東大生塾講師ブログ

東大生塾講師として受験について考えていることをひっそりと書いてます

受験から学んだこと①

2014-05-23 12:07:04 | 受験全般

はじめまして!
現在早稲田育伸ゼミナールという塾で塾講師をさせていただいていますが
そこで感じたこと、自分が受験した頃に感じたことをブログにしていきたいと思ってます

東大を目指している方やその親御さん、受験について悩んでいる方の助けになればと思っています!

今回は受験で学んだことについて書きたいと思います

①高校受験のススメ
多くの有名私立は中学受験が一般的だと思いますが
自分は高校受験の方が圧倒的に大学受験やその後の生活に役立つと思っています

なぜなら、、、
高校受験は自分の意志で進路を決める最初の分かれ道だからです

もちろん中学受験も本人がやりたいと言うこともあると思いますが
多くの場合は親御さんの意志で受験する学校や受験に対するモチベーションを作っていると思います

自分のことは自分で決める
そして自分のために頑張る
その経験をすることが大学受験に限らず
これからの人生で重要なことだと思います

正直なところ
自分は中学受験をすることで多くの場合、高校受験の機会が失われてしまうため
本人がやりたいとはっきりと意思表示しない限りは中学受験はしない方が良いと思っています
言われるままにやった受験で得た自信は自分の経験ではないため非常に脆く
場合によってはものすごい反抗期や
最悪の場合不良化してしまうことも少なくありません

実際に自分が通っていた開成高校でさえも一定数の不良になって学校をやめた人や落ちこぼれてしまった人がいました
ただこうした人達のほとんど全員が中学受験で開成に入った人達です

さらに大学受験においても毎年東大合格者は高校入学組の方が人数割合以上の結果を出しています
(開成は中学受験組300人、高校受験組100人で東大合格者数のうち30%以上が高校受験組)
学力的にはほとんど差がありません
むしろ自分は開成中学の算数の問題なんて全く解ける気がしません
(これは多くの高校受験組の人が言っていました)
ですが最終的に結果を出すのは高校受験をした人達です

大学受験は完全に自分の意思で決める受験です
高校受験での経験は必ず大学受験にも活きてくるはずです!

ただ既に中学受験をしてしまったり
中学受験をする予定の方
またお子さんのことが不安な親御さんは
ある一つのキーワードを繰り返し使うことでお子さんを変えることができます

それは全てに「自分で」という一言を付け加えることです

例えば部活、習い事等
これは役に立つからやらせておこうではなく自分で決めさせる
こういう習い事あるけどやってみる気はない?
という風に選択権をお子さんに与えてあげる
そしてお子さんが決めた選択は認めてあげる

そんなことをやっても役に立たないと決めつけたり
やってほしいことを押し付けたりしてはいけません

役に立つか立たないか決めるのはお子さんであり
人生を歩むのはお子さん本人ですから

長くなりましたが高校受験の良いところが伝われば幸いです!

次回はスケジューリングについて書きたいと思います!

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