父の涙

私は金曜に絶対今週土曜の先生からのお話が
あるときにきてくれという願いから。

病院へつきそった。

事前に母からもう父はだめだよって聞かされた。

初に私の前で、泣き出した私をせめながら母が泣いた。

いつもあなたが先に泣き出すから私は泣けない。
妹にも良く言われたなぁ。

母にごめんとあやまりながらも。
私はとってもさびしくなり。

どうなぐさめていいかわからなくなった。

父は再発して再入院してそのままだった。

病院の先生は、さらに厳しいことしかいわない。
父から笑顔は消えて答える気力もないのが見て
わかった。

治療は通常のものが効果なく、さらに病状だけ進行
しているから、髪の毛が抜ける強いお薬へ変えるのだ。

それは誰かみても末期の患者への治療で、こばむことも
可能だと。

日々進行していくのをせめて最後の治療方法でとめて
欲しい。

病室へ戻り、私の心配をしてくれる父が、早いうちだ
気がつくのが遅いとどうしようもないと言って、母が
もっと早く気がついてあげていればと言った瞬間
父が泣いた・・・

私も母も父も泣いた。

せめて残りの時間。
父と母がゆっくりすごせますように。

私にはできることはなく鶴も間に合わない。

いいたいこと、全部言おう。
父が話せる間に。

願わくば、苦しまないで欲しい。
それだけだって思っている。

明日は病院へ

久しぶりに実家からのメール。
明日はのんびりでなく絶対朝はやくきて！！

妹のメールには悲痛な訴え。

仕事がばたばたしていたりでなかなか実家を構っていなく。

父のたっての希望で、明日の診察の立会いを頼まれた。

父は入院したまま。

これからの話らしいけど。

ちょっと怖い。

父がどうしてもっていうのも始めてだから。

私はこのどたばたな時期に親会社への転属が内定し
7/1からは支店へ配属される。

引継ぎや、自分の準備もどたばたしているから
考える時間が少ないのも助かってはいた。

私は目をつぶるわけにはいかないけど。
いずれくるお別れがどうなるのか。

ちょっとどころでなく心配。

大好きな人に去られる悲しみをどう受け止めるのかは
私にはきつい。

emirinさん、命日。何年たっても辛い気持ちに
かわりなくに感じました。

これからくるどんなことにも前向きに頑張ります。

父の病気

その後、来週入院予定が火曜に入院したと連絡があった。

一週間間違えてたかなぁって思っていたら。違った。

元々できていた胃の上部のつなぎめの癌は今皮膚側にも
出てくる勢いで大きくなり、つかえているみたい。

食事が入らない事、おできのように表面に露出してきている
ものにおどろき、受診したら、即入院だったみたい。

母も結構弱気で色々言ってくる。

私もずっと聞いているけど。どうしてあげようもない状態で。

たった一つの食事をとりたい願いも今は無理。

たくさん母が作っても入らない。温泉に・・そんなことがもう
今は無理で、本人が体力がないことを理由に結局とりやめに。

父は日々やせ細っていくみたいで。
ただ救いは痛みがないみたい。

これからが不安定なだけに。病人もきついけどまわりも病んで
しまうのが、癌患者のいる家庭かもなぁと思った。

私も二週間の薬をさぼりはじめているから。
胃薬で治る状態の時に。

ちゃんと病院にいこうかなぁ。

未来ってわからないから不透明でいいって時と
わかりたいって思うほど不安な時があるなって。

楽しい未来がたくさん待っているといいのに。