東大生塾講師ブログ

東大生塾講師として受験について考えていることをひっそりと書いてます

高校一年生数学

2014-09-20 16:27:22 | 大学受験

お久しぶりです
今日は現在自分が担当している高校一年生の数学について書きたいと思います
大学受験に向けて勉強していく上で勉強が得意か苦手かその線引きに大きな影響を持つ科目が数学だと思います

しかしそれと同時に数学はセンスだという誤った考え方も世間には広まっています

正直に言えば自分は数学が得意ではありませんでした
むしろ中学生の頃から苦手でいつも足を引っ張るのは数学という状況でした

しかしある一つの思い込みから解放された瞬間数学の勉強を正しく出きるようになり
得意とはいかないまでも普通の出来くらいにはなりました

その思い込みとは先ほども書いたように
数学はセンスであって解法は思い付くものだ
ということです

これは全くの誤りで
数学は論理の学問です
基礎的な解法を習得した上でどのように組み合わせて問題を解くか
それを論理的に考えるのが数学なんです

ですから現在の高校一年生には青チャートを用いて基礎的な問題を覚えるまで徹底的に復習させています

そしてこの段階が終わり次第次は組み合わせられた問題を分解する作業に入っていきます

今の段階では単純作業ばかりでつまらないと思うかもしれませんが
次の段階へ進んだとき
その単純作業が報われるときが来ます
そして数学ってこういうものだったのかというのがわかるはずです

興味を持ってもらえたらぜひ一度授業を見学してもらえたら幸いです!!

大学受験理科社会

2014-07-30 12:07:49 | 大学受験

かなり久しぶりの投稿となってしまいました
大学の方もようやく休みとなりましたのでこまめに投稿していこうと思います
この間に、早稲田育伸ゼミナールは教室移転をしました
桜台北口から南口へと移転しました
以前の場所よりも開けていて入りやすい場所になってます!!
ぜひ一度お越しください!!

さて今日は大学受験の理科社会についてです
高校受験ではサブのような科目でしたが大学受験では英、数、理社1科目という受験も多く
主要科目同然に勉強しなければなりません


そこで(自分は理系なので)理科に関しては勉強のとっかかりとなるような問題集を
社会に関しては次回暗記方法の記事と一緒に効率の良い覚え方をお伝えしたいと思います

理科ですがこれは科目によって得意不得意がかなり出ます
なのでどの科目を選択するかということがまず最初の悩みになりやすいです
自分としてはとりあえず(医学部志望の人以外は)物理化学という選択をオススメしています
これは問題集が充実していること、相互に関連する分野があること、大学に入った後の基礎として必要であること
が理由として挙げられます

ただ特に物理は数学が得意かや、イメージが湧くか等乗り越えなければならない障壁がたくさんあるため
物理がどうしてもできるようにならないという生徒も多くいます
その場合は化学生物という選択をオススメしています

生物は物理に比べれば努力と思考力というどちらかと言えば文系に近い能力が求められるので
物理がからきしダメという生徒さんも取っ付きやすいです

ではなぜ物理化学という選択を化学生物よりもオススメするかというと
化学という科目の重さが理由です

範囲の広さ、負担の多さという観点でみると
化学と生物は非常に多く
物理はかなり少ないです(物理はわかってしまえば満点、わからなければ0点という科目です)

そのため負担を軽減するためにまず物理に手を付けてみて高2くらいまでに
物理でいけそうかどうかを判断し、無理そうなら生物に変更するという方法をオススメします

それでは各科目で使いやすいと感じた初期段階の問題集を紹介していきます
物理:物理のエッセンス
(物理の問題集の中ではかなり柔らかい(数学をたくさん用いてゴリゴリやるのを個人的に硬いと呼んでいます)です
1人で進められなければ1題ずつ解説をしてもらい、その後似たような問題を学校の指定問題集でやってみると良いと思います)

化学:チョイス(河合出版)
(多くの学校で買わされる重要問題集は知識が細かすぎて初期段階で原理を勉強するのには向きません
チョイスは基礎的な知識、基礎的な計算問題を扱った後に標準的な計算問題へと進んでいくのでわかりやすいです
自分は学校の定期テスト用に使っていましたが、それくらいのレベルにちょうど良いです)

生物:リードα
(自分は生物選択ではなかったので実体験ではありませんが、生物選択の友人が多数使っていました(超有名進学校なので信用はできると思います)
生物だけ手薄ですいません)

という感じです
少しは参考になったでしょうか
これはあくまで初級段階の問題集ですのでこれから受験用、さらには国公立用等紹介していく予定です(生物はできませんが)

立て続けに夏休みの過ごし方を投稿するのでそちらもご確認ください!!

数学の学習方法

2014-06-02 16:00:56 | 大学受験

久しぶりの投稿になってしまいましたが
今回は大学受験の数学の学習方法について書きたいと思います!!!

早稲田育伸ゼミナールではよく数学の木という話をします
数学という科目を木に例えてその成り立ちをまとめたものです

この木を簡単に説明すると
入試の数学の問題は
以下の3つの手順を踏むことで確実に解けます
1:条件を整理する
問題の状況を式にしたり、図を描いたりして整理することです
どの分野の問題かによってこれはやることが変わります
例えば理系で関数が出てきたらとりあえず微分してみるというのは
条件整理に含まれます
定石としてここまではするというのが条件整理です
2:逆をたどる
これはほとんどの塾が教えていないことですが
数学は論理の科目ですので結果からどの方法をとるかということはある程度限定可能です
例えば面積を求めよという問題が出た場合
殆どが図形やベクトルか積分で処理可能です
このとき問題が関数ならば積分で処理するということまでわかりました
それならば次にやることは積分する関数を見つけ出すことですね
関数を求めるのならば今度は微分等を使う、、、
というふうに解法は逆をたどることによってどんどん狭めることができ
先ほど整理した条件との交差点まで遡れれば解けたも同然です!
3:発想の転換
しかし極稀に条件と遡ってきた論理が交わらないことがあります
そんなときは発想の転換を使います
思い付きのように見えますがこれもほとんどが図形を座標上で考える等方法は限られています
さらに先ほども述べたようにこれを用いる問題は極わずかですので
殆ど使うことはないと思ってもらって構いません

このように数学の問題を解く確固とした方法論は存在します
早稲田育伸ゼミナールでも入試問題の解説を行うときにはこの方法論に基づいて解説していきます!

しかしそんな方法論があるなら全員が数学が得意になっていてもおかしくないじゃないかと思われるかもしれません
なぜ差がついてしまうのか
その答えはこの方法論の前提にあります

先ほど数学の木と表現したことを思い出してください
この方法論は木で言えば一番利用価値の高い実に当たります
しかしそのおいしい実を育てるためにはしっかりとした幹が必要になってきます

その幹にあたるのは
計算力、知識、そして論理力です

計算力が無ければ解答を得ることができません
知識が無ければ条件整理や逆をたどるときに道筋が少なすぎて正しい選択ができません
そして論理力が無ければ解答を作成したり逆をたどるときに正しく進むことができません

これらの全てが備わっていて初めて数学で点数が取れるようになるのです

ではどのような学習方法が良いのでしょうか
早稲田育伸ゼミナールでは青チャートを使用しています

基本を解説した後に例題を一緒に解く
そして例題を解答の書き方まで覚えた上で練習問題を解く
というように指導しています

これによって入試に必要な知識は殆ど全て身に付きますし
解答の書き方を覚えることによって論理力の基礎を身につけられます(これに関してはまたの機会に書きたいと思います)

残るは計算力ですがこれを鍛えるためにオススメなのがセンター試験です
高2以上の人はセンター試験を30から40分で解けるように何度も練習しましょう
高1の人には駿台のカルキュール数学シリーズをオススメします!
これは簡単な問題がたくさん載っているので青チャートで解法を覚えたら
その基礎となる部分を繰り返し練習できる計算ドリルみたいなものだと思ってください

この勉強を行ってくれれば高2の夏以後は方法論に基づいて
数学を伸ばしていくことができます!
最初はつまらないかもしれませんが頑張りましょう!

次回は高校受験の理社のお話を書きたいと思います!

定期試験の利用方法

2014-05-28 22:33:12 | 大学受験
こんばんは!
今日は大学受験にしぼって定期試験の使い方を書いていこうと思います!

高校生は中学生の時よりも定期試験の重要性は下がります
大学受験において内申点はほとんど必要ないからですね
かと言って定期試験を全く無視してしまうのはもったいないです!
使い方をしっかり学んで役立てましょう!


英語は多くの場合リーディングの授業、文法の授業、リスニング会話の授業と別れていると思います

まず文法は受験で使うので手を抜く人はあまりいないと思います
これは基礎を抑える意味でも重要なのでやりましょう
次にリーディングの授業
これは授業と同じ文章が入試に出るわけないんだから適当にやってもいい
そんなはずありませんね
教科書というのは日本の教育のためにお偉いさんがたくさん集まって作った文章が載っているんです
これは特に音読に適しています!
テスト前は音読をしながら意味をしっかりとる
それだけでかなりの勉強になります!
目安としては15回程度すらすら読めるまで繰り返しましょう!
最後にリスニングですが音声教材で最も有効なのがシャドウイングです
音声の後を追っかけながら読んでいく方法ですね!
これは実際に入試対策でもやる有効な勉強法なので必ずやりましょう!

次に数学
これは定期テストはチャートの問題だと思ってください
解答の書き方を覚えて基礎的な解法をマスターしましょう
数学の場合もし授業でわからない問題がなければ直前に確認するだけでもかまいません
ただし指定された問題集だけはやっておきましょう!

次に国語ですが
これは一番受験とつなげにくい科目です
早稲田育伸ゼミナールでは次回の定期テストから国語の教材をポイントごとに解説する場を設けたいと思っています
国語は現代文と古典についてポイントを教えてもらうのが最も有効です
特に受験だとどこがよく出るのかにしぼって周りの講師や先輩に聞いてみるのが良いと思います
あとは何より暗記ものをしっかりやりましょう
テストに出るものだけで十分なので漢字、言葉、古文単語等は基本ですね!

次に理科ですが
物理、化学、生物全てを勉強するのが今は一般的になっていますね
受験で使う二科目に関しては数学同様解き方を覚えるつもりでやりましょう
指定された問題集を最低でも2周は解いてテストに出る分野は完璧にしておくことが重要です

残りの一科目ですが赤点を取らない程度にと考えている人も多いと思いますがこれもしっかりとその場しのぎでも良いので勉強することをおすすめします

自分は生物選択ではありませんが定期テストだけはちゃんと勉強していて現代文や小論文、化学、世界史で得をしたことはたくさんありました
他にも高校で勉強することは基本的なので常識として身につけておいた方が良いと思います

最後に社会ですが
入試で使う科目は満点を目指しましょう
入試は全範囲が対象ですが定期テストはここからここまでと範囲が決まっています
その中で満点が取れなければ入試は無理だと思います
気合いを入れてやりましょう

入試に関係ない科目で勉強しておいた方が良い科目は
世界史・日本史(大人でも後悔するほどれっきとした教養です)、倫理(現代文、世界史に大きく関わっています)、現代社会(常識なのでこれは知らないとまずいと思った方が良いです)、政治経済(世の中のことがわからないのに勉強だけ出来てもどうしようもないですよね)
といったところです
ほとんど全部ですね笑

最後に定期テストは必ず満点を目指してください
せっかくやるなら目標があった方が良いですし
範囲が決まっているテストで取れなければ入試では全く取れません

定期テスト勉強しなくてもいいよねというのは本当にその内容が完璧で言うことのない人のセリフです

定期テストをしっかり利用して入試に活かしましょう!

ちなみに自分は高校時代毎回定期テストは勉強して満点を目指していましたがその結果卒業式で特別優等賞をもらい図書券5000円分いただきました
頑張ってると入試の役に立ったり図書券もらえたり良いことあるもんですよ!笑


次回は大学受験の数学について書きたいと思います!