パリには焼き栗の屋台があって、それをつまみながら白ワインをやるととても良いそうです。大好きな開高健のエッセーにも書いてあったので昨年試してみました。本場の焼き方が分からないため爆発防止の切れ目を入れてオーブントースターで焼いてみました。実際とても美味いものでしたが、白ワインにすこぶる合うかどうかは判断できませんでした。その後エッセーを読み返し何となく分かったような気がしましたが、この食べ方はパリの季節感溢れる風物詩のようなのです。晩秋冷たい風が吹き始める頃、湯気の立つ屋台から熱々の焼き栗を買い歩きながら食べる。あるいはキャフェで名も知れぬ地酒の白を飲みながら食べる。焼き栗は秋の終わり冬の到来を告げる季節感溢れる食べ物でした。今年は栗も豊作で、我が家の軒下にも大量の栗が干してあります。普通は茹でて食べるのですが今年もいくつか焼いて食べてみようと思います。まだ行った事がないフランスに思いを馳せるため、シャンソンのBGMに開高健の本を開き、もちろん名も知れぬ白ワインを傍らに。
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