東大生塾講師ブログ

東大生塾講師として受験について考えていることをひっそりと書いてます

夏休みの過ごし方(高校受験生編)

2014-07-30 12:44:54 | 高校受験

とうとう夏休みが来ましたが
受験生にとって夏休みは休みではありませんね!
今回は受験生(東大志望以外)に絞って夏休みの過ごし方をお伝えしていきます

まず夏休みに入ったらすることは何だと思いますか??

正解は第一志望校の過去問を解くことです!!!

まだそんな学力に達してないよと思ってもこれは必ずやってください
別にここで何点だったら志望校を変更しろというものではありません
とりあえず解いてみることが重要なんです
だからじっくり復習する必要もありません

解き終わって答え合わせをして一通り解説を読んでみる

次にここからが重要ですが
今の状態で解けた問題、解けなかった問題、未習だから解けなかった問題というふうに分類します
その中で今の状態で解けたはず(習った分野)なのに解けなかった問題は要復習です
その分野の問題を追加で解くことも必要です
そして未習だから解けなかった問題は
習うときにその問題でどんな知識が必要だったか念頭に置いて学ぶべきです

このようにどれくらいの距離、しかもかなり具体的な距離があるかを確認するためにも
夏休みはまず過去問を解いてみることをお勧めします

夏休み自体は復習に使いましょう
夏休みの終盤には大きな模試が必ずあります
それを目標に勉強しましょう
模試は入試と違い、今まで習ったことしか出ません
そのテストで点数が取れないのに入試で点数が取れるはずありませんね
そのことを意識して夏休みは今までやったことを全て復習する
もし全範囲に手が回らないなら
その時は寝ない覚悟で勉強するべきです

受験生というのはそれくらいの覚悟と根性が必要だと心得てください
そしてその覚悟と根性は必ず成功につながります

自分が受験生のとき(高校受験も大学受験も)でさえそのくらいの覚悟でやってましたし
実際に最後は根性だと思います

夏休み本気でやりきった生徒さんと、中途半端に終えてしまった生徒さんでは
これからどんどん過酷になっていく冬、そして受験期に大きな差になります

「自分の限界に挑戦する夏休み」にしましょう


次回は夏休みの過ごし方高校生編をお伝えします!!

高校受験理科社会

2014-06-03 12:45:02 | 高校受験

今日も暑いですね!
今回は高校受験の理社にしぼってどのタイミングでどのくらい勉強するのが良いのかをお伝えしたいと思います!

まずタイミングですが
自分としては中2が理社の勉強を始めるベストな時期だと思います

ほとんどの塾は中3から理社を始めると思いますがそれは中2までに英数国が仕上がっている優秀な生徒さんが前提です

それよりも中2のうちに理社をやっておくのがオススメです
理社は暗記科目ですしすぐに結果が出やすい科目です
さらに範囲も少ないので満点も狙えます
しかも都立入試において英数国と配点は変わりません

つまり英数国に時間をそこまでかけられない生徒さんは理社を先にやることで今まで英数国にたっぷり時間をかけてきた優秀な生徒さんと合計点数では並ぶまではいかなくてもかなり良い勝負が出来ます

基本的に子供は良い成績が出るとさらに勉強したくなるものです
ましてや高校受験はほとんど誰もが通る道ですのでそれに対するモチベーションを上げる意味でも中3の最初の模試であまり差をつけられていないという認識を持つことは重要です

さらにこの戦略は開成や筑駒といった最難関の5教科入試でも有効です
なぜなら難関になればなるほど英数国の点差は開かなくなり理社の勝負になるからです

したがって中2のうちに理社をやっておくことが部活等であまり勉強時間がなかった生徒さんや最難関を目指す生徒さんにとって非常に重要なのです!

次にどのくらい勉強しておくかということですが
どこを目指すというのは関係なく都立入試で八割以上取れるように勉強しましょう
理社は暗記科目なので数学や英語の文法のように理解はほとんどいりません
なので未習の範囲であっても参考書が一冊それも薄いものがあれば事足ります
とにかく覚える
それで点が取れます!

高校受験生は今からでも理社の勉強に本腰をいれてやりましょう!
英数国の遅れは理社の点数で十分カバー可能です!

次回は大学受験の理社のお話をしたいと思います!