へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

dbx224S

2005-06-01 21:43:53 | Weblog
dbx社製ノイズリダクションシステムユニット。dbxとオーレックスのアドレスはノイズリダクションシステムといわずにエクスパンダーシステムと呼ばれる。その名の通り音の全帯域の圧縮伸張を行うことにより大きなノイズ低減効果・ダイナミックレンジ拡大・最大飽和レベルの拡大を達成しているものでdbxでは1:2の圧縮比です。オーレックスのアドレスは圧縮比ではdbxには敵いませんが(1:1.5くらい)ドルビーBと同じ低域、高域のみに雑音低減効果を加えたシステムをつけたもので性能的には三洋電機のSuper Dとが抜けた性能だったが自社製品のデッキにしか内蔵されなかったので普及せず、操作がdbxより複雑なのでノイズリダクションシステムユニットでも普及しなかった。で肝心のdbx224Sですが正式にはdbx-typeⅡというカセット用のノイズリダクションシステムユニットで圧縮伸張比が大きいためノイズのブリージングを生じやすいdbx-typeⅠからアドレスまでとはいかないが高域のみに雑音低減効果を加えたシステムを少し加えてある。もちろんオープンデッキでも使用できる。メーター類も調整ボタン等もない録再のみ切り替えできるボタンがあるのみでそれだけdbx-typeⅡというシステムはしっかりした規格でカセットデッキ等に内臓されるようになったものも多い。ただカーステレオ、ウォークマン、ラジカセ等にはなかなか普及せずにDOLBY-Cの登場で性能では負けなかったがDOLBY-Bとの互換性で市場を奪われてしまった。dbxで録音したテープを聴くとノイズが相当少なくなるのがノーマルテープでは劇的に判る。なおサンスイがdbx内臓のテープデッキ2台、ビデオデッキ2台接続可能なAVセレクターを発売してたのでビデオデッキでdbxを使ってみたがビデオテープの音質が悪いためか音がドンシャリするだけで逆効果だった。

最新の画像もっと見る