湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

がんばろう!

2011-03-14 02:23:02 | Weblog

東北太平洋沖地震。

日本史上最大の巨大地震、大津波、原子力発電所の危機的状況、絶え間なく続く大きな地震や余震…。
日本にとっては本当に未曾有のあまりに大きすぎる衝撃的でショッキングな出来事に不安な毎日が続いている。



あれほど美しく華麗だった陸奥の風景は、いまやあまりの惨劇となって見ていられないような状態だ。



おれはあの巨大地震の時、東名高速の川崎IC付近を東京方面に走っていた。
最初はハンドルがうまく効かなくなり、後ろのタイヤがパンクしたのかと思ってとっさに路肩に停車した。


そこで初めてとてつもない地震だと気がついた。


高速道路の路面は大きく波打つようにうねり、両サイドの街頭はまるでアルペンスキーのポールのように大きく揺さぶられている。


恐ろしかった。
とても長い時間の揺れで、間違いなく大きな身の危険を感じた。
あまりに長かった揺れがおさまってもふわふわした状態で、とりあえず進まなくてはと車を走らせたが、あきらかにどこかでとてつもなく大変なことが起きていると直感的に感じた。



都内はもう普段の東京の機能を失って、一時は完全にパニック状態だった。
道に多くの人が出て全ての人が不安そうにしている。しばらくして道路は大渋滞で全く動かなくなった。
結局渋谷から赤坂までのたった3キロを車で4時間かかった。
電車はすべてストップし、バスやタクシーも大渋滞で全く動けず、赤坂から渋谷までの国道246号線の歩道は徒歩で移動する人で埋め尽くされていた。
世界に誇る大都市の東京が完全にマヒしている状況がさらに大きな恐怖を感じさせた。


車の中のラジオで情報収集をすると地震が東北で起こったという。
あの揺れの大きさに対して震源が遠いので、「ウソだろ?」と正直思った。
そしてそれが本当ならあまりに大変なことが起きているに違いなく身が震える思いだった。


以後、次々に伝えられる地震の被害、そして大津波の甚大な惨状、さらには原子力発電所の危機的状況、そして頻発する大きな地震や余震。
数時間後、次の日、今日…時間がたてばたつほどさらに厳しい絶望的な惨状が伝えられていく。



関東でのあのあまりの揺れの大きさ、そしてそれからくる恐怖を味わっているからか、
今回の巨大地震での情報は今までと違ってあまりにリアルで、一つ一つ入ってくる情報の惨状に本当に胸が張り裂けそうになるような思いだ。


金曜に起こったあの巨大地震のあと、今日まで、正直なんだか気持ちが落ち着かず、
恐怖におびえながら入ってくる情報に心が痛んでいるままで、何もが手に付かない感じがある。



日本観測史上最も大きい巨大地震、
あまりに猛威をふるってあっけなく全てを飲みこんでいった大津波、
そして世界に誇る日本の技術が集約した原子力発電所の状況。。。


あまりにいたたまれなく、そして自分の無力さを感じる。
とてつもなくむなしい。
きっとこの想いを多くの方が感じていると思う。


被災地では本当にたくさんの方が、たくさんの尊い命が失われた。
そしてそんな中、残された人々は今でも寒い冬空の下で救援を待ちながら必死に生きている。
おれたちなんかじゃわからない、比べものにならないぐらいのショックを受けながら必死にこの困難にたち向かっている。
自分の家族や大切な人が亡くなった人も家も何もかも全て失った人も、まだどこにいるかすらわからない人も、そして不安に救助が来るのを待っている人もたくさんいるだろう。
そんな大変な状況の中の恐怖と絶望感と不安感ははかりしれない。
でも被災地の人たちはみんな懸命に力を合わせて生きている。


被災地に自分の命をかけて救助・救援に向かう自衛隊はじめ関係の方々がいる。
まだ津波の危険や余震の危険があるだろうに、自分の家には大切な家族がいるだろうに、
その中で必死に命がけで救援・救助にあたっている。


世界の多くの民族が歴史的にほぼ経験したことのない、想定をはるかに超えたあまりに巨大な地震と大津波にみまわれ、危機的な状況にある原子力発電所。
ここでも寝る間も惜しんで、放射能汚染の恐怖と闘いながら自分の命を投げ打ってまでも必死にこの危機から国民を守ろうと今も汗を流している人たちがいる。



本当に頭の下がる思いだ。




まだまだ日本は捨てたもんじゃない。

 


こういう今だからこそ、おれたち一人一人が心を強く、
本当に強く持ってこの困難をみんなで乗り越えなきゃいけない!!

 
菅総理も言っていたが、全く考えもつかなかったこの未曾有の大災害で今まさに日本という国が、日本人が試されている。


被災地の方々、救援・救助に当たっている方々、原発の危機回避に当たっている方々、
そうした人たちに少しでも勇気を与えるよう、おれたちみんなががんばらないと。


だから下なんか向いていられない。


おれはフィールドは音楽だけど、今だからこそ楽しく明るく元気な音楽を発信していこうと思う。
そしてなんかしらの形で必ず被災地の方々に届ける。


巨大地震の日の大渋滞の中、お礼以外のクラクションを鳴らす車は誰一人全くいなかった。
全く動かない渋滞の中でだよ!
みんな困難の中でしっかり秩序を守って助け合っている。



日本人は本当に素晴らしい民族だと思う。
もっともっと誇ってよいと思う。


ほんとがんばらなきゃ!!


おれたちががんばって、今大変な状況にある被災地の方たちを励ましていこう!!!
計画停電もとても大変だと思うけど、最も電力を必要としている人たちのためにしっかり力を合わせて節電しよう!!



おれは音楽家というフィールドで、何かしら必ず力になりたいと思う。
みなさんもそれぞれのフィールドでがんばって、助け合って、
そのエネルギーと想いを被災地に届けよう!


日本人はこんな惨状だって絶対に折れないんだよ!!
力を合わせて必ず乗り越える!!




がんばろう、東北!

 

がんばろう、日本!!





今回の災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。
全ての人々に一刻も早く笑顔が戻りますように。




Ryotaro




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“Ryotaro × Jun” Live!! Muito obrigado!!!!!

2011-03-06 20:54:25 | Weblog

こんばんは



3/4は藤沢INTERPLAYで今井亮太郎ソロプロジェクトVol.28ライブでした



今回は昨秋に続いて日本のブラジル音楽界の巨匠・加々美淳さんとの師弟DUO Live
“春にお届けするブラジル音楽”というコンセプトでゆるくてあたたかいLiveを!と企画しました



たくさんのお客さまに来ていただき本当にありがとうございました
とても嬉しかったです



「春」というコンセプトで企画した今回のLive、演奏が始まると二人は1曲目から超熱演
PianoとGuitarという和音を奏でる楽器同士の究極なサウンドが響き渡る。
ブラジル音楽、その中でもリオデジャネイロのサウンドに魅了された二人のSamba,BossaNova,Choro。


深いところで響
きあうPianoとGuitar。
大好きなブラジル音楽を奏でられる喜びを心から感じながら…。


演奏してい本当に気持ちのよい空間だったな~



たまにしかやらない淳さんとのDuoだけど、ホント今まで淳さんとはいろいろな場でたくさん一緒に演奏させてもらってきていて、お互いがお互いを深い部分で引き出しあえるなぁ、と感じる。
おれと淳さんにはこの二人のDuoにしかだせない、特別なサウンド・世界観があるんだよね。



今回もそれがめっちゃ炸裂していて、お客さまもあたたかく真剣に聴き入って下さって、Live会場全体が淡くて優しいとても素敵な空間になっていたよ




「春」をイメージした淡いブラジル音楽

来て下さった方、いかがでしたか??



本当にありがとうございました
Muito Obrigado


また「Ryotaro × Jun」を企画しますネ

今後ともよろしく&ご期待ください



3/4の演奏曲目を下記します

 <1st>
Primavera(春) / Carlos Lyra
Samba do Avião(飛行機のサンバ)/ Antônio Carlos Jobim
青と青の間 / 今井亮太郎
Corcovado(コルコヴァード)/ Antônio Carlos Jobim
A Felicidade(フェリシダージ)/ Antônio Carlos Jobim
Garota de Ipanema(イパネマの娘)/ Antônio Carlos Jobim
Sambinha(サンビーニャ)/ 加々美淳
Noites Cariocas(カリオカの夜)  /   Jacob do Bandolim
橙  /  今井亮太郎
湘南マランドロ  /  今井亮太郎

<2nd>
Doce de Côco(甘いココナッツ)  /   Jacob do Bandolim
Carinhoso(カリニョーゾ)  /   Pixinguinha
Onde Anda Você (あなたはどこにいるの?)/ Toquinho
月の光満ちて  /  今井亮太郎
No Cafe Tito(ノ・カフェ・チート)/ 加々美淳
Alvorecer(夜明け) /  Delcio Carvalho - D. Ivonne Lara
Lápis de Cor(色えんぴつ)/ 今井亮太郎
この空の向こうで  /  今井亮太郎
Ao Céu(空へ)/ 今井亮太郎

En:
Vento Suave(穏やかな風)  /  今井亮太郎



さてさて次回は・・・

CD先行発売Liveです


そう、

ブラジル音楽専門のピアニスト今井亮太郎、待望のソロアルバムがリリースされるのです♪


え~と、まずNew albumの紹介から。
今井亮太郎のNew album『湘南-リオデジャネイロ』が5月下旬にリリースされます
タイトル曲『湘南-リオデジャネイロ』はじめ全14曲が今井亮太郎が作曲した曲です
鍵盤楽器で奏でるブラジル音楽、ピアノづくしのボサノバ&サンバの作品になってます
加々美淳さんやAlex、複音ハーモニカの片倉広義はじめ今井亮太郎のLiveではおなじみのメンバーに加え、リオデジャネイロから名パーカショニストCelsinho Silvaが参加したり、リオデジャネイロで録音した曲も収録されていて、なかなか豪華な仕上がりになってますヨ
めちゃ気合の入った最高の作品になっていますので、ぜひぜひぜひぜひお楽しみにしていてくださいませ

5月下旬に全国のタワーレコード、HMV、TSUTAYAなどのCDショップ、およびamazon.co.jp、iTunes等で発売予定です


今井亮太郎  『湘南-リオデジャネイロ』
発売元:マランドロレコード(MLDR-0001)
5月下旬発売、\2,500(税込)







の全国発売の前にNew album『湘南-リオデジャネイロ』を4/10(日)のLiveでひと足早くみなさまにおとどけします


この日のLiveで5月下旬発売予定のCDを先行発売します
New album『湘南―リオデジャネイロ』をご用意しながら今井亮太郎作曲のCD収録曲を中心に熱く楽しくノスタルジックなLiveをお贈りしたいと思っています
CDに参加しているブラジル人ドラマーAlex、複音ハーモニカ奏者・片倉広義もゲスト参加します
日曜昼間のLiveなので、ぜひぜひたくさんの方に来ていただいて、ゴキゲンなCDリリース記念を一緒にお祝いください
そして今井亮太郎のNewアルバムをいち早く手にしてください
お待ちしています


♪4.10(日) / INTERPLAY (藤沢)
今井亮太郎ソロアルバム
『湘南-リオデジャネイロ』
先行発売ライブ!!

今井亮太郎(Piano/Melodion)
ゲスト *
Alexandre Ozaki(Drums/Vocal/Guitar)
片倉広義(FUKUON-Harmonica) ほか
ステージ * 13:00~
チャージ * \3,000
ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 0466-24-4450(INTERPLAY : 営業時間のみ)
- INTERPLAY -
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-7 ケインズタワー5F
0466-24-4450
 

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