R.Life

The fishing is life itself !

2021.3.28 春風

2021-03-30 23:20:00 | Trout

あいにくの空模様となりましたが
南からの暖かな風が山間の渓を吹き抜けて
心地よい風で穏やかな春の兆しを感じさせる
東北の源流



水温の安定している里川かまだまだ冷たい
源流域のどちらかに入渓するか悩みましたが
やっぱりこの景色の中で竿を振りたく
源流域に訪れました






ウェーダー越しに伝わる水の冷たさから
案の定の厳しい貧果となりましたが
3尾の眩い岩魚に喜びもひとしおです



清い流れに身も心も洗われつつ
春風と共に何処からか小鳥の囀りも
耳に届き始めた渓流
岩手県陸前高田に注ぐ
気仙川支流の坂本川源流からでした。


-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance Double Cross PE ×8
Landing net : mouwood


2021.3.18 再会

2021-03-21 16:52:00 | Trout

冬の名残が多く残る東北の渓流に
解禁釣行に行ってきました

雪代が流れ込む渓の水温はまだまだ低く
魚達は流れの緩い物陰にじっと身を潜め
暖かな春を待っている様でした




静かな流れの中から
一際元気なヤマメが躍り出てくれた



禁漁期から半年振りの再会で
改めてヤマメの美しさを感じさせてくれます
渓流の女王と言われることが納得です




冬のモノクロな風景の中に
小さな春の色が優しく顔を出してました。


魚との出会いは、あの貴重な一尾が
最初で最後の一匹となりましたが
今年もまた美しいフィールドに立ち
自然と共に、日本の美しい四季の彩りを
五感で愉しみ、魚達と戯れてまいります。



-Trout Tackle-
Rod : Anglo&company
BORON+Paragon Graphite PR493custom
Reel : ABU Cardinal 3XBII
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
Double Cross PE ×8
Landing net : mouwood

2021.3.17 桜鱒

2021-03-18 07:33:00 | Trout

一縷の望みを抱き

何百回...いや何千回分の1の一投で

出会えたこの奇跡。




宮城県石巻市を流れる北上川(追波川)
延べ4日間の挑戦で銀鱗輝く桜鱒を
ネットに納めることが出来ました

ルアーの種類やカラー、動かし方
レンジにリトリーブスピードや
アップかダウンストリームが良いのか
捕食バイトなのかリアクションバイトなのか
はたまた威嚇バイトなのか...など桜鱒への近道は
正直、最後まで全く分からなかった
しかし、ただ一つ分かったことは
諦めない気持ちの「忍耐力」でした





耐え忍ぶことで
サクラマスと一筋の糸で繋がった瞬間
そして出会いに感無量。


-Trout Tackle-
Rod : CASKET
TRIUMPH / TRB77HS custom
Reel : SIMANO STELLA C3000MHG
Line : VARIVAS SUPER TROUT advance
MaxPower PE X8
Landing net : WISECUSTOM 80straight



2021.3.7 残雪期へと

2021-03-10 12:45:00 | Mountain

春の陽気に誘われるように
桜の蕾も膨らみ始め
ようやく春めいてまいりました。

3月に入り解禁したての渓流に行くか
はたまた厳冬期終盤の雪山に行くか...
悩んだ挙句、雪山に白羽の矢が立った
なんとも贅沢な悩みだ


という訳で、日光湯元温泉の宿に前泊をして
翌朝、湯元から前白根山を経由して
日光白根山へと登った


今朝の奥日光は随分と冷え込んだ
前日との気温差の放射冷却で
栃木の街は雲海に沈み
男体山の裾野に広がる中禅寺湖と戦場ヶ原は
ぼんやりと低い霧に霞め
なんとも幻想的な朝でした


湯本から鞍部までの急登で
大汗をたらし体力を奪われながらも
前白根山のピークを踏んだ
真正面には威風堂々とした日光白根山
スカイブルーと白の山姿がよく似合う


五色沼避難小屋を過ぎ、一般ルートから外れ
GPSを頼りにノートレースの樹林帯に突き進んだ
連日の暖かさで雪は緩み締まりがなく条件は悪い
斜度のついた樹林帯は
腰下ラッセルで突き進むはめになった


樹林帯を抜けて白根山東稜の取り付き点に着いた
今回はこの尾根を登りピークまで直登します
3月ともなると雪質も腐ってしまい誰も登らないのでしょう、踏み跡が何処にもありません
雪質は大分緩いが時刻は9時、気温は-5度
1、2時間で突破すれば雪質は持ちそうだ
っと都合のいい根拠のない解釈で
野生の勘だけで突き進んだ


雪崩とステップの崩壊に気を配りながら
草付きの雪壁をアイゼンを何度も蹴り込み
這い上がって行きます



かなり高度を上げてきました
ゆるゆるのナイフリッジを渡り
右奥に見える核心部の大岩を登り
後は山頂までのビクトリーロードを楽しむだけ


大岩の上からの眺めは絶景でした


標高2578m日光白根山
登頂成功


日本海側の真っ白に冠雪した峰々が
眩く輝いて見えます




いつも中禅寺湖から見上げていた白根山
こうして山頂から見下ろす中禅寺湖もいいもんだ


帰りは一般ルートにて下山しました


雪山も厳冬期から残雪期へと移り
ゆっくりゆっくり春へと近づいていました。


春の渓流も楽しみだ。

camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
lens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO