原題: SAFE HOUSE
監督: ダニエル・エスピノーサ
出演: デンゼル・ワシントン 、ライアン・レイノルズ 、ヴェラ・ファーミガ
試写会場: よみうりホール
公式サイトはこちら。(2012年9月7日公開)
映画レビューサイト・cocoさんのご招待で行って来ました。いつもありがとうございます。
ストーリー:36か国で指名手配中の元CIAの腕利きエージェントであるトビン(デンゼル・ワシントン)は、南アフリカのCIAのアジトに連れてこられる。彼が身柄を拘束されるやいなや、鉄壁の守りを誇るはずの隠れ家が何者かの攻撃を受ける。アジトの管理責任者である新人のマット(ライアン・レイノルズ)は、何とかトビンを連れて敵から逃れるが……。(シネマトゥデイより)
元やり手のCIAエージェントで、今は各機関の秘密が入ったマイクロチップを所持しているために追われる身となっているデンゼル・ワシントンと、新米エージェントの椅子を密かに狙うライアン・レイノルズとのやり取りがメインの本作。
原題の"Safe House"とは文字通り「隠れ家」で、例えば世間に知られずに密かに接触する時などに使うようだ。 本作ではCIAが容疑者として尋問する際に、他者から攻撃される恐れがあるので隔離して行うために用意するのだが、ここの管理人がマット。
映画はここが襲撃されて展開していくが、どう考えてもあれだけ激しい攻撃を受けて2人が逃げおおせるとも思えないのである。 しかも1人はほぼ素人のマット。 話としてつなげるフラグなんですよね。
(ここの時点で早くも現実離れした雰囲気が漂ってくるのですが・・・)
CIAに内通者がいるからこそトビンが移動した場所がバレバレになっているのに、そこに気が付くのが遅すぎる。トビンはベテラン元エージェント+心理操作のプロなのだからその位は早々に気がついてもおかしくないのですけど・・・
そして誰が内通しているかというのも、大方2名しか怪しそうな人物がいないうえに、やたらと褒め称え誘導を図ろうとしている訳で、もうこれも早々にわかる。
邦題「デンジャラス・ラン」、確かにデンジャラスなシーンはありますが、本質はそこではなくあくまでも原題の"Safe House"にある訳で、セーフと謳っていても隙を見せられない矛盾などがもっと描かれてほしかった。
劇中、あるセリフがポイントとなって敵味方を見分けるというのがあるが、この使われ方がベタ過ぎてしまって身も蓋もない。どうせ使うのならもっと洒落が利いた使い方じゃないととも思う。
そしてトビンは人心掌握のプロとのことだったが、ではさて一体どこがどうプロなのかという見せどころがほぼ皆無だったような気がする。 いつの間にか人々が彼に心を許してしまうことがその証明だとしたらあまりにも主観的過ぎる。 そういう触れ込みならもっと肝心な場面で心理戦等でいくらでも使いようがあったはず。
確かにアクションは派手だが、ラストの予測がついてしまう。 透けて見えるのが緊張感に欠ける原因なのかもしれない。
そしてところどころ理由のない絡み、例えば最後のセーフハウスの管理人が襲った理由などもわからずに進んでいくのが却って物語を雑に見せてしまっている。 これは脚本の問題なのだろうけど。
ライアンは戸惑いながら任務を果たすトビン役を理解している。 役も実際もベテランとしてのデンゼルとの絡みが見せ所なので、そこを期待する人ならよいのでは?
★★ 2/5点
そこまで言わなくてもーとまっつあんにいいつつ
roseさんも2.5笑
わたしもダメですこれ。
ありきたりすぎ。今更こんなハナシって感じー。
もう忘れちゃったし 笑
アクションはちゃんとやっているのに骨組みがしっかりしてないって感じなんですよね。