両手に抱えきれないほどの感謝を込めて…

前回のブログで告知しておりました私・ローズの「生誕50周年記念Live」
無事終了いたしました！

来てくださった皆様、来れなかったけど声援を送っていてくださった皆様、
本当にありがとうございました！！

目標を超える141名の方がご来場くださいました。
立ち見も出る大盛況でした♪
感謝と感激で胸いっぱいのローズでございます。


ライブのＭＣでもお話させていただきましたが、誕生日って、
子供のころはプレゼントもらえるし、少しオトナに近づいた気になれる
嬉しいだけの日でした。
でも、今は、自分を産んで育ててくれた両親（私の親は天国にいます）
自分を支えてくれている周りの人達、そしてその人達を育んでいる
全ての命の連なりに、感謝をする日だと思っています。

そんな感謝と、音楽の素晴らしさで、人と人をつなぎたい…
それが今回のイベントの趣旨でした。

私の弟子、息子のバンド…といった若いミュージシャンから、60代のベテランまで
音楽を通じてつながっていることが実感できた素晴らしい5時間半でした。
幸せな幸せな一夜でした。

そして…何よりもお忙しい中聴きに来てくださって、温かい拍手を
たっぷり浴びせてくださったお客様に、感謝です。

ローズは死ぬまで歌いつづけます。
ほんのささやかな灯火でも、灯し続けられるような歌を…
まだまだ進化し続けます♪

皆さん、これからも応援してくださいね～！！

　※　応援のコメントいただけると、ウレシイんだけどなぁ…

Rosｅ・命がけのイベント（笑）のお知らせ！！

またもや、一ヶ月のご無沙汰です…
な～にがそんなに忙しいって…？
実は、渾身のイベントを企画・準備しておりましたの。


4月20日（日）17：00～　大阪ミナミのライヴハウス「SOMA」にて、
どか～んとやります！！！
恥ずかしながら、ワタクシ・ローズの生誕５０周年記念Ｌｉｖｅ！！

一昨年「Rose Sound Office」を立ち上げて以来、おもろい音楽イベント
をプロデュースしたい…と、ず～っと温めてきた企画。
この4月に50才になるし…（実年齢ね。妖怪年齢は462歳になります）
え～い、アタシのバースデー・ライブにしてまえってな感じで、
本気で気合入ってます。

出演者は・・・
　総合司会：松田一志（Funky松田）
　　　　　　　素晴らしいソウルシンガーです。今回は司会で盛り上げて
　　　　　　　くれます！

１、Little　Kiyosky（ロカビリー、カントリー等）
　　　私の一番弟子のユニット
　　　ノリの良いナンバーで幕を開けてくれます　

２、CamelChair（ポップ・ロック）
　　　私の愚息のバンドです
　　　この４／２に初ＣＤアルバムが出ました！
　　　全国のタワレコ、ＨＭＶ、新星堂のインディーズコーナーに
　　　並んでいるはず。
　　　酔狂な方、買ってやってくださいまし～

３、Kozy＆Rose　with　Friends（多田タカシ・斎藤剛）
　　　（ロック、ポップス、Ｒ＆Ｂ、ブルースetc．）
　　　京都ブルース連盟会長・多田タカシさんとカホンの名手・斎藤ちん
　　　のサポートを得て、いつもより更にパワー・アップ！！
　　　ローズがシャウトしまっせ～♪

４、PIPI＆JB'Z　（ゲスト：神通久雄・井上葉子）
　　　（ポップス、ソウル、ブルースetc.）
　　　ベテランシンガー・PIPIさん、沖縄から帰阪して登場！！
　　　踊れます、乗れます、騒げます♪

５、Four Aces　（ブルース、ソウル）
　　　憂歌団のドラマー・島田和夫さんのバンド
　　　名ブルースギタリスト田中晴之さん、ファンキーなシンガー
　　　小竹君というレギュラーメンバーに、キーボード井山さんが
　　　加わって、楽しいステージを繰り広げてくれます！
　　　本来ならベースの名手まーさんこと故・山本正明さんも
　　　出演していただくことになっていました（涙）　合掌

６、JAZZ　JAM　JAIL　（ハード・ジャズ）
　　　先月で結成11年を迎えた、私のジャズ・ユニットです
　　　説明不要・不可能。ぜひ聴いて下さい！！

出演者の年齢も、音楽ジャンルも様々なイベントです。
私の敬愛するミュージシャン、応援したい若手が集まってくれます♪
最後には、二度と見れない組み合わせの大セッションが繰り広げられます!!!

ぜひぜひ、お越し下さいませ！

入場料：前売り　￥3500　　当日　￥4000　（ドリンク代別）

下記宛て、メールでお申し込みいただいたら、前売り料金でご入場いただけるよう
手配いたします。　ただし、くれぐれも、ほんとにいらしていただける方だけ、
お申し込み下さいね。

rose-sound-office@utopia.ocn.ne.jp

3月のＬｉｖｅのお知らせ

２月は逃げると言いますが、ほんと、あっという間に…

おひな祭りも終わって、もう３月５日！
今月のアタクシ・ローズのLiveのご案内です♪

３／１０（月）　２０：００～　（２ステージ）　チャージ￥２０００
長堀橋「PEACE BAR」　℡　０６－６２５１－７７０１
出演：Jazz　Jam　Jail
　※　今月で結成11年を迎える私のJAZZユニットです♪
　　　メンバーは、現在進行形で進化中！熱いJAZZをお届けします！　

３／１５（土）　２０：３０～　（２ステージ）　ノー・チャージ（投げ銭）
千日前・味園ビル２階「ZZ BAR」　℡　０６－６６４３－０１５４
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ

３／２３（日）　１９：００～　（２ステージ）　ノー・チャージ（投げ銭）
谷町４丁目「BAR　ＫＡＹ’Ｓ」　℡　０６－６９４７－０３９３
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ　
　　　　with スペシャルゲスト・多田タカシ（京都ブルース連盟会長）
　※　お彼岸恒例「お布施Live」（笑）
　　　今回も多田さんの強烈なパフォーマンス炸裂か？！
　
どの店も気楽なＢＡＲですので、ふらっと飲みに来る感覚でいらしてくださいね！

MY Funny Valentine

明日は、恋する人達の一大イベント、バレンタインデーですね♪

素敵な計画のある方も、そうでない方も、日常の煩わしさから離れて
ロマンティックな気分に浸ってみませんか？

今日ご紹介するのは、この時期、定番のこの曲！
「My Funny Valentine」
でも、この曲は別にst.Valentineのことを歌っているわけじゃないので、
年中、いつ歌っても、聴いても、いいんですけどね♪


「僕のかわいい　ヴァレンタイン
　愉快で楽しい　ヴァレンタイン
　君はいつも僕を　笑顔にしてくれる

　君の容姿は　写真向きじゃなくて　笑っちゃうけど
　僕にとっては　いちばんすばらしい芸術品

　君のスタイルは　ギリシャ人より劣るし
　話し方も　スマートとは言いがたい

　でもね、髪の毛一本変えずに　そのままでいい
　そばにいておくれ　かわいいヴァレンタイン
　僕のそばに
　毎日が　バレンタイン・デーなのさ　」


…と、まあ、ラブ・ソングにしてはちょっとへんてこな歌詞ですよね。
普通、「君は薔薇より美しい」だの「君の瞳は星よりも輝いている」なんて
美辞麗句を並べちゃったりするもんですが。（大阪のオトコは言いませんが）

でもねぇ、歯の浮くような口説き文句に舞い上がっちゃうのは、ハタチまで？
ほんとに薔薇より美しいほどの美女ならともかく、フツーの女なら、
自分が欠点だと思っている部分を
「確かに変だよね。でも、そこが僕には魅力的なんだ」
って、言われた方が、胸に響くもの。

切ないメロディー・ラインのイメージから、失恋の歌と勘違いしている方も
いるようですが、そうではありません。

この曲は、歌詞の内容からいって、男性シンガー向き。
代表的なのは、チェット・ベイカー、マット・デニスといったあたりでしょうか。
でも、私は、アーネスティン・アンダーソンがギターとのデュオで聴かせる
バージョンがお気に入りです。
インストゥルメンタルにも名演が多いですね。
マイルス・デイビスはアルバムタイトルにもしちゃってるくらい。
クリフォード・ブラウンやビル・エヴァンスの演奏もぜひ聴いてみてくださいね。

恋人と肩を寄せ合って聴くのなら、［What is Love］（愛って何？）なんて
カクテルはいかが？
コアントローとアセロラジュース、レモンジュースをトニックウォーターで割った
甘酸っぱいピンク色のカクテルです。
男性が、彼女のためにオーダーしてあげるのもいいかも。

では、みなさん、素敵なバレンタイン・デーを！

　…アタクシは、明日はライブなの。
　　お客様のバレンタイン気分を盛り上げてまいります♪

Ｍｙ Ｏｎｅ Ａｎｄ Ｏｎｌｙ Ｌｏｖｅ

寒い日が続きますね。今冬は、大阪でも雪が舞ったり、みぞれが降ったり。
皆さん、お風邪などひいてらっしゃいませんか？

私はいたって元気なんですが、生来の怠け癖が災いして、ブログの更新を
怠っておりました。

お詫びのしるし…ではありませんが、今日はとっておきのLove Songを
ご紹介しましょう！


「あなたのことを想うと　私の心は歌い出すの
　まるで春の羽ばたきの四月の風のように
　そしてまぶしいほどに素敵なあなたが現れる
　私のただ一つの愛、愛するあなた

　影が落ちて その神秘的な魔力が広がる
　夜の静けさに包まれて　あなたは私の腕の中
　柔らかく熱いあなたの唇を感じるの
　あなたは私のただ一人の、愛する人

　あなたの手に触れると　天国の気分
　天国なんて見たこともなかったけれど

　いつだって　私が話しかけるとあなたの頬は赤く染まり
　あなたは　私のものだと教えてくれる

　あなたは私の心を　あなたを求める想いでいっぱいにする
　あなたのキスは　私の魂に火をつける
　私自身を　あなたに引き渡すしかないの
　あなたはかけがえのない愛しい人　」


いかがですか？
私はこの曲を「究極のLove Song」と呼んでいます。

「One And Only」な人に出会えたことは、何よりも幸福なことですよね。
人は皆、それを求めて生きていると言ってもいいかも。

まだ出会えていない…というあなたは、「愛」以外のモノを
欲しがってはいませんか？
そして、逆も言えるのよ。
「愛」以外のモノを欲しがる人に、求めるモノをあげることを「愛」だ
と思い違いしていませんか？

　
この曲の極めつけは、ジョニー・ハートマンがジョン・コルトレーンと
共演しているバージョン！！　ジョニー・ハートマンの声は、女性なら
腰が立たなくなっちゃいそうなほど、甘くてセクシー。
私は、ロレツ・アレキサンドリアのバージョンが大好き。
ほとんどがスローバラードで演奏されますが、カサンドラ・ウィルソンは
ミディアム・スウィングで歌っています。
カサンドラのあの深～い声だから許されるアレンジ、かな。

甘いだけじゃない深い味わいのお酒…そうね、ブランデーとジンをベースに、
クレームド・バイオレットとシャルトリューズ、アブサンをシェークした
パッセンジャー・リストなんてカクテルを飲みながら、じっくり「愛」ついて
思いを巡らせてみませんか？

　

新春ＪＡＺＺ初め

皆様、あけましておめでとうございます。

今年も、マイペースで、きまぐれに書き続けます。
皆様もきまぐれにお付き合いくださいましね。


さて、本年の私の「JAZZ初め」LIVEのお知らせです♪

１月１１日（金）１９：００～　（２ステージ）

大阪・日本橋のJAZZ喫茶「Musicraft」にて

出演：ＮＹ在住のドラマー・安井鉄太郎
　　　新進ギタリスト・野江直樹
　　　若手べーシスト・大谷訓史
　　　ヴォーカル・私（ローズ）

新年早々、イキのいい若手とのLIVEです。
野江くんも大谷くんも、私と共演するのは初めて。
二人の年合わせて、私と一緒ぐらい？！
キャー

さーて、どっちから食ってやろうか？　…ってダメダメ。
今年は…今年こそ…　真面目に生きるんだからっ！


お時間のある方はぜひ聴きにいらしてくださいね♪

「MUSICRAFT」
　　大阪市中央区難波千日前　６－５　
　　　音楽ビル　２階
　　℡　０６－４３９６－２０２７

続・沖縄の夜

「沖縄ツアーの夜」の続編を書くつもりが、忙しさにまぎれて…
何とか今年中に間に合いました。
待っていてくださった方がいらっしゃれば、ごめんなさい！

沖縄３日目の夜。
大阪出身の美人ママ華苗さんのお店「風華」でのＬＩＶＥです。
こちらは、昨年も出演させていただいて、とっても温かいお客さんばかりだったので、
今年のＬＩＶＥも楽しみでした。

大阪から同行した「盛り上げ隊」の皆さんのおかげもあって、
この夜も大盛況。大盛り上がりでＬｉｖｅを終えることが出来ました。

ライブ終了後、沖縄でオヤジバンドをやっているというＹ氏は、
「にいさんのギター、よかった～」
Kozyから離れません。
このＹ氏は矢沢永吉さんのファンで、その後、名古屋へ永ちゃんのライブを
聴きに行った帰り、大阪に住む息子さんと、ZZ BARに来てくださいました。
沖縄で出会った方が、ZZ BARまで来てくださる…
ほんとに人の出会いって素敵です♪　
こんな時、音楽やっててよかった、と心から思います。

さて、この夜もライブの後行きたい店があったので、向かいました。
国際通りの東の端にあるＪａｚｚのお店「ＫＡＭ'ｓ」
ここは、一昨年、［Ｊａｚｚ］の看板に惹かれて入ったところ。
ピアニストの香村さんがオーナーで、ＬＩＶＥを聴かせていただきました。
昨年は、「インターリュード」で、その香村さんが与世山さんの伴奏を
なさっていてびっくりしたものです。
（与世山さんが出演なさった映画の中で歌ってらっしゃる伴奏はこの
香村さんです！）

今年もぜひ、ＬＩＶＥに間に合いますように…急いで向かいました。
ラッキーなことに、今回はピアノトリオ＆ベテランの女性ヴォーカル！
ラストステージが始まる前でした。

私達のことを覚えていて下さった香村さん、にこやかにやってきて、
「今年は歌う？」
と、私をセッションに誘ってくださいました♪
Ｊａｚｚの譜面は用意していなかったけど、そこはベテラン奏者の皆さん。
キーを言うだけでセッションＯＫです。
歌わせていただきましたよ～♪
「Georgia on my mind」と「Bye bye blackbird」の２曲。

香村さんのピアノは素晴らしかったです。
メリハリが利いていて、私（歌い手）の想いに寄り添うように
盛り上げてくださるので、ほんとに気持ちよく歌わせていただきました！

香村さんは、大阪にはいらしたことがないそうなので、
何とかがんばって、いつかお呼びしたいものです♪


かくして、沖縄の長い夜は、濃～い時間を刻んでいくのでした。

…おしまい。


私の拙いブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
来年も時間の許す限り書き続けたいと思います。
どうぞよろしく！

では、皆様、愛のある良いお年をお迎えくださいませ。

沖縄の夜

3泊4日の沖縄ライブ・ツアー、無事戻ってまいりました！

初日の夜には、老舗ソウルバー「Ｏ　Ｊｅｅ」でライブをさせていただきました。
沖縄のお客様はとってもノリがよく、ライブの楽しみ方をご存知の方が多いので、
我々大阪から出向いた名もなきミュージシャンの演奏を、ほんとに楽しんでくださいます。
踊って騒いで、そりゃもう大変。あおられてこちらもノリます。
いい汗かきました。

沖縄の夜は長いのです。
自分たちのライブ終了後、お目当てのＪａｚｚ　ＬＩＶＥを聴きに行っても
最終ステージには間に合います。

初日の夜は、私の敬愛するシンガー・与世山澄子さんのお店「インターリュード」へ。
お邪魔するのは3回目。大阪でも与世山さんの歌は３回聴きに行っています。
やはり間近で聴くのが、最高です。
与世山さんの「If」「What A Wonderful World」は、ほんとに素晴らしい。
自然と涙がにじんできます。
歌ってこんなに心に沁みるんだ…　と、自分が歌手であることを忘れて
素直にそう思います。
（後になって、自分の歌の拙さと引き比べて落ち込んだりしますけど）

持参したＣＤにサインをいただいて、少しお話させて頂いて、感激を抱いて帰りました。

　…続く

Ａｕｔｕｍｎ Ｌｅａｖｅｓ

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
そろそろ御堂筋のイチョウも黄金色に色づくでしょうか。

こんな季節にふさわしく、今日は名曲「Autumn Leaves」（枯葉）を
ご紹介しましょう。


「窓辺に舞い散る　落ち葉
　紅く　黄金色に輝く秋の葉

　あなたの唇が目に浮かぶわ
　夏の日のくちづけ
　日焼けした手を握り締めていた

　あなたが去って　日は永くなって
　やがて　冬の歌が聞こえてくるでしょう

　でもね、あなた
　こんなときこそ　あなたが恋しくなるの
　枯葉が　舞い落ちはじめたこんなときになると…　」


'47年に作られたシャンソンの名曲です。
'50年にジョニー・マーサーが英詞をつけて、英語でも歌われるように
なりましたが、ジャズのスタンダードとして定着したのは、やはり
マイルス・デイビスの「SOMETHIN' ELSE」での名演のおかげでしょう。
（名盤「SOMETHIN' ELSE」は、キャノンボール・アダレイのリーダー作
　ですが、実質はマイルスのアルバムと言っていいものです）
あの印象的なイントロに絡んでくるマイルスのフレーズは、落ち葉の季節
になると耳に蘇ります。

洋の東西を問わず、落ち葉の舞い散る様子は、人を切なくさせるんですね。
過ぎた夏の恋をいくら想っても、去って行った時も恋人も取り戻せはしない。
わかっていても、舞い落ちる枯葉を眺めては吐息をもらす…
一枚の絵のような曲です。
さすが恋の国の歌・シャンソン！
（…って、おフランスに行った事、ないんですけどね）

当然、バラードで演奏されるのが普通です。
許せるのは、極力抑えたミディアム・スウィングまで。
ウキウキ跳ねるようなスウィングで演奏していたら、曲の想いがわかってない
ってこと。
その常識をひっくり返すのがサラ・ヴォーン。
初めて聴いた時は「どこが枯葉やねん！」と突っ込みを入れてしまいました。
でも、サラはわかっているんです。だから、全編高速スキャットでぶっ飛ばす。
歌詞を歌えば、成立しないから。
サラのスキャットは、すごいです。すごいの一言です。
でも、やっぱり「どこが枯葉やねん？」　私にはわかりません…


窓辺に舞い散る落ち葉を眺めて、切ない気分に浸りたいなら、マイルスのインスト
バージョンをぜひ。
そんな時には、紅葉色の赤ワインはいかが。
ちょうど新酒（ヌーヴォー）の季節でもありますしね。
ただ、あんまりあっさり味ではなく、ちょっとタンニン（渋み）の効いたもの
でないと、この曲の気分には合わないかも。


　
　

11月のライブ・スケジュール

２週間以上のご無沙汰です。
ビンボー暇なしを絵に描いたような生活のローズです。

今月はライブてんこ盛り！で、ますます忙しくなりそう…
あ～、グウタラしたい…　なーんて、失礼しました！
こんなアタクシの歌を聴いてやろうとお出で下さるお客さまのために、
がんばります。がんばっちゃいます♪

…で、今月のライブスケジュールです。
お時間ある方、なくてもローズのために何とかしてやろうっていう奇特な方、
ぜひぜひ、聴きにいらして下さいまし！

１１／９（金）　２０：３０～　（２ステージ）　ノー・チャージ（投げ銭）
千日前・味園ビル２階「ZZ BAR」　℡　０６－６６４３－０１５４
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ

１１／１４（水）　１９：３０～　　投げ銭
「ＪＯＹ倶楽部ＳＡＬＬＹ」４周年ＬＩＶＥ　℡　０７２２－４１－３３１１
南海本線「石津川」駅より徒歩3分　マリンプラザ２階
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ

１１／１５（木）　２０：００～　（２ステージ）　チャージ￥２０００
長堀橋「PEACE BAR」　℡　０６－６２５１－７７０１
出演：Jazz　Jam　Jail
　　　（村山義光・Ｇ　佐々木研太・Ｂ　高野正明・Ｄs　Rose・Vo）
　※　今月唯一のJazz LIVE です。
　　　Jazzが聴きたい方は、ぜひこの日にお出で下さい！


１１／１８（日）　１７：００～　イベント「ＭＡＳＱＵＥＲＡＤＥ」
アメリカ村「サンホール」　　　　前売りチケット￥３０００
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ　他

１１／２２（木） １９：３０～　
本町「ＮＵ－Ｔｈｉｎｇｓ」　　　　￥２０００（ドリンク別）
出演：Ｋｏｚｙ＆Ｒｏｓｅ（前座）
　　　メインアクトは、伝説のロックバンド「村八分」のベース・よっちゃんこと
　　　加藤義明さん（Ｇｕｉｔａｒ）、名キーボーディスト隣 雅夫さん、クロマチック
　　　ハープあらいなおこさんのトリオです。

加藤義明サイト
http://homepage2.nifty.com/unto/sub01.html

隣 雅夫サイト
http://www.myspace.com/masaotonari
http://homepage2.nifty.com/unto/date14.html

nu-things
http://nu-things.com/


２４日からは、3泊４日で沖縄ツアーに出ます。
２４日は那覇の老舗ソウルバー「Ｏ　Ｊｅｅ」で、
２６日は大阪出身の美人ママのバー「風華」で、ライブやってきます♪

「Ｏ　Ｊｅｅ」那覇市松山 1-34-3　 ℡ ０９８－８６１－７４８６
「風華」　那覇市久米 2-11-4 久米ガーデンビル 3Ｆ　℡ ０９８－８６１－８８１１

昨年も沖縄でライブやりましたが、お客さんのノリがよく、とっても楽しかったので
今年も楽しみです。

もし、沖縄在住の方で、このブログを読んで下さっている方がいらっしゃれば、
ぜひぜひいらして下さいね～♪

美味しい泡盛も楽しみです。
またこのブログで、紹介します。乞うご期待！

Ｙｏｕ'ｄ Ｂｅ Ｓｏ Ｎｉｃｅ Ｔｏ Ｃｏｍｅ Ｈｏｍｅ Ｔｏ

誰もが一度は耳にしたことがあるはずの超スタンダードナンバーですが、
「帰ってくれてうれしいわ」という邦題のせいで、正しく内容が理解
されていません。
かく言う私めも、長らく邦題のイメージを鵜呑みにしていました…
お恥ずかしい。

’43年に、コール・ポーターがミュージカル映画のために書いた曲です。
「Sentimental Journey」を紹介した時にも書きましたが、第二次世界大戦
の真っ只中という時代背景を考えると、大切な人との暮らしを引き裂かれた
人々に共感を与えたことは、納得できます。


「君がいてくれたら　家に帰るのはうれしいだろうな
　風が頭上で子守唄みたいに　鳴っているようなとき
　暖炉のそばの君は　素敵だろうな

　君は僕が求めるすべて
　
　凍える冬の星空の下の君も
　燃える八月の月に照らされた君も
　素晴らしいだろうな

　君のもとに帰り　君を愛せるのなら
　それは僕には　素晴らしい天国さ　」


この曲の名唱といえば、やはりヘレン・メリルが筆頭でしょう。
ヘレンの代表曲と言ってもいいぐらい。
ジョー・スタッフォードのも負けず劣らずいいですね。
歌詞の意味からすれば、男性が歌ったほうがよいと思うのですが、
フランク・シナトラ、マット・デニスあたりしか思い浮かびません。

遠距離恋愛の恋人達にお薦めしておきましょうか。
遠く離れた恋人のことを思いながら、あるいは遠距離電話で話しながら、
聴いて下さいな。ベランダであの人も今、同じ月を眺めているのかしら…
なんて。

そんな時には、あんまりきついお酒はふさわしくないですね。
この季節にぴったりのブルーベリーや、もものフルーツワインあたりで
軽くほんのりと。






　

明日もライヴ♪

明日、10月13日（土）は、相方のKozyの店「ZZ BAR」での
毎月恒例・Kozy＆Roseのライヴです。

20:30～　（２ステージ）
投げ銭（チップ制）で、のんびりリラックスムードで演りま～す♪

Ｒ＆Ｂ，Blues，Pops…懐かしい曲がたくさん飛び出しますよ～
お時間ある方は、ぜひいらして下さいね！

「ZZ BAR」は、大阪千日前、今話題の「味園ビル」の2階です。
お問い合わせは「ZZ BAR」（０６－６６４３－０１５４）まで。

Ｓａｔｉｎ Ｄｏｌｌ

ライヴだ、イベントだ、ってバタバタしているうちに、もう10月5日…
ちょっぴりご無沙汰しちゃって、ごめんなさい。

今回取り上げる「Satin Doll」とは、艶々のシルクのお人形…ではなくて、
「サテン・ドール」というニック・ネームの娼婦を歌った曲。

この曲は、かのデューク・エリントン・オーケストラの十八番で、超有名な曲。
でも、歌詞はスラングが多くて、直訳してもさっぱり意味が通じないの。
日本人ヴォーカリストにとっては難物です。
私は、曲の気分を伝えることに重点を置いてみました。


「彼女の　あの粋なキセルを見ただけで
　オレの気持ちは　乱れるんだ
　肩越しに彼女は　オレに流し目を送る

　街で獲物を探してるのさ　
　彼女は　サテン・ドール
　
　オレと腕を組んで　軽やかに行くかい、ベイビー？
　（気をつけなきゃ、オレ。　夢中になりすぎだぜ）

　粋な言葉を振りまいて　街を行く
　彼女はサテン・ドール　

　彼女は　お馬鹿なんかじゃないから
　オレも　クールにカッコ良く決めてやろうじゃないの
　結婚したがる女なんて　ごめんだからね

　オレの電話番号は　訊かないのかい？
　あ、そう
　男の電話番号なんて　たんまり知ってるよね
　
　いいよ、オレは一人でルンバでも踊るさ
　
　今日も　オレのサテン・ドールは　街を行く　」


颯爽と街を行く娼婦…って、今の日本では想像しにくいんだけど、男たちを
次々に手玉に取るイイ女、って読み替えてもいいと思うのね。

ところで、イイ女の条件って、何なのでしょう？
私は、男にもたれかからず、愚痴を言わず、自分の人生を自分で引き受けられる
ことだと思ってるんだけど…。
そのうえ、ちょっと甘え上手な面もなきゃ、だめかな。

皆さんのご意見、ぜひぜひ、聞かせて下さいな。
コメントお待ちしていま～す♪


この曲はちょっとおしゃれして（クールにきめて）、スタイリッシュなバーで
リクエストしてほしいものですね。
もちろん、本家・デューク・エリントンのバージョンでも、エラ・フィッツジェラルド
の名唱でも。しっとりいきたいなら、キャロル・スローンがお薦め。
個人的には、ラテン気質のピアニスト、モンティ・アレキサンダーが私のお気に入り
なんですけど♪

そこで、サヴォイ・タンゴなんてカクテルをオーダーできたら、上出来！

　※　サヴォイ・タンゴは、リンゴのブランデー、カルヴァドスとスロージンの
　　　カクテルです。

Speak Low

朝晩は涼しく、やっと秋めいてきましたね。
今回は、物思う秋にふさわしい、時のうつろいやすさ、恋のはかなさを、
美しいメロディにのせた曲をご紹介しましょう。


「愛を語るときには　そっと静かに
　私達の夏の日は　すぐに去っていく　あまりにも早く
　愛を語るときは　小声で
　私達の時間は　漂う船のように流れ去り
　あっという間に　私達は押し流されてしまう

　ねぇあなた　愛を語るときはそっと静かに
　恋の火花は　すぐ闇の中に　すぐに
　たとえどこに行こうとも　こう感じるの
　明日はあそこにあると思えば　もうここに来ていて
　いつもすぐに過ぎ去ってしまう

　時代はすぐに古びてしまい　恋はあまりにも短い
　愛は純金　そして時間はそれを盗む泥棒

　ねえあなた　私達は流れ去る時間に遅れているわ
　カーテンが閉まり　すべてがすぐに終わる　すぐに
　いとしいあなた　私はあなたを待っているの
　だから　私にそっと語りかけて
　愛をささやいて　すぐに　」


若い頃は、自分が年老いておばさん（おじさん）になるなんて、想像も出来ないし
そんなこと考えもしない。
まして、素敵な恋人が、ハゲたりお腹ぽっこりの中年になるなんて信じられない。
この弾む想いが、やがて色褪せていくことも認めたくない。
でも、時は確実に流れて、輝く夏の太陽は弱々しい冬の日差しに近づいてゆく。

この歌は、そんな非情な時の流れを知っている大人の恋の歌です。
今なら、まだ輝きを放っている自分を良く知っていて、やがて容色の衰える自分を
認めてもいるのね。
だから、はやく恋を成就させて、そっと愛を語って…と、求めているの。
若い人がせっかちに恋を求めているのとは、わけが違う。
若い頃なら、大声で「愛してる～」って叫んでほしいものね。


大人な歌ならやっぱりこの人、カーメン・マクレェ。
確か、サリナ・ジョーンズがボサノヴァにアレンジして歌っていたような記憶があるの
だけれど、手元に音源が無いので…　（もし、間違えていたら、後日訂正します）

この曲は、歌詞の関係でメロディーフェイク（メロディーを自分なりに変えること）
が難しく、インストゥルメンタルに名演が多いですね。
ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、マッコイ・タイナー…　と、バップの名手
がズラリ。


我が恋の来し方行く末に想いを巡らせながら、じっくりと聴いて下さい。
ブランデーにホワイト・ミントをシェークしたカクテル、スティンガーなんていかが？
あなたが大人なら、心にちくりと刺さるトゲ（stinger）のひとつやふたつ、ね。

Ｆｌｙ Ｍｅ Ｔｏ Ｔｈｅ Ｍｏｏｎ

空気の澄んだ秋は、都会でも星や月がきれい。
まもなく中秋の名月ですね。
今回は月にちなんだ、とってもロマンティックな曲をご紹介しましょう。

「月まで飛んで　星々の間であそばせてちょうだい
　木星や火星の春が　どんなのか　私に見せて
　それはね　言い換えれば　私の手を取って　キスして
　ということなのよ　あなた

　私の心を　歌でいっぱいにして　
　そしていつまでも　私を歌わせてちょうだい
　あなたは　ずっと私が求めてきた　敬愛し礼賛するもののすべてなの
　それはね　言い換えれば　ずっと変わらずにいて　ということ
　つまり　私はあなたを愛している　ということなの　」


「手を握ってキスして」とずばり迫るのではなく、とっても素敵な愛の告白の
仕方を歌っています。
こんなふうに無邪気な少女のように迫られたら、たいていのオトコはいちころ。
もちろん、シチュエーションは選びましょうね。

この曲、'54年に発表された時は「In other words」（言い換えれば）という
タイトルだったのが、「Fly me to the moon」に改題してヒットしました。
元はワルツで書かれていますが、ヒットしたのは、当時流行の先端のリズムだった
ボサ・ノヴァにアレンジしたもの。
現在では、様々なリズムアレンジで歌われています。

自在なリズムで聴かせてくれるのは、アニタ・オディ。
ボサ・ノヴァなら、もちろんこの人アストラッド・ジルベルト。
シャイな少年の匂いを漂わせた日本人シンガーのＴＯＫＵの歌なら、オバサマファン
はたまらないでしょうね。（ＴＯＫＵは、トランペット＆フリューゲル・ホーンの奏者
としても素晴らしい才能の持ち主です）


この曲は、ぜひ、恋人と美しい夜空を眺めながら聴いてほしいですね。
夜空の見えるバー・ラウンジで、その名も「ムーン・イン・ナイト」なんてカクテル
はいかが？

　※「ムーン・イン・ナイト」は、ホワイトラムとコアントローとレモンジュースの
　　　カクテルです。