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父のお骨

2008-10-03 22:02:03 | 日記
お墓に父のお骨をもっていくことになる。

どこにしようと話題になった。

私は自分が持って帰りたいと思った。

父が立派なお墓に入るのはいい。
でもそこは冷たい土の中、雨もかかれば風化していって
しまうところへいき、一年に一回かみんなが会いに
行くくらいしかできないところへ持っていくのだ。

私が死んで、母も死んで。そうしたら私のあずかっている
父のお骨も、母のも。妹が処分すればいい。

私は九州の父の実家の大きなお墓にも入らなくていいし
父を入れたいとも思わない。

そこが父の望みかもしれないけど。

ずっと私の側におきたいな。

父のお骨は、火葬場でもっともっとたくさんあった。
こんな小さい箱には入りきれない大きさがあった。

処分されるのだと聞いた。
泣きそうになる。

だまって一部分捨てられるくらいならとひろって
カバンにそっと紙に包んで持って帰った。

やかれたすぐの骨はとても熱くて驚いた。

軽くなった骨をずっと袋にいれて持っていたら
別々にしてはいけないのだと諭され。
小さな箱に一緒にしまった。

今も実家にある父のお骨。
ずっとそこでいいのに。

浄土真宗はお墓はいらない宗教だって。
それならいいのだ。

自由で。
一緒にいたい人が持っていていいのだって。

何もかも私はルールってものからはずれた行動をとるよなって
思う。

常識は必要だし、モラルもあるべき。

でも心の中でお化けでもでてきてほしいって望む
私や母の気持ちはいつも涙にぬれてる。

父という優しい生きる希望はゆっくりといなくなって
しまった。

父を思い。もっと一緒にいたかった母の寂しさを思えば
私の思いは贅沢。

でも。
父が大好きなのだから。
いなくなった今も。

父がいたこと、父がしてくれたことが思い出されて。

やさしい父に会いたいが今の望み。

家族しかわからない痛みなのかも。
emirinさんも心まだ痛いままですよね。

いつもありがとう。

いつまでも立ち直れない自分も認めてます。

でも心がそう簡単に立ち直れない。
それが私で、私の家族だと思ってます。

父を思いながらゆっくり残りを生きていきます。