へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

SONY WM-W800

2005-05-27 19:56:14 | Weblog
ソニーのWウォークマン 。1986年発売。再生専用機と録再機の二台のウォークマンを裏表両面に貼り付けたような構造。ダビングもできた。標準価格は32000円と一台分のウォークマンとそう変わらなかった。録再リバースではないのが残念。キータッチは思っているほど硬くない。駆動時間も電池で10時間程度で重量も300g程度と普通のウォークマンとそう大差はなかった(体積はしかたないか)。その性能の割には売れなかったのはナゼ?耐久性も問題視されたが普通のモデルより丈夫の気が・・・。ただこの後にガム電池搭載機種が登場し、CDウォークマンなども台頭してきた時期なので乾電池を使ったウォークマンはより低価格にシフトしてしまい、あたら高性能が裏目に出たのかも。録音部の音質についてはソコソコとだけ書いておきます。10台近くウォークマンを買いましたが貰いモン以外で録音できるウォークマンはこれだけだったので録音できるMP3プレーヤーまではこれがテレコ代わりに使用してました(生録にはデンスケがあったのでそちらを使用)。大きささえ気にしなければ良くできたウォークマンです

NEC PC-9821Nr13/D10

2005-05-25 21:32:59 | Weblog
NEC98DOSノートパソコン。1996年発売。 定価は388000円。同時発売のNr15/SはPentiumプロセッサ(150MHz)/TFTカラー液晶搭載と高性能でも458000円と相当高価だったのでNr13/D10が当時としては一般にはよく売れた。CPUがPentiumプロセッサ(133MHz)、メモリーは標準32MB、ハードディスクは1GB内蔵とWINDOWS95の使用では不満の無い性能だった。翌年にはマイナーチェンジして発売されたが、値段が268000円となりハードディスクは1.4GB内蔵と性能が上がったが何故かメモリーが標準16MBになった。 WINDOWS95の使用ではメモリーが32MBはいるところ。不思議としか言いようが無い。CD-ROMとフロッピィディスクは前面にどちらか内蔵可能。CD-ROM内臓時でもフロッピィディスクは後部の専用端子に外部接続できる。バッテリー駆動は約1.3~1.7時間のスペックだが実働1時間とみても良い。重量も3.5kgあるのでサブのデスクトップとして使うのが本筋か。良く問題にされるDSTNカラー液晶だが室内で使う分には不満の出るレベルではないと思う。TFTカラー液晶に慣れているとやや不足に感じるかもしれないが実際にアクションゲーム等をしてみてもやり難い所は無い。ただスライドパッドは使い難いの一言。WINDOWS95でも反応が悪いのに、WINDOWS98にアップグレードするとさらに使い難い、と言うより使えないレベル。標準のWINDOWS95での使用で割り切るか、外部でマウスを接続してWINDOWS98にアップグレードするか考えるところ。LANかモデムのどちらか専用ボードで内臓できるがどちらもスピードが専用ボードの割には遅いので出来ればカードで増設するのが良いかも。NEC98DOS機としてはFM音源を諦めるのなら中古市場でも性能の割りには安いのでベストの部類です。

YAMAHA DSP-A1092

2005-05-21 22:05:50 | Weblog
YAMAHAの7.1ch AVアンプ。定価は15万円とAVアンプでも結構高い。ただドルビーデジタルだのAVアンプ経由でのダビング録画での性能だの音場プログラムの豊富さだの考えると安いとまではいわないまでも納得できる製品か?最近はHDD付きDVDだの大型モニターだのと映像機器を中心に考えてコンポを組むのが普通になりました。そうなるとターンテーブルを中心にした考えのアンプではどうも役者不足。AVアンプをそれなりのレベルにして組み上げるのがベストになってしまいます。できれば最新式にするのがいいんですが各社とも色々な製品が出てるので悩みますがAVアンプではどうもYAMAHAとDENONが頭ひとつ抜けてる感じ。対抗馬としてSONYもソコソコですがどうもサラウンドでの不自然さは直らないんですよね。操作感とか総合的にみてもYAMAHAとDENONが上でしょ。ただサラウンドシステムはそれなりのスピーカーも必要でメイン・リア・センターと別々にそろえるとセッティングだけでも大変なのでAVとオーディオと分けれるのならセット売りのサラウンドシステムのほうが良い音で映画などを楽しめるのも事実。AVアンプが本当に必要かどうか、サラウンドシステムがちゃんと組めるかどうかは組み上げる前、できれば買う前に検討してください。このDSP-A1092 は普通のプリメインアンプとしても上出来で80W+80W(8Ω)のメインの出力でも大音量での音の歪みも小音量でのノイズも気にならないので普通にアンプの組み換えでも選択肢に入るデキです(15万円はダテではない?)。プリアンプとしても使えるがよっぽどでないとそのような使い方はしないはず。リモコンは使いやすいか使いにくいかは評価が分かれるはず。自分的には使いやすいとは思うのですが。

SONY CDP-X55ES 

2005-05-16 18:08:19 | Weblog
ソニーの据え置き型CDプレーヤー。1989年発売。定価89000円。うちにある数台のCDプレーヤーはみんな頂き物か、リサイクルよろしく悪友が置いていったものばかりでろくでも無いものがある一方でこれは良いです。外観はソニーのESシリーズの流れをくむ高級感バリバリでセンターメカでないのがよろしい。ボタンもリモコンいらずの本体のみでフル操作OK。キータッチも結構良いのとボタン配置が液晶表示と相まって使いやすいのはポイントが高い。ただいつものソニーのリモコンの使いにくさと耐久性のなさは直ってない。リモコンはシスコン用なみに大きいのは減点。音は標準以上と言うよりCD聴くならこれくらいの機器は買えというレベルです。これ以上の高級機となると聞いたことがないので大きい事がいえませんが、DVDプレーヤーとかとCDを聞き比べるとかすればCDは機械によって相当音が変わることが判るはず。これ以前はPIONEERのCLD-939をつなげていたのですがCDとはこんなもんだと思っていたのが恥ずかしいくらい。CDプレーヤーの所有は結構古くNECの縦にCDを挿入するの(たしかCD-803)を85年くらいに中古で購入したのが始め。コンポ用のCDプレーヤーをお金を出してかったのはそれが始めで最後。操作性は良かったが肝心の音は出来が良くなかった。中古で買ったとはいえあの記憶がCDはLDコンパチでもOKとかいう誤った道に突き進んだのかも。初めての出会いはホント大事。現在でも稼動中というソニーには珍しい耐久性も良いモデル。DVDプレーヤーを持っていてもこのクラスくらいのCDプレーヤーは持っていても損は無いはず(周りがDVDを買うときにCDプレーヤーを頂きまくった人間が言う言葉ではないですが)

SHARP VZ-V3

2005-05-13 20:44:59 | Weblog
SHARPのレコード一体化レシーバー。1981年発売。世界初の両面レコード自動演奏機能を搭載している。その原理はふたの部分と裏面の部分の両方にリニアトラッキング方式のアームが内臓されているもので、音質はともかくプレーヤー部分のできはこの手の製品では良くできたほうだった。レコードターンテーブル部を縦にしているので奥行きはないが写真ではわかりにくいが体積はそうとうあるので普通のシスコンと設置面積は変わらなかった。当時のSHARPはオーディオ機器には「オプトニカ」名を使用していたが、Wデッキラジカセの“ザ・サーチャーW”の成功後SHARP名でオーディオ・ラジカセ等の商品展開を始めたころで15万円の値段のわりにはそれなりには売れた。80年代はNECのA-10の項でも述べたようにブランド名の力は相当なもので「オプトニカ」で売り出されたSHARPの製品はデザインの悪さが仇になったのか雑誌等では悪評プンプンだったが、操作部に積極的にマイコンを多用して操作性の向上を目指した結構よい中級クラスのシスコンを中心に商品展開をしていたのですが、時代はチューナー、アンプ、ターンテーブルなどを自分の好みでくみ上げる高級セパレートコンポ志向派とラジカセ、レシーバー、ミニコンポなどのライト感覚で音楽を楽しむ派との二極化が進む過程でSHARPもこのVZ-V3後はラジカセ、ミニコンポ等に特化する方向に向かいました。形状はレコード一体化レシーバーですが内部的には「オプトニカ」の中級クラスのシスコンの流れを汲むものでそれなりの音を出してくれます。15万円は少し高いですが気楽に音を楽しむというコンセプトはその後のSHARPのラジカセ、ミニコンポ路線の成功を見るとこの機種の意味合いは大きいと思います。ただ各部の耐久年数はそれほどではないので今日では完動品が少ないのは残念です。