蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

父から性虐待 賠償認めず

2023-11-23 09:44:00 | 日記
河北新報 電子版 朝刊
令和5年11月23日 23/24

アメリカで「汝、娘を犯す無かれ」と言う本がベストセラーになったと言う記事を読んだのは、40年ほど前だろうか?
その時の書評に、日本でも問題になる日が来ると書かれていた記憶がある。
それから20年後には、正しく危惧が具現化し始めていた。
池田由子著「汝わが子を犯すなかれ」が1991年である。
副題に、 日本の近親姦と性的虐待とある。
日本の民俗、風習と言って良いのかは疑問だが、子殺しや虐待は、度々記録で目にするところ。
多いかどうかは統計を見ていない。
しかし、少なからず、繰り返されてきた問題だろう。

河北新報の記事に拠れば、40代女性が70代の父親に損害賠償を求めたが、いわゆる時効成立で、父親の行為は残虐で悪質だが、「除斥期間」(じょせききかん)、不法行為から20年で賠償請求権が消滅するとして、控訴を棄却した。
もっと前に訴えなさい、時効ですよと言うのである。
家族だから、表面化させたくはなかっただろう。
女性はPTSDを発症して、病むに病まれず控訴したことは容易に推測できる。

だいぶ以前になるが、祖父に近親姦を受け、精神的な病を発症して、性依存症になっていた女性と知り合ったことがある。
両親共に祖父の行為は知っていたものの、対策を立てられず、海外へ留学した。
それなりの優秀な成績で海外の学校は卒業できたが、ドラッグとセックスの依存性で、帰国してからは精神病院へ入院。
祖父や両親への暴力など、激烈な状態が続いたが、幾分緩和されている時に、私と出会った。
社会的に芸は身を助けると海外で得た技能で、認められ始めていた。
しかし、私も追いかけられて、相手にさせられるのでは、いささか辛すぎるので、逃げ回って事なきを得た。
しばらく、ラジオなどで名前を聞くことがあったが、ついぞそれすら途絶えてしまった。
おそらくだが、強制措置入院で社会復帰は無理になったのではないかと思っている。
彼女の狂乱状態の時に、母親に熱湯のヤカンをぶつけたとか、突然車から飛び降りなど、病気が進行していたので、それなりの設備がある閉鎖病棟でなければ、対処出来なくなったのだろう。

近親姦は様々なことを引き起こす。
いくつかの事例は、偶然にも知る立場になったが、いずれも悲惨なことも知った。
近親姦では無いが、中学校で教師が生徒に手を出し、相談を受けた時がある。
教師は私の同級生だった。
親はその事実を知ったが、学校に相談もできず、たまたま知人に聞いて、知っていた担当の警察官にそれとなく捜査をお願いした。
教師は移動したが、表沙汰にはならなかった。
被害者生徒は数人存在していた。
一般民間人で、PTAの役員と言う立場だけでは、動くことにも限界がある。
近年には、ボランティアなどで相談所などもできているが、いわゆる公金チューチューの輩も多く、また知り得た情報で女性を縛り、二次被害、三次被害を起こすこともあって、せめて法の整備くらいはちゃんとして欲しいが、抜け穴のある運営では、被害者は絶望するだけではないだろうか?


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