蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

山形 5月のクマ目撃最多

2023-06-10 17:28:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年6月10日 20/26

昨年の同期は56件、今期は93件と急増した。
1.66倍である。
どれだけ危機的な数字か、ご理解いただけると思う。
秋にならなければ確実では無いが、ブナの実の量が
豊作ならクマ被害は少ないが、残念なことに、ほとんど昨年のような豊作は望めない。
ブナの特性のようなものだが、豊作の年が連続することはあまりにも稀である。

冬眠前の荒食いの時期にエサになるブナの実が少ないなら、ほぼ確実に人家に近づきエサを探す。
子グマが増加していると確実視されている今期は、好奇心旺盛な子グマは人間に近づき、同様に子グマを見守る母グマとも遭遇の機会が増える。
我が家は、クマが出没する地域にあり、数年前には、前日までは無かった杉の木の皮を剥がれている痕がありありと残っていてゾッとした。

なぜ、クマの動向が気になるのかは、以前に犬の多頭飼育をしていた時期があるので、山間部で犬たちと暮らしていた時に、クマが近づくと、興奮して犬舎の扉を破ってクマを追いかける犬も居るので、神経がすり減るような思いを続けていた。
その名残りと思う。
犬の生態には当然詳しいと自負しているが、クマの生態にも詳しくさせられてしまった。

近所というほどでは無いが、牧場跡地にクマが集団で入り込んでいると思われる場所もあって、ツキノワグマが必ず巣穴を必要とするのかという部分にも疑問を持っている。
また、大規模鶏舎跡地でクマが棲んでいた形跡を見たこともある。
彼らは、状況さえ類似していたなら、エサの量が十分であれば、どこでも生活できるたくましさがあるように思う。

今期の我が家では孟宗竹のタケノコは出来が良くなかった。
淡竹のタケノコの最終時期だと思うが、例年通りとまでは言えない。
若干少ないようだ。
ツキノワグマの食性は雑食だが、植物食に偏っている。
タケノコなどはツキノワグマも重要な食材に思える。
まだ、母グマに着いている子グマは小さいために、授乳中だと思うので、それほど大きく危険な状態には考えられないが、夏から秋になれば子グマも成長して、今期は彼らのエサは容易に不足することが想像できる。
昨年の秋はブナやドングリが豊作で、エサとして地面に落ちる寸前まではクマの出没は危惧されたが、その後はピタリと収まって、だいぶ静かな秋に感じた。
今期は数年振りあるいは10数年ぶりに要注意の秋になると考えられるので、不安でならない。

私なりに、クマの注意喚起は行おうと思う。
時々は、ご覧頂きたいです。



追:北海道のヒグマについて身近ではなく、また不勉強で良さそうなサイトも知らずにおりました。
これでは、偏見のそしりを免れず、いろいろ拝見させて頂いたのですが、素晴らしいサイトがあったので、是非ご覧になれば多くが理解できると存じます。



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