に15名限定でのスペシャルリリースLIVEを開催!
レコーディングメンバーでもある亀山アキラ、黒田清高との「Ryotaro Trio Groovin' 」が、シネマミュージックをBossaグルーヴで奏でる、昼下がりのひととき。
美味しいコーヒーとともに、至高の時間をご堪能ください。

* * *

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