東大生塾講師ブログ

東大生塾講師として受験について考えていることをひっそりと書いてます

高校受験理科社会

2014-06-03 12:45:02 | 高校受験

今日も暑いですね!
今回は高校受験の理社にしぼってどのタイミングでどのくらい勉強するのが良いのかをお伝えしたいと思います!

まずタイミングですが
自分としては中2が理社の勉強を始めるベストな時期だと思います

ほとんどの塾は中3から理社を始めると思いますがそれは中2までに英数国が仕上がっている優秀な生徒さんが前提です

それよりも中2のうちに理社をやっておくのがオススメです
理社は暗記科目ですしすぐに結果が出やすい科目です
さらに範囲も少ないので満点も狙えます
しかも都立入試において英数国と配点は変わりません

つまり英数国に時間をそこまでかけられない生徒さんは理社を先にやることで今まで英数国にたっぷり時間をかけてきた優秀な生徒さんと合計点数では並ぶまではいかなくてもかなり良い勝負が出来ます

基本的に子供は良い成績が出るとさらに勉強したくなるものです
ましてや高校受験はほとんど誰もが通る道ですのでそれに対するモチベーションを上げる意味でも中3の最初の模試であまり差をつけられていないという認識を持つことは重要です

さらにこの戦略は開成や筑駒といった最難関の5教科入試でも有効です
なぜなら難関になればなるほど英数国の点差は開かなくなり理社の勝負になるからです

したがって中2のうちに理社をやっておくことが部活等であまり勉強時間がなかった生徒さんや最難関を目指す生徒さんにとって非常に重要なのです!

次にどのくらい勉強しておくかということですが
どこを目指すというのは関係なく都立入試で八割以上取れるように勉強しましょう
理社は暗記科目なので数学や英語の文法のように理解はほとんどいりません
なので未習の範囲であっても参考書が一冊それも薄いものがあれば事足ります
とにかく覚える
それで点が取れます!

高校受験生は今からでも理社の勉強に本腰をいれてやりましょう!
英数国の遅れは理社の点数で十分カバー可能です!

次回は大学受験の理社のお話をしたいと思います!

数学の学習方法

2014-06-02 16:00:56 | 大学受験

久しぶりの投稿になってしまいましたが
今回は大学受験の数学の学習方法について書きたいと思います!!!

早稲田育伸ゼミナールではよく数学の木という話をします
数学という科目を木に例えてその成り立ちをまとめたものです

この木を簡単に説明すると
入試の数学の問題は
以下の3つの手順を踏むことで確実に解けます
1:条件を整理する
問題の状況を式にしたり、図を描いたりして整理することです
どの分野の問題かによってこれはやることが変わります
例えば理系で関数が出てきたらとりあえず微分してみるというのは
条件整理に含まれます
定石としてここまではするというのが条件整理です
2:逆をたどる
これはほとんどの塾が教えていないことですが
数学は論理の科目ですので結果からどの方法をとるかということはある程度限定可能です
例えば面積を求めよという問題が出た場合
殆どが図形やベクトルか積分で処理可能です
このとき問題が関数ならば積分で処理するということまでわかりました
それならば次にやることは積分する関数を見つけ出すことですね
関数を求めるのならば今度は微分等を使う、、、
というふうに解法は逆をたどることによってどんどん狭めることができ
先ほど整理した条件との交差点まで遡れれば解けたも同然です!
3:発想の転換
しかし極稀に条件と遡ってきた論理が交わらないことがあります
そんなときは発想の転換を使います
思い付きのように見えますがこれもほとんどが図形を座標上で考える等方法は限られています
さらに先ほども述べたようにこれを用いる問題は極わずかですので
殆ど使うことはないと思ってもらって構いません

このように数学の問題を解く確固とした方法論は存在します
早稲田育伸ゼミナールでも入試問題の解説を行うときにはこの方法論に基づいて解説していきます!

しかしそんな方法論があるなら全員が数学が得意になっていてもおかしくないじゃないかと思われるかもしれません
なぜ差がついてしまうのか
その答えはこの方法論の前提にあります

先ほど数学の木と表現したことを思い出してください
この方法論は木で言えば一番利用価値の高い実に当たります
しかしそのおいしい実を育てるためにはしっかりとした幹が必要になってきます

その幹にあたるのは
計算力、知識、そして論理力です

計算力が無ければ解答を得ることができません
知識が無ければ条件整理や逆をたどるときに道筋が少なすぎて正しい選択ができません
そして論理力が無ければ解答を作成したり逆をたどるときに正しく進むことができません

これらの全てが備わっていて初めて数学で点数が取れるようになるのです

ではどのような学習方法が良いのでしょうか
早稲田育伸ゼミナールでは青チャートを使用しています

基本を解説した後に例題を一緒に解く
そして例題を解答の書き方まで覚えた上で練習問題を解く
というように指導しています

これによって入試に必要な知識は殆ど全て身に付きますし
解答の書き方を覚えることによって論理力の基礎を身につけられます(これに関してはまたの機会に書きたいと思います)

残るは計算力ですがこれを鍛えるためにオススメなのがセンター試験です
高2以上の人はセンター試験を30から40分で解けるように何度も練習しましょう
高1の人には駿台のカルキュール数学シリーズをオススメします!
これは簡単な問題がたくさん載っているので青チャートで解法を覚えたら
その基礎となる部分を繰り返し練習できる計算ドリルみたいなものだと思ってください

この勉強を行ってくれれば高2の夏以後は方法論に基づいて
数学を伸ばしていくことができます!
最初はつまらないかもしれませんが頑張りましょう!

次回は高校受験の理社のお話を書きたいと思います!