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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『小さな村の小さなダンサー』 (2009) / オーストラリア

2010-08-03 | 洋画(た行)



原題: MAO'S LAST DANCER





監督 : ブルース・ベレスフォード





脚本 : ジャン・サーディ





出演 : ツァオ・チー 、 ブルース・グリーンウッド 、 アマンダ・シュル 、 カイル・マクラクラン 、 ジョアン・チェン





試写会場 : 一ツ橋ホール





公式サイトはこちら。











<Story>






中国の小さな村で、貧しいけれども両親の愛を受けて幸せに暮らしていた11歳のリー少年(ホアン・ウェンビン)。


毛沢東文化政策による英才教育で、突然北京舞踏学校の研修生に選ばれるが、お母さんと別れたくないと心細く泣いてしまう毎日。





しかし、心からバレエを愛する先生の教えをうけて以来、率先して練習に明け暮れる15歳のリー(ツァオ・チー)。


毛沢東の文化大革命、そして江青の失脚、そんな激しい時代に育ったリーにとっては、はじめてのアメリカ留学は、驚きの毎日だった。


大統領を批判することもでき、自分の主張を話せる世界があることさえ彼は知らなかったのだ。





[ 2010年8月下旬公開 ]





小さな村の小さなダンサー - goo 映画


小さな村の小さなダンサー - goo 映画

















<感想>





実はオーストラリア制作だったこの映画。


というのも、この話のモデルとなったリー・ツンシン(中国語のサイトです)は、現在オーストラリア在住で、


オーストラリアでベストセラーとなった自伝を映画化したから。


そしてそれを演じるのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパルであるツァオ・チーなので、これはバレエシーンそのものにも十分期待できそうです。








実話ということで、検索をかけるとわかってしまうのですが、


国の体面と自分の希望との板挟みになるということですね。


社会主義国家は、自由な表現を求めて国外へ行く人にとっては、まだまだ制約が厳しいですから、


このテーマはこれからも続いていくでしょう。


自由ではないから・・・ ということで海外に行かれては、国のメンツが立たない訳です。


そして文革に置いては、まず革命的なのかどうかということが評価の中心になりますから、


そこから外れたものは不満分子ということになってしまいます。


「バレエに銃がない、どうしたんだ?」と言われても、


そんなものは似あいっこないだろうに・・・ と、ずいぶんな無理難題を要求しています。


しかしながらバレエのしなやかさと、革命の固さというものがマッチする訳もなく。


そしてアメリカ留学をきっかけとしたリーは決断をします。








貧しい農村から生まれた天才ダンサーですが、その陰には様々な苦難がありました。


それは本人だけではなく、望まずして周囲も巻き込んでしまうものです。


家族と裂かれる苦しみは、残される方の家族も同じことだし、


まして政治的に糾弾されればなおさらだったかと。


ですが、やはり最後は家族を想う心が彼を支持していたし、


その想いに彼も十分応えて活躍をして今がある。


複雑な背景のもと、運にも恵まれて花開く喜びを感じることができた作品です。














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今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点





この時、真後に座った女子2名が私語がうるさくてね・・・


しかも何故か関西弁。


それでクライマックスが削がれたかも。 いい話なのに、


超迷惑。。。










































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