R.Life

The fishing is life itself !

2022.7.31 灼熱クライミング

2022-08-02 18:32:00 | Mountain

ギラつく太陽
燦々と降りそそぐ真夏の日差し
今年の夏は圧倒的に暑い
そんな激暑が続く中クライミングをしてきました
場所は群馬県子持山の獅子岩
標高1296mの子持山の中腹にある獅子岩
大岩塔の高低差は100mの直壁
今日はこの壁を登ります


駐車場からのアプローチは1時間弱
朝の森の清々しい風が...と言いたいとこだが
無風で蒸された低山の森の中はサウナのようで
噴き出す汗が止まりません


急登の谷を登り岩壁の下部に着いた
だくだくの汗を拭い獅子岩を仰ぎ見て思った
「あ゛〜暑そうだ」
南面の壁に容赦無く照りつける日差し
今日も夏が本気を出している


ギアの準備を進めながら小休止
夏が本気であれば、私も本気で登ります
気持ちを引き締めていざクライムオン
毎度の事ながら今回も単独のマルチピッチソロクライミングで楽しみます
通常7ピッチの行程を5ピッチに分けて登攀しました


2ピッチ目辺りから高度感も出てきて緊張します
3ピッチ目はこのルートの核心部
フェイス状の小さな凹みを手掛かりにして
手汗で滑らないようにしっかりホールドをきめて上を目指す



4、5ピッチ目はスラブ状の壁
足のフリクションを信じて丁寧にムーブをきめる
ゾクゾクするほどの高度感で
間違っても堕ちたくはない


ロープにギア類、アプローチシューズにカメラ機材、水と食料諸々で装備総重量は10キロを超えます
今回に至っては水2.5ℓをザックに積めているため背中がやけに重い
ソロクライミングなのでピッチ毎に往復登攀となり体力の消耗が激しく、おまけにこの炎天下ときたら意識すら飛びそうになる


5ピッチ目を越えると一般登山道に出ました
ゴールは目の前です
獅子岩の頭部下、最後の登攀です
ここは簡単そうなのでV字をフリーで登ります


登攀開始から3時間を経て
子持山獅子岩南壁単独にて完登
素晴らしい高さの絶壁


景色も素晴らしく
二つ奥に見えるピークが子持山山頂
夏の青い空に映えます


下界の沼田市が一望できます
本日の沼田市の気温は38度だったそうです
持参した水も底を尽きそうで、多めの水分持参は正解でした
下山途中には無くなりましたが




下山時の一般登山道に
古い道標が一枚岩に彫られていました
いつ頃に掘られた物なんだろう?と歴史を感じます


斜面には鮮やかなタマゴダケが生えていた
見た目は毒キノコの様ですが、実は食べると美味しいキノコらしいです


これまた珍しく白い舞茸のハナビラタケです
これも香り高く美味しいキノコで自然の恵みが顔をだす


無事に下山して、駐車場付近の小さな沢で
少し竿をだすと尺に迫る良型のヤマメが釣れました
下流部ではで枯渇している沢なのですが
上流の流れがある場所にはヤマメが生息していました


終始貸し切りの獅子岩
この暑さじゃ登山者やクライマーも来ないですよね
圧倒的な暑さの下ではもはや根性論は通用しない
そう痛感しました。
帰路の車内で脚が攣りもがき耐える始末
皆様も熱中症にはくれぐれもご注意下さい。

あー涼しい高山が恋しい。


HARNESS
ARC’TERYX -AR-395a-
ROPE
Edelrid -swift protect Pro Dry-
8.9mm 50m
SHOSE
LA SPORTIVA -TC PRO-









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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (馬鹿も一心です。)
2022-08-02 21:01:02
凄い❗️
敬服です。
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Unknown (馬鹿も一心です。)
2022-08-03 14:55:42
承諾なく、孤高のクライマーとして
ブログに転載しました。

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/d6dfc9c2e1d5eccfdc39ff3d3b36bba3
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Unknown (ryo-fishing)
2022-08-03 21:21:07
お褒めのお言葉ありがとうございます。
一心さんのブログに転載頂けるとはとても光栄です。
返信する
Unknown (水仙さん)
2022-08-04 08:26:23
馬鹿も一心のブロ友です。


孤高のクライマー - 水仙 (goo.ne.jp)
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