ブルターニュ地方独特の宗教建築、聖堂囲い地。
16世紀ごろの建築で、
周囲を壁で覆われ、入り口には凱旋門。
日本ではお寺とお墓はあたりまえの光景だけど、
フランスでは教会と墓地は離れて作られているのがほとんど。
しかし、ここでは教会のそばに納骨堂やお墓が作られたのだそう。
特徴のひとつ、
カルヴェール (le calvaire)と呼ばれる塔。
キリストの受難を物語る塔。
キリストの生涯が繰り広げられている。
特に、ここギミリオーでは、
200体もの像が彫られている。
建物の外観は質素だけど、
中は目を見張る世界が広がっている。
バロッック様式の見事な木彫の洗礼堂。
これまた見事な彫刻の大きなオルガン。
きらびやかに祀られた聖人たち
キリストの手をひく Saint.Joseph の祭壇画
自分の首を持っているのは、 聖サン・ドニかな。
ちょっと目線を変えると、
梁の文様、
そして、教会入り口のポーチの足元の装飾も、
ケルトの文様と似ているような。
脱エジプトの像。
こういう人間臭さがあるから、
ブルターニュの教会は、威圧感を感じさせない。