へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

PC-9821V12

2005-03-31 16:42:56 | Weblog
NECが1995年11月WINDOWS95市場にオールインワンモデルとして華々しく投入したバリュースターシリーズV-7/V-10がCPUの非力さゆえに富士通FM-Vに対抗できずに前倒し気味に1996年2月に投入したPentiumプロセッサ(120MHz)機。上位機種はV13。モデム内臓モデルを4月に投入したが定価で3万円の違いがあるが実売価格はさほど違いが無かった。本体はXaモデルのマザーボードをマイナーチェンジして流用していると思われたがチップセットは販売ロッドによって違うものを使っているのでXaよりは低性能なものになっている。Cバスが2つ、PCIバスは1つに減らされているがマザーボードにはパターンがあるのでXaと差別化するためだけに減らされたのかも。Cバスはフロッピーで専用メニューを立ち上げてからでないと使えないので古いCバス製品が使えない事態が頻発した。NEC98DOSゲームが使えるWIN95機として売れたがFM音源が内蔵されていないのでCバスに増設しても内臓PCM音源が使えなくなるので軽いジレンマに落ちいってしまった。NEC98DOSはHDDのアクセスが遅いのでSCSIに装填しなおす方がCPUのアップグレードするより速くなる。ただNECの周辺機器メーカーのCPUのアップグレードはPentiumプロセッサ-133MHzが最低ラインで120MHz以下では不安定を覚悟でのアップグレードをしなければならないのでV-12は不便な機種といえる。PCIバスは結構DOS/V機のものでも使えるものが多いがビデオカードは対応してないものが多いので対応を謳っているものが望ましい。NEC98DOS機としてだけ見ると良い機体だがWIN機としてはFM-Vには及ばないものだった。なおキーボード・マウスともNEC独自の形状なのでDOS/V機のものは流用できない。CD-ROMもIDE接続だがATA規格ではないので注意が必要。(オークションが無い得はCD-ROMが壊れると大変だった。たしか2,3万かかった筈)

テクニクス  SU-V7

2005-03-30 22:42:03 | Weblog
テクニクスのプリメインアンプSU-V7。先代のV-6から採用されたニュークラスA回路によってBクラス並みの出力でAクラス並みの音質を謳っているがV-6よりもましにはなったが音質はABくらい?65000円の定価は安いか高いかは評価は分かれるが低音の力強さはさすがテクニクス。MCカートリッジアンプ内臓・スピーカー2台同時使用は当時のアンプではお約束。80+80の出力は家庭で使う上では十分過ぎる。先に低音の力強さと書いたが音質には癖は無い。特にMCカートリッジ使用時にはクリアーな音質にビックリするはず。価格が倍近くするV-9と音質の違いが感じられなかったのは不思議。大音量での使用はしたことないので単純な比較は出来ないが普通に使用するのならV-7ほうがコストパフォーマンスは断然上。マイナーチェンジ型のV-7Aは100W+100Wに出力を上げて音質も少し向上したが少し癖もでたような感じ(大型スピーカーでの高音の伸びが少し不自然)さらに改良したはずのV-7Xは高くなるは(79800)音は癖の出る感じ(個人的に低音を強調しすぎ)だわで音を確かめてからでないとお勧めできません。80年代のオーディオ戦国時代においてテクニクスが一つの答えを出したとも言うべき機種です。ボリュームが少し軽いのとスピーカーの端子が固いぐらいが短所なくらい。

SONY WM-2

2005-03-29 18:21:12 | Weblog
通称”ウォークマンⅡ”。一応ウォークマンの二代目と言う扱いですが、初代ウォークマンはビジネステレコを原型にして設計をされているので、ステレオ再生専用機として設計されたものとしては初代にあたる。小型化するためにカセット窓を排除。またベルト等に装着を標準想定して(ベルトなどに装着できるソフトケースやプラホルダーも付属していた)ボタン・ボリューム等を側部にではなくメカデッキ部でもある表側上部に配置して上部から歩きながらでも操作しやすいようにしている。このメカデッキ部を取り出し部に独立させ駆動系と分離する方式は秀逸で音質向上にも貢献する結果になった。駆動系もギヤを多用せずに単純化しているので故障の少ない設計になっているのもポイントが高い。この後SONYのウォークマンは初代ウォークマンの形状を引き継いだ音質重視型とこのウォークマンⅡをベースにさまざまな機能を付加したタイプの二系統が存在した。WM-DDIIが最終型になるがその形状は変わることが無かった。なお付属のヘッドフォンにはポーズボタンが付いていたがこれがリモコン付きヘッドフォンの原型にあたるのなら、こちらの先見性のほうも本体並みに評価してほしい。中古で買う場合は経年劣化でボリューム部にノイズが発生しやすいので注意が必要。

EPSON PC-386NOTE W

2005-03-25 15:51:49 | Weblog
1991年7月に発売されたEPSONのNEC98互換ノートパソコン。386SX-16Mhz・メモリーは1.6M。FDD2基モデルとFDD1基+20Mハードディスクモデルの二つがありHDDの増設は一応不可だった。一応なのは業者に頼べば内臓できるがやはりFDDは1基になるので買うときはHDDモデル(W20)にするほうが多かった。サイズがB5で小さいが白黒液晶は明るく見やすいものだった。この頃のノートはバッテリーのヘタリがはやいのでスペック通りの性能はまず無理。あくまでAC電源での使用が本線だった。メモリーはEPSONノート専用のタイプ(これはARなどと共通)で増設するがメモリーチェックが遅いのと他のノートパソコンと同じでメモリーの一部をFDD代わりにできるが白黒液晶でのゲームはキツイのであまり使う事はなかった。HDD部はアクセス時にカラカラと音がするが異常では無い。DOS環境でのビジネスユースでは不満なく使える。キータッチがしっかりしているのとディスプレイ部の接続部は華奢に見えるが思った以上に丈夫でここら辺での故障は少ないが電源部が少し弱い(といっても昨今のモデルよりもしっかりしてる)ので注意が必要。エディターでの快速さでワープロを中古で買うよりも進めたいがプリンターのドライバーが見つからない場合が多いので”残念”。PAT専用機(馬複ですが)として2000年まで活躍した。WRはマイナーチェンジ版(386SX-20Mhz )だが液晶の性能を上げたために液晶部の寿命が短いものになった。中古で買うのなら少し遅いだけなのでWのほうが良い

富士通 FM-7

2005-03-24 13:33:10 | Weblog
1982年に富士通がFM-8の後継機に発売した8bitパソコン。記録媒体はカセットが中心。当時としてはNECのPC-8001を凌駕するグラフィツク機能とサウンド機能を持っており当初はビジネスユーザーも取り込むはずだったが時同じくしてNECが16bitビジネスパソコンPC-9801を発売するため富士通も16bitパソコンFM-11を投入せざるおえなくなり(16bit機は最上位機種のFM-11EXだけ)、ホビーユースに特化した機体に仕上がったが結果的にはそれがよかったのか売れ行きは上々だった。ただホビーユース市場もシャープがテレビパソコンX-1、NECがPC-8001MkⅡを相次いで投入。ホビーパソコンとしての足場を固めきれずに三つ巴の消耗戦に巻き込まれてしまった。後に出たNEWFM-7は値段を下げただけのマイナーチェンジ版。FM-8のソフトがほぼ使え、FM-8にない
サウンド機能(3重和音・8オクターブ )もついて12万円は思い切った価格だったはず。ただFM-7の出たときにはホビーパソコン自体が翌年に発売のファミコンのおかげで苦戦しだしており、さらに個人のパソコンユーザもNEC PC-9801Fの登場で16bitパソコンに移行したしまった。ゲームは豊富。ただ表示は8bitのせいかグラフィツクがキレイな代わりに遅い感じ。ゼビウスとアニメ原作のアドベンチャーゲームばかりしていました。(ファミコンでゼビウスが出たときはちょっとショックだった)。イメージキャラクターはなぜかタモリ。どうして選ばれたのか?PC6001mkIIが武田鉄矢だったりパソコンメーカーの考える事は不思議。