へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

富士通 FM-7

2005-03-24 13:33:10 | Weblog
1982年に富士通がFM-8の後継機に発売した8bitパソコン。記録媒体はカセットが中心。当時としてはNECのPC-8001を凌駕するグラフィツク機能とサウンド機能を持っており当初はビジネスユーザーも取り込むはずだったが時同じくしてNECが16bitビジネスパソコンPC-9801を発売するため富士通も16bitパソコンFM-11を投入せざるおえなくなり(16bit機は最上位機種のFM-11EXだけ)、ホビーユースに特化した機体に仕上がったが結果的にはそれがよかったのか売れ行きは上々だった。ただホビーユース市場もシャープがテレビパソコンX-1、NECがPC-8001MkⅡを相次いで投入。ホビーパソコンとしての足場を固めきれずに三つ巴の消耗戦に巻き込まれてしまった。後に出たNEWFM-7は値段を下げただけのマイナーチェンジ版。FM-8のソフトがほぼ使え、FM-8にない
サウンド機能(3重和音・8オクターブ )もついて12万円は思い切った価格だったはず。ただFM-7の出たときにはホビーパソコン自体が翌年に発売のファミコンのおかげで苦戦しだしており、さらに個人のパソコンユーザもNEC PC-9801Fの登場で16bitパソコンに移行したしまった。ゲームは豊富。ただ表示は8bitのせいかグラフィツクがキレイな代わりに遅い感じ。ゼビウスとアニメ原作のアドベンチャーゲームばかりしていました。(ファミコンでゼビウスが出たときはちょっとショックだった)。イメージキャラクターはなぜかタモリ。どうして選ばれたのか?PC6001mkIIが武田鉄矢だったりパソコンメーカーの考える事は不思議。