1991年7月に発売されたEPSONのNEC98互換ノートパソコン。386SX-16Mhz・メモリーは1.6M。FDD2基モデルとFDD1基+20Mハードディスクモデルの二つがありHDDの増設は一応不可だった。一応なのは業者に頼べば内臓できるがやはりFDDは1基になるので買うときはHDDモデル(W20)にするほうが多かった。サイズがB5で小さいが白黒液晶は明るく見やすいものだった。この頃のノートはバッテリーのヘタリがはやいのでスペック通りの性能はまず無理。あくまでAC電源での使用が本線だった。メモリーはEPSONノート専用のタイプ(これはARなどと共通)で増設するがメモリーチェックが遅いのと他のノートパソコンと同じでメモリーの一部をFDD代わりにできるが白黒液晶でのゲームはキツイのであまり使う事はなかった。HDD部はアクセス時にカラカラと音がするが異常では無い。DOS環境でのビジネスユースでは不満なく使える。キータッチがしっかりしているのとディスプレイ部の接続部は華奢に見えるが思った以上に丈夫でここら辺での故障は少ないが電源部が少し弱い(といっても昨今のモデルよりもしっかりしてる)ので注意が必要。エディターでの快速さでワープロを中古で買うよりも進めたいがプリンターのドライバーが見つからない場合が多いので”残念”。PAT専用機(馬複ですが)として2000年まで活躍した。WRはマイナーチェンジ版(386SX-20Mhz )だが液晶の性能を上げたために液晶部の寿命が短いものになった。中古で買うのなら少し遅いだけなのでWのほうが良い