へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

NEC A-10

2005-04-29 21:08:22 | Weblog
1983年にNEC製作の伝説的プリメインアンプ。マイナーチェンジを繰り返しているが外観が同じでも内部構造は別物なので注意が必要。初代は販売価格より製造価格が上回っていたのではないかとまでいわれました。最大の特徴はリザーブ電源と呼ばれる電源部でこれだけで内部体積の半分近くを使い巨大トランスがプリに1台、メインに2台、操作系に1台と4台使っています。初代からCDの使用を謳ってますが、実際には3代目あたりからCDの使用を前提にした造りに変更されているので、初代・二代目はあくまでPHONO使用を前提にしています。出力は60W+60W(8Ω)と小さいようにみえますが普通で使う分だけでなく、大出力にも十分対応します。99800円と当時の高級アンプとしては低価格なのと、NECがそれ以前から展開していたオーディオ部門の評価の低さで性能に反して売れ行きは当初芳しくなかった。初代は経年劣化がツマミのところにでるので注意が必要。CD中心な今なら三代目のほうがいいかも。Xは外観も違うし音自体好みが分かれるし、まったくの別物。ただ二代目以降はパルスに変わって通常電源プラス予備電源という形に近いのでレコードを楽しみたいなら初代にこだわるべき。個人的にはクラシックを楽しむアンプではないとまでは言えないが、ジャズとかポップスのほうが合うとは思いますがこれもこの製品の音が個性的で好き嫌いが出やすいとおもうので。中古で買うなら評判だけで決めずに実際に聞いてから決めるべきだと思う製品です。

JBL 4343

2005-04-25 16:53:17 | Weblog
JBLが1976年から発売の4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式の高級スピーカー。内部的には数度マイナーチェンジはしてるが外見は共通。本来はスタジオモニターですが日本では個人での購入が多かった。80年代のオーディオファンには憧れの一品。雑誌等で”お宅のオーディオ自慢”みたいな企画ではこれかタンノイの使用者が常連だった。自分も金ができたらとがんばったが未だに手に入れてないです。90Kg以上の重量があるので我が家じゃ床が抜けるかも。友人が中古で安く手に入れたときには殺意すらおぼえましたよ実際。でもさすがにこれを使いこなすにはそれ相当のシステムが必要で腹いせにヤマハのセパレートアンプを高値で売りつけてやりました。でもセッティングを手伝わされたので差し引きゼロかも。15畳くらいのリビングでも狭く感じる存在感と恐ろしいほどの迫力には長く憧れて想像していたそれ以上だったので無感量です。シャープさとかパワフルとかそういうのを超越した音です。ただカセットテープとかビデオなんかを接続しちゃダメ。想像以上にチープに感じるのでそういう音源のものはそれなりのシステムで。セッティングも難しいので聴く位置をちゃんと決めてから他の人に頼んでセッティング位置を決めましょう。視聴させてもらって思ったのは「必ずこのスピーカーを死ぬまでに手に入れたい!」です。

YAMAHA GT-2000

2005-04-20 22:39:55 | Weblog
1982年発売のYAMAHA製アナログプレーヤー。28Kgの重量はGigantic &Tremendousの名に相応しいもの。ターンテーブル外周の溝状になっている部分は回転を安定さすもので、デザインにあらず。オプションの電動ポンプ式のレコード吸着システムは必須。60000円くらいするがそれくらい138000円もする本体を生かすと思えば安いもの。トーンアームはS字形でオプションでストレートタイプも選べるが不満の出る造りでないのでワザワザ揃えるまでもないでしょう。ダストカバーも重量が2kg以上あるもので安いアナログプレーヤーのように外して使わなくてもよい。オプションのガンメタルターンテーブルは12万円と言う値段もさることながら、18Kgの重量にも脱帽。コレを回せるモーターってのも凄い!の一言。多分ノーマルなタイプのアナログプレーヤーでノーマルなままであれこれ弄らずに使用するのなら最高の製品。アナログプレーヤーで138000円は高いと今の人は思うかもしれませんが、このクラスの製品ではコストパフォーマンスも高い方です(たぶんYAMAHAはたいして儲けてない筈)。今アナログプレーヤーを中古で買うなら一番に薦める製品です。

SEGAゲームギア

2005-04-18 16:13:11 | Weblog
セガの携帯ゲーム機。1990年発売の日本初のカラー画面でのカートリッジ式携帯ゲーム機で発売当初は任天堂のゲームボーイに対抗するべく期待されたが、ソフトの面で恵まれず思うほど台数が伸びなかった。値段の19800円はバックライト付き3.2インチSTNカラー液晶の値段を考えると安いとも思えるのだが市場の反応は冷ややかだった。ハード的にはセガのマークⅢと同じものでソフト開発のコストを下げるのに役立つはずだったが元々マークⅢのソフトを国内で開発していたソフトメーカーが少なくそれはどには反応が良くなかった上、セガ自体が当初ゲームソフトの販売に消極的だったので(メガドライブでの市場圧迫の反省をふまえてだが)ソフトの貧弱さにユーザーが本体を買わない→ソフトが売れない→メーカーがソフトを作らない→本体が売れないとのスパイラルに陥ってしまった。セガも半年以上たってソフトを大量に投入したが後の祭りだった。ハード的には良く出来ているがSTNカラー液晶の性能はあまり良くない。TVチューナーパックを使用することで携帯テレビとして使用可能だがTVチューナーパック自体の性能が悪いのでSTNカラー液晶の性能の悪さとで使用感は現在の携帯電話のTVよりも悪いかもしれない。CPUはZ80A(3.58MHz)と高性能だがメガドライブといい、どうもソフトでの戦略の間違いでハードが売れないのでは。アルカリ電池6本で約3~4時間しか電池がもたないのも致命的。

パイ オニアLD-7000

2005-04-15 20:31:01 | Weblog
パイ オニアのレーザーディスクプレーヤー。1983年に発売。定価は198000円。レーザーディスクプレーヤーの三代目で初のフロントローディングプレーヤー。パソコンと接続して今のCD-ROMプレーヤーのように使用できたが専用パソコンを持っていなかったので実際には使用したことが無いが当時としては画期的なものだったらしい。本体には操作系のボタンは再生・停止ボタンしかないのでリモコンを無くすと使うのに難儀することになる。RF端子があるのでLDを買い換えてもサブの14型の古いテレビで長いこと使用していたが今でも使用可能なのには恐れ入る。デジタルには未対応なので今使うとなると不満もまああるが画質は後にでた高級LDには及ばないまでもそれに迫るほど良い。ただ重量があるので結構置き場所には困る。トレイは電動式ではないので半分も出ないのでディスクの出し入れにはコツが必要。