バナナはおやつに入りますか?

のんびり夫婦2人暮らしの日常を綴ってます。

ロゴスキーのビーフストロガノフと銀座ぶらっとコンサート #160 西山まりえの歴女楽 Vol.7 ~ロシアの女帝エカチェリーナ2世

2021-07-10 23:34:50 | 音楽
銀座ぶらっとコンサート #160
西山まりえの歴女楽 Vol.7
~ロシアの女帝エカチェリーナ2世


ということ久しぶりのコンサート鑑賞!

大好きなロシアロマノフ王朝のヒロイン(ヒーロー?)ピョートル大帝に次ぐ有名人、エカチェリーナ2世の歴女楽!楽しみにしてました!

まずはロシア気分を盛り上げるためにロゴスキーでランチ

ビーフストロガノフランチをいただきました



前菜盛り合わせ。ニシンの酢漬けはちょっと苦手。ビーツのポテサラ、にんじんとクルミのサラダ、きのこマリネ。


ピロシキ〜
肉、野菜、ゆで卵と野菜から選びます。今回はお肉〜



ボルシチ。ウクライナ風です。
ロシア風はゴロッとお肉と野菜。
ウクライナ風は野菜が刻みで食べやすい感じ。
サワークリームは絶対!って感じ!



ビーフストロガノフ〜
本場と同じ、添えてあるのはライスではなくマッシュポテト
めっちゃまろやかで美味しい〜



ロゴスキーさんはインテリアもステキ。
ステンドグラスが正教会を思い出します。



〆はロシア紅茶。

ジャムたっぷり。
でも、じつは本場ロシアではあまりこういう飲み方はいたしません。
ヴィレーニエというジャムみたいな、コンフィチュールみたいなのを供す時はあるみたいですが。
でも紅茶はたくさん飲みます。大体アールグレイ。あと、緑茶も。フードコートとかファーストフードでも普通に『センチャ』で通じます。



てな感じでロシア気分盛り上がった〜

いざ王子ホールへ! 



本日のプログラム
C.P.E.バッハ:プロイセン王の6つのソナタ第2番 変ロ長調 Wq48より 第1楽章ヴィヴァーチェ
ジャック・デュフリ:クラヴサン曲集第1巻よりメヌエット ハ短調
C.P.E.バッハ:「フォリア」による12の変奏曲 ニ短調 Wq118/9
C=B.バルバトル:「ラ・シュザンヌ」 イ短調
ドメニコ・チマローザ:ソナタ第20番イ短調 ソナタ第5番 ハ長調
G.タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 「悪魔のトリル」

西山まりえ(チェンバロ)
﨑谷直人(ヴァイオリン)

ピンクベージュに茶色のリボンベルトのドレスでまりえさん登場

歴女楽最大の難関。実は、エカチェリーナ2世はあまり音楽がお好きではなかったとのこと。
同時代のドイツではバッハの息子C.P.E.バッハが大活躍していたのですが、ドイツ人のエカチェリーナ2世が心震わす音楽がロシアにはなかったのでしょうか?
ダンナさんのピョートル3世の大好きなプロイセンのフリードリヒ大王はクヴァンツに指示したフルートの名手でした。プロイセンへの反発?
当時の宮廷で音楽がないことはないでしょうし、エカチェリーナもダンスの名手ということですから、ホントに個人的に音楽好きでなかったんでしょうね。(このあと、まりえさんの歴女楽解説で個人的に嫌いな理由が判明!)

ということで
プロイセンとロシアのビミョーな関係を語りつつの

C.P.E.バッハ:プロイセン王の6つのソナタ第2番 変ロ長調 Wq48より 第1楽章ヴィヴァーチェ

もうのっけから、まりえワールド全開。
ビバビバビバーチェ音がキラキラしてる

続いてのメヌエットも軽やかに

そして『狂気』のフォリア
キラキラ+妖艶
つやつや感すごい!音がつやつや。
まりえさんの音楽は、目に見えるんですよ、ホントに!

合間に可愛らしい声で歴女楽。
異国に嫁した外国人のエカチェリーナ2世がロシア帝国の女帝となるまでの物語。
なんか途中で女帝降臨!みたいな低い声色…芸達者です〜。

チマローザはナポリからロシアに招かれ4年間宮廷音楽家として活躍したそうです。
軽やかに超絶技巧

しかーし
このあとがすごかった

ヴァイオリンの崎谷さん登場

G.タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 「悪魔のトリル」

ヴァイオリンの超絶技巧で有名なこの曲ですが、一般的に耳にしてるのはクライスラーの編曲版。今回はタルティーニの原典版で。

崎谷さんの哲学的ロックなヴァイオリン、最初から異種格闘技的なお二人の音の重なり、楽章が進むにつれヒートアップ!
まさに『悪魔のトリル』

会場、拍手の嵐でした
名演デスね
食うか食われるか的な

アンコールは、ロシア民謡を思わせるティッツのチェンバロ又はピアノ・フォルテのためのヴァイオリン・オブリガート付きソナタ 第2番より 第1楽章

さっきの魔がついた2人がウソのような、夏のロシアの穏やかな風のようなロシア・バロック。
ステキでした。

そういえば、ロシアのバロック音楽って余り聞きませんね。ロシア正教会の聖歌などに吸収、同化してしまっているのかも。
音楽だけでなくイコンなどの絵画も『画家の名を記す』ことは禁じられていたそうですから、音楽も作曲家の名を残すことはできず、民謡や聖歌という形で残っていったものも多いのかも。

まりえさん、ロシアバロックに興味津々のようですから、第二弾、期待してお待ちしませう。

…さて、正直、王子ホールさんのコロナ感染対策、職員の方たちご本人が感染しないための対策はバッチリなんですが、お客側の目線の対策がちょっと…結構、密でしたし。
ソッコー、三越で手洗い、うがい、鼻うがいいたしました。
コンサート行くなら自己責任デスしね。

久しぶりのコンサート
たのしかった〜

ちなみに…ピョートル3世は痔で死んだことになってますがその翌日にエカチェリーナ即位…。エカチェリーナの愛人も暗殺や不審死、追放など…イヤハヤ昔からおそロシアですね。
コメント (2)
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