湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.11 ♪Smile

2020-06-25 16:30:00 | 『シネマ・ボッサ』収録曲紹介
【シネマ・ボッサ 本人が収録曲紹介!Vol.11 ♪Smile】

日本コロムビアより7月1日リリースとなる今井亮太郎Newアルバム『シネマ・ボッサ』。
今井亮太郎にとっては5年ぶりの新作アルバムとなりますψ(`∇´)ψ

リリースまであと6日!!
近づいてきたーψ(`∇´)ψ
総勢15名ものアーティストで作り上げた今作は、”シネマミュージックの名作たちをBossaNovaでお贈りする“というコンセプト!
リリース記念としてせっかくですから、メインアーティスト&アレンジャー&音楽プロデューサーである僕 今井亮太郎本人が『シネマ・ボッサ』収録曲の聴きどころやエピソードなどをご紹介しております(^^)


今回は『シネマ・ボッサ』の11曲目に収録されている「Smile」です!


「Smile」は、チャーリー・チャップリンが監督・主演のサイレント映画『モダン・タイムス』(1936)の楽曲♪
誰もが知っているチャーリー・チャップリン。
そして、そのチャップリンの代表作『モダン・タイムス』ですが、映画のタイトルは知っていても、機会がなくて実際には観てはいない方も多いのではないかな〜と思われる作品ですよね〜。
この『モダン・タイムス』、まだ観ていない方はぜひぜひ一度観ていただくこと、オススメします!とっても素敵な映画ですよ〜!

"資本主義社会、そして工業化していく世の中に対して、人間らしい幸せを求めていく"。
そんなメッセージをコメディタッチで描いていくモノクロの喜劇映画。
この『モダン・タイムス』はサイレント映画なんですよね。つまり、音は全て別録りで合わせてあるわけです。
俳優たちの会話があるトーキー映画が主流になってから10年経っての、チャップリンのあえてのサイレント映画。
そして映画の中の音楽は、全て生オーケストラなんですよ〜♪
この生オケによる音楽が、例えば工場のベルトコンベアの動き一つ一つに音がぴったり合ってるみたいに、あまりに細かいところまでバッチリ合うんです!
なんと作曲4ヶ月半、録音に4週間かかったそうですよ!

主人公のチャーリー・チャップリンと、そして美しきヒロイン、ポーレット・ゴダードが数々の失敗をしながらも前向きに生きていくことを描いていく中で、チャップリン本人作曲の名曲「Smile」は映画中に何度か使われるのですが、中でも印象的なのはやはり一番最後のシーン。
うまくいかなかったことのあとに道を2人で歩いていくのだけど、その時にチャップリンがゴダードに向かって、表情で「笑って!」って伝えるんですよね。そこで「Smile」が流れる!
ジーンとくるシーンです♪



そんな名曲「Smile」ですが、
『シネマ・ボッサ』での「Smile」は、なんとハモンド・オルガン一本だけでのソロ!
15名ものアーティストが参加しているこのアルバムの中で、唯一の独奏曲です♪


少年の頃にワルター・ワンダレイの演奏を聴き、ワンダレイのマネをピアノでしているうちにBossaNovaが大好きになり、気づいたらブラジル音楽への道に進んでいた僕 今井亮太郎。
少年の頃に聴いたハモンド・オルガンの音色への憧れはやはり失われず、むしろどんどん大きくなり、昨年からいよいよハモンド・オルガン奏者としても活動を開始してしまいました(笑)


ピアノと似て非なる楽器であるオルガンで、もちろん大きな挑戦だったのだけど、なにしろ楽しいし自分らしい!
今ではピアノとオルガンがないと、自分そのものを表現できないと思うほど、まさにアイデンティティになっています♪


ハモンド・オルガン奏者の今井亮太郎として初めてのぞんだアルバムが、今回の『シネマ・ボッサ』。

記念すべきアルバムに、やっぱり完全なオルガンソロ曲を入れたい!
そう思って選んだのがこの「Smile」でした。

先述した『モダン・タイムス』でのチャップリンの数々の挑戦。
そして、「どんなことがあっても、笑って、まっすぐ歩いていこうよ!」というメッセージ。
そんな楽曲だからこそ、ぜひオルガンのソロで奏でたいな〜なんて考えて♪


「Smile」の演奏では、あえてドローバーもレスリースピーカーのスイッチも触らず、混じり気のない真っ直ぐなハモンド・オルガンの音色だけで奏でました^ ^

なんといっても、やっぱりオルガンの魅力の一つは足鍵盤!
左足で刻むベースラインが、奏でていてもなんとも心地よいんだよね♪

主に、左手は2段になっている下の鍵盤でリズムを刻み、右手は上の鍵盤でメロディを奏でています(^^)


オルガンだけで奏でるBossaNova。
なかなかオツでしょ(●´艸`)


実は大好きなワルター・ワンダレイも、ソロでオルガンを弾いている音源や映像がないし、他のオルガン奏者でもブラジル音楽専門に奏でているアーティストはいないので、完全に僕の自己流オリジナルなスタイルなんだよね(笑)

考えてみたら、ピアノ一本でブラジル音楽を奏でるのもそんなだったな〜。
自分だけのサウンドを創ること、とても楽しいし、ワクワクするんだよね♪
若い頃にピアノでワクワクしたあの感じを、今もまた感じられて、とっても充実していて幸せです!


「Smile」のレコーディングの時も、とても楽しくて幸せでね♪
「あ〜あの憧れのハモンド・オルガンを、ソロでアルバムに入れられるんだ〜!」なんて感じながら^ ^


とっても夢のある「Smile」に仕上がっていると思います\(^o^)/


ハモンド・オルガンだけで奏でる名曲を、ぜひぜひお楽しみいただきたいです\(^o^)/
「笑って!」
そう、きっとにっこり笑顔になれるはず♪


『シネマ・ボッサ』は新星堂、山野楽器、タワーレコードなどCDショップや、Amazonなどのオンラインショップで予約できます。
もちろんLIVEで僕から直前ご購入もできますよ〜\(^o^)/

お楽しみに!デス♪




☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約開始されています♪

〜新旧のシネマの名曲をボッサ・テイストで演奏した、究極のシネマ・ミュージック・アルバム〜
ボサノヴァ・サンバのピアノスト&オルガン奏者、今井亮太郎がシネマ・ミュージックに挑んだアルバム。「ボサノヴァ」×「シネマ・ミュージック」の組み合わせは、じっくり聴いても、BGMにもぴったり!おしゃれな雰囲気で名曲をたのしめる、リラックスに最適な一枚。シネマの名曲はもちろん、今井亮太郎の新曲も収録!ハモンド・オルガンのサウンドにも注目。

↓日本コロムビアのページ↓


↓『シネマ・ボッサ』試聴ダイジェスト映像はコチラ↓


* * *

〈今井亮太郎LIVE info〉

♪7.4(土) / 珈琲美学(学芸大学)
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.98
Ryotaro Trio Groovin'
〜『シネマ・ボッサ』リリース記念!15名限定LIVE〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 12:00
ステージ * 13:00〜
チャージ * ¥4,000
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel :  03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
- 珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695

※通常の半分以下に席数に限定しておりますので、各席の間に十分な距離を確保し、ゆったり座っていただけます。
こまめに換気を徹底するなど、できる限りの万全の対策で開催させていただきます。



[LIVE紹介]
5年ぶりの新作となる『シネマ・ボッサ』を7月1日にリリースする今井亮太郎が、リリース直後に15名限定でのスペシャルリリースLIVEを開催!
レコーディングメンバーでもある亀山アキラ、黒田清高との「Ryotaro Trio Groovin' 」が、シネマミュージックをBossaグルーヴで奏でる、昼下がりのひととき。
美味しいコーヒーとともに、至高の時間をご堪能ください。

* * *

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